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双子の大神

緋想山 黒乃

序章 白髪の少女

「お爺様にお礼云ってないの。母さんが何処かへ連れて行かれて仕舞ってから、お爺様に育てて貰ったの。私達、三人は。」
そう云えば子供は三人居たな、と思ったが、三人の内二人は黒髪だった。
「では、あの白髪の少女もお前と血縁関係なのか?」
「血縁関係?」
嗚呼、未だ知らないか、と感じながら漆は説明をした。説明を聞いて判ったのか質問に答え始めた。
「あの子は白霊しらたまっていうの。血は繋がって無いわ。だけどあの子も家族らしい人、近くに居なかったからお爺様が連れて来たのよ。」
棄て子か、可哀想に、そう返すと黒乃は、違う、と答えた。
「違う、とは如何いう事だ。」
少し間がいたと思うと、恐い顔をした黒乃が答えた。
「此の村は、『人喰い村』なの。」

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