これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第9章 第288話 ハウスが進化?

第9章 冒険者のロマン、地下迷宮ダンジョン
第288話 ハウスが進化?


前回のあらすじ。
移住のための面接が、各地で、行われた。
順調に商隊は進み、マルチアーノに着いた。。



ノルーナラ・ノムーナさん商人たちは、商人ギルドに、護衛完了報告をするため、『ゴニンジャ』達は、冒険者ギルドへ、僕らも冒険者ギルドへ、向かう。

金文字の『規格外ノン・スタンダード』の入った馬車、とても目立ちます。

ざわざわ ガヤガヤ

「どこかの貴族?」「『ゴニンジャ』が護衛か?」 「『規格外ノン・スタンダード』なんて、貴族いたか?」「ツインダッグヘッドキャメルだよな?」
等聞こえてきます。


僕の横を歩く、モナカさんが
「中を見たら、もっと驚くのにね」
「モカもそう思う。」
笑う。 かわいい。
何故か、二人は、僕の両隣。

最終宿泊地点で、シッター…動くイスの名前を『ハウス』に変えていた。
車イスを使うことがなく、ほぼ移動式家キャンピング・ハウスだったから。


検問から中央通りを直進すると、セーブポイント、誰かの銅像、タスク・マルチ=専 務 爵クロブレソルカレンダス=アーノ・ソーノ卿だと言う。
中々のイケメン…本当にこんな人なのか怪しいが。


その銅像を左に行けば、商人ギルドに、右に行けば、冒険者ギルドへ行く。僕らはまず、セーブをすることにした。

セーブポイントに近づくと、移動式城キャンピング・キャッスルが、光だした。


ハウス…動くイスが、動く城へ進化した。
ハウスの動く城(--;)


「進化した?」「驚きました、動くイスが、動く城になっちゃいました。」
 キャッスルから、エスプリ、エナ、シーレン、スイレン、まゆ、ミーゼ、ルージュ
ロン、ライト、デューク、スキマ、カオル、ミホ、フレイ、バカデさん
ゼロックスさん、ホーンさん、エルさん、ゾウダさん、くも爺さん
ダミエナ、オリエナ、ミスミネーター、オリミネーター、ダイミネーターが、出てきた。

「…「なんですとぉーー!」…」回りの市民、冒険者達が同調シンクロした

「ショウリ様、何かありました? キャッスルが光りましたが」
「うん、ハウス(動くイス)が、動く城へ進化した。」
「ショウリ、お前なぁ…」
「ほっほっほっ、進化したとな、珍しいのう」
「はははっ、流石ショウリだ」


セーブすると、ダミエナ、オリエナ、ミスミネーター、オリミネーター、ダイミネーターもレベルが、上がった。
ダミエナ、オリエナが、『メイド』のスキルを獲得。
ミスミネーター、オリミネーター、ダイミネーターが、『執事』のスキルを獲得した。


『ゴニンジャ』達も、レベルが、上がった。
本人たちも驚いていた、4もレベルが、上がったから。
「まさか、レベルが、4も上がるとは思いもしなかったわ」
「(うん)モカもそう思う。」

ロン、ルージュもレベルが、上がった。


奥様方は、スキル『ソング』『演奏』を習得、スキルレベルも上がっていた。


ゼロックスさん、バカデさん、ゾウダさんは、『ゴルフ』のスキル習得していた。
職業が、ゴルファーでなくても獲得できることが、証明された。


◆冒険者ギルド◆
カランコロン♪

『ゴニンジャ』が、先に入ったので、視線は、そちらに。

僕らは、掲示板のチェック。

地下迷宮ダンジョン挑戦者募集中
『白の虎』『赤の鳥』『黒の亀』

*遺跡、調査隊募集中
『罠の遺跡』

・水魔法が使える方募集中。
・ビッグスパイダーバン発生中、注意!
蟹暴走祭カニイバル発生中、注意。

『白の虎』『赤の鳥』『黒の亀』
白虎、朱雀、玄武? 四神獣?
『罠の遺跡』って、青龍?

