これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第10章 第298話 発作?

第10章 第298話 発作?



転移の準備をする、魔法陣を設置、転移優先順位に整列させ、蜘蛛との戦闘中に。

「では、最初に子供と高齢者を転移、次に女性や病人、怪我人、非戦闘員、最後に冒険者を転移させます」

冒険者に、俺らも戦うとか言う方が居ましたが、ロンが黒龍になり、アルティメットドラゴン、神龍シェンロンになり、『我等の体に傷つけられる冒険者のみ参加を許そう』と言うと、誰も残らなかった。

(転移先の)迅速な対応により、転移はスムーズに終了。

規格外ノン・スタンダード』vs.蜘蛛
ゼロックスさん達は、立会人。見てるだけ。

「予想では、後最低400万の蜘蛛が居る。今度は、時間をかけず、殲滅する」
「僕も参戦するよ」
アバターを各地点に転移、蜘蛛の殲滅が、始まる。

『フレアストーム』…灼熱の嵐が蜘蛛を飲み込む、手加減無し。灰も残らない。

一気に蜘蛛を減らしたので、蜘蛛の発生源の特定が出来た。
が、蜘蛛が生まれでてくる側から余熱で絶命していく。魔素が溜まる事も無い。

「ショウリ、お前なぁ…。」
バカデさんが呆れる

『ブリザード』…極寒の嵐。高温のフィールドに極寒の嵐…、水蒸気爆発が起きる

 ドッカァァァァァーーーン

「ショウリ、お前なぁ…。」
バカデさんが呆れる

「これで、冷めたね」
「ショウリ様、そういう問題では無いと思いますが…。」
シーレンも呆れ顔。

地形が変わった…、焼け野原。やり過ぎた。(--;) 地形は後から元に戻そう

地中に違和感、地中から糸が僕の結界に繋がっていた。僕の結界から魔力を吸収していた。

「蜘蛛が多かったから、気づかなかったよ。神の蜘蛛アランカブトゥーは、僕の結界から魔力を、吸収していた様だ。」

その隠れた糸を切る。

地面から蜘蛛が出てきた、卵を産み始めた。
今度は、地形を変えないように攻撃。

『ウィンドカッター』…風の刃
風の刃が届く前に繭?糸の壁…『魔法霧散マジウザ』魔力を吸収された。

「あらら?」

手加減した魔法攻撃は吸収される?
いや、100万は守れなくても数百なら、糸の壁が作れる?


「『魔法霧散マジウザ』って、マジでウザい」

「ショウリさんもそう思われて居たのですよ」
ヘッド=ホーンが、ぼそりと呟く
聞こえてますよ…、耳、良いから(--;)

「ん~、遠距離魔法が使えない、物理攻撃は糸に細心の注意が要るね」

アバターは、収納ストレージから、神石の刀を出す。

『テレポート』『縮地』『乱れ斬り』『テレポート』で、1つづつ減らしていった。

数が減ると守りが固くなる…


残り約100×8ヶ所 800位まで減らせた
「卵や繭、成体に近づけなくなった、あと少しなんだけど…。」

ズキン 「つっ」僕は頭を殴られた様な痛みを感じた

ズキン 「くっ」頭を押さえ、方膝を付く
アバターも同様

「どうしたの?ショウリ」
「どうされました?旦那様」
この痛みは…、まさか?こんな時に…、

ズキン 「ぐっ」
アバターを消した

「大丈夫?ショウリ」
「大丈夫ですか? 旦那様!」
「病気だと…いうことを…忘れて…いたよ」
頭の痛みで言葉が途切れ途切れ
意識を保てなくなってきた
「ご ごめん」バタン
僕は、意識を失う


「ショウリー!」「ショウリ様!」「旦那様!」…



僕は、目を開けた
「ショウリ様!」「ショウリさん」「旦那様」「ショウリ」
「僕は、どれくらい…倒れてた?」
「7日です。7日意識不明でした」
「大丈夫ですか?」
みんな泣いていた
エスプリもエナもシーレンもスイレンもまゆもルージュもミーゼもオリメも

「大丈夫じゃないみたい」
まだ頭の痛みはある
「僕は、余りに元気だったから、自分が病気だということを忘れていたよ。今回のは発作だ。まさか、このタイミングで襲われるとは思わなかった。この体で発作が起きるとは…」
「心配したんだから」
「心配しました、目を覚まさなかったらと」
「信じてましたデスワ、必ず目を覚ますと」
「ここはどこ?」
移動式城キャンピング・キャッスルではない、オリガミ家の一室でもなさそう。

「ここは、スポーツアイランドです」
「スポーツアイランド? 蜘蛛はどうなった? グランドランの町は?」
目を閉じたまま聞いた、まだ頭が痛かったから
頭痛のせいか?魔法も上手く使えない『状態異常回復アヌマリディタ・レフェクティー』を使おうとしても発動しない

暫く答えが返ってこなかった

まゆが答えた
「ショウリ様が、倒れて結界が消えました。」
「だろうね」
「蜘蛛の大群が繭の中で時を待っていたのです。」
「こちらは、ショウリ様が倒れたことに動揺していて思うような反撃が出来ませんでした。」
「それで」
「数ヵ所で遠距離魔法で撃退を試みましたが、それを吸収され、爆発的に蜘蛛が発生、グランドランを離れる事を余儀無く…」
言葉に詰まるまゆ

「怪我人は?」
「居ません、誰も怪我も死人も出てません」
ミーゼが答えた。

「町は、取り返せる、命はそうはいかない、良かった」
すすり泣く声が聞こえる

「もう少し、休ませてくれ」
僕はまた眠った

夢にイヴが出てきた
泣いていた、頭を撫でた
「ごめんよ、心配させて」
僕は、こっちに来て初めて夢を見た

イヴは、僕の胸で泣いた

ベッドの中の僕は涙を流した
町を守れなかった、みんなに心配させた事に




残り1698日(4月3日)



平行執筆の難しさに戸惑っている作者。
第一回コンテスト用に『【嫌われ体質】自覚したら最強?かも』を先行投稿(規定文字数にするため)

投稿ペースが落ちたことを、謝罪します。
申し訳ございません。m(_ _)m

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