ゲーマーに恋は早かった。

じん

恋愛の始まりは早かった。

馴染んだ扉の開く音がする。
独特な空気感、親しんだ場所。
ここはゲームショップJOY、俺はいつも通りバイトで疲れた体を使ってここにきた今日は何を買おうか、ゲームのコーナーを徘徊していると、肩がぶつかる、


どうも、逢沢優です。
女のような名前だとかたまに言われますが男です。
私は仕事をしてゲームを買って遊び倒す。そんな生活に幸せを感じています。いや感じていました
「スミません!大丈夫ですか?」
可愛い女の人の声がする。顔を覗くとマスクをしているためわからないが目を見るとわかる。絶対可愛い。
だが俺は大人だ。こんな些細なことでドキッ、としたりしない。
「全然大丈夫です。そちらこそ大丈夫ですか?」
まるで社会のお手本のような丁寧な返し方だ。
女の人と結構近い距離にいたが相手はこちらの顔を見て少し離れていった頰を見ると少し赤い。
女の人はそれをごまかすためか俺が落としてしまったゲームの入ったバスケットを見て、
「そのゲームのシリーズ、面白いですよねっ!その独特な世界観とかヒロインのツンデレとか!ほかにも、、、」
女の人が語り始めてしまって長引きそうだったので、
「そうなんですよね。自分が初めてこのゲームプレイした時は感動しましたよ。」
と話を一旦くぎる。そしたら相手は
「あなたとは仲良くなれそうです」
と微笑んだ。
「私の名前は工藤梨絵です。お兄さんはよくここに来られるんですか?」
そんなことを言っている。お兄さんだなんてヤダ、いい子じゃない!。ゴホン取り乱してしまいそうだ。
「僕は逢沢優です。優ってよんでください。自分はよくここにきますよ、ここは何処と無く雰囲気が好きですから」
そう返すと工藤さんはうなづいて
「そうなんですか、私はここは初めてなんですけど私もいい雰囲気だとおもいましたよ」
そうか、だから初めて見る顔だったのか、そんなことを思いながらチラッと腕時計を見る。もうこんな時間だ、もうすぐイベントが始まってしまう。なので
「そうですね、私はこれを買うだけですけど工藤さんは?」
そう尋ねると工藤さんは
「今日は散歩がてら雰囲気良さそうなゲームショップがあったので寄って見ただけなんです」
といった。
自分は急いでいるので
「そうなんですか、あっ、もう時間がっ、すみません自分はもう時間なので急がせてもらいますね」
というと
「そうだったんですか止めてしたいすみませんね。私もそろそろ帰ろうかな、今日はごめんなさいね」
といった。自分はそのままレジにに向かいゲームを購入して帰る。家に着くとふとそういえば女の人と話すのは結構久しぶりだなー、なんて思いながら買ったゲームを起動する。ああゲーム、楽しみだ

コメント

  • じん

    初投稿です。誤字脱字、お見苦しいところもたくさんありますがそこは暖かくご指摘ください

    0
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