カウンターで、聞いてみる。
「あの~『白の虎』『赤の鳥』『黒の亀』って、何故そんな風に呼ばれているのですか?」
「こちらは、初めてですか?」
「はい、さっきマルチアーノに着きました。」

「あっ、いいよ。セララ、ショウリさんですよね?」
「はい、そうです。」
「私は、冒険者ギルドマルチアーノ支部副マスターのコシ=カイシュウと言います。ギルドマスター室の方へよろしいでしょうか?」

セララと言う、受け付けさんは、驚いていた。
コシ=カイシュウさんの案内で、ギルドマスター室へ行く。
ギルドマスター室にはペッパーさんとホーンさんが、居た。

ソファーに座るように言われたが、ペッパーさんとホーンさんが、座っているソファーが狭そうだったので、ポーチから、パイプイスを出して、座った。
ペッパーさんとホーンさんが、呆れ、コシ=カイシュウさんともう一人の男性が驚いた。


「収納魔道具ですか? 凄いですね、私は、冒険者ギルドマルチアーノ支部マスターのサイシュ=インセクトと言います。」
「ショウリです。僕に何か?」

「ショウリさん、クラブ『規格外ノン・スタンダード』へ、指名依頼をお願いしたい。『罠の遺跡』の調査を、引き受けてもらえませんか?」
「いきなりですね」
「こちらの『ゴニンジャ』リーダーレッド・ペッパーさんと、本部の副マスターヘッド=ホーンさんの推薦です。」

「詳しく話を聞かせて下さい。『白の虎』『赤の鳥』『黒の亀』と言われる地下迷宮ダンジョンの事も」

「この町、マルチアーノには、元々2つの地下迷宮ダンジョン『黒の亀』と『赤の鳥』が、ありました。『黒の亀』と呼ばれるのは、地下迷宮ダンジョン全体が黒い壁で、第10層のフロアボスが、亀の魔物ツインヘッドロックタートルだったから、『赤の鳥』と呼ばれるのは、赤い壁の地下迷宮ダンジョンで、第10層のフロアボスが、グリフォンだったから。です。」
「10年ほど前に『白の虎』の地下迷宮ダンジョンが、発見されました。 白い壁の地下迷宮ダンジョンで、第10層のフロアボスが、ビッグタイガーでした。」

「その地下迷宮ダンジョンは、攻略されてますか?」
「まだ、『黒の亀』『赤の鳥』で、第17層、『白の虎』で第15層までしか行けてません。理由は、この町が砂漠の町で、地下も熱い、下に行けば行くほど魔物も強くなります。食料が尽きてしまいます。」

「もしかして、新しく発見された『罠の遺跡』って、壁が青くありませんか?」
「よくご存じで、そうです。青いです。」
「そこは、第10層まで行かれましたか?」
「いいえ、『罠の遺跡』は、その名の通り罠が多く、探索系、感知系、罠解除のスキルが無いと厳しい地下迷宮ダンジョンなんで、まだ第8層までです。」
「恐らく、第10層のフロアボスは、ドラゴン系のボスだと思います。」

「「「「なんですとぉー!」」」」

「何故、そんな事が解るのですか?」

「そうですね、…。」
「僕は、マルチアーノに初めて来ましたが、ボーリアこっちが、『黒の亀』、テテリアこっちが、『白の虎』、ノーリヤあっちが、『赤の鳥』、そして『罠の遺跡』が、ナナトリこっちではないですか?」
指を差し地下迷宮ダンジョンの方向を言った。【神力拡散】で、4つの地下迷宮ダンジョンの場所は解るが、名前はまだ知らない。

「なっ! 何で解るのですか? その通りです。」
ペッパーさんも『罠の遺跡』の場所は知らなかった。

 
「僕の知識に、『東に青龍、北に玄武、南に朱雀、西に白虎』と言うものがあり、北はボーリア、玄武とは亀の神獣、南とはノーリヤ、朱雀とは鳳凰…鳥の神獣、西とはテテリア、白虎とは虎の神獣、東とはナナトリ、青龍とは、龍の神獣を表した物です。」
「玄武は黒、朱雀は赤、白虎は白、だから、青龍は青だと思ったもので…。」

「ショウリさん、あなたは何者ですか?」
「ショウリ、なら最深部には神獣が居るのか?」
「ショウリさん、そんな知識を何処で?」
インセクトさん、ペッパーさん、ホーンさん、三者三様の質問をする。




残り1710日(3月21日)




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