転生した閻魔様、正体を隠して高校生になる。

たい焼きの餡

4:平穏な生活終了通知

テストは手加減すればどうにかなるんだが、一番地獄なのは体育の授業だな。

球技では、少し手加減間違えると殺人鬼になりかねないし、陸上では息が切れている演技をしなければならない。

だが、もっとも最悪なのが水泳だ。あれは中二の頃だったっけな。俺男なのに男に襲われそうになったんだよ。思い出すと吐き気しかしない。あの事件のおかげで、地球では神力がフェロモンに変換され、また、肌から放出されることがわかったんだが。マスク、メガネ、長袖の制服で目線が減る気がしたのも間違えではなかったわけだ。もう二度とあんな経験はしたくない。

お昼ご飯?中学までは誰もいない場所を探して食べていたが、友達ができた今では、マスクを少し浮かせて瞬間的に食べ物を下から滑り込ませるかんじで食べている。

オタ友二人には口の中にま、魔物が封印されているんだ!!と言ったら、あぁ、14歳特有の病ねとか言ってそれ以来は触れらてこなかった。

体育の授業は大変だが、友達もいるし、まぁ、そこそこ俺なりに高校生活エンジョイできていたわけだ。それまでは。


それまでは?
そう、なんと今日からこの学校に転校してきて今黒板の前で話している女、俺の前世の眷族なんだよな。

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