これって?ゲーム?異世界?
第7章 第243話 やっぱり?(3)
第7章 マスター権限
第243話 やっぱり?(3)
前回のあらすじ。
エナ、シーレン、スイレンに光属性を付与した、エナ、シーレンの副職に女医を就け、スイレンには、完璧教師を就けた。
『神の食卓』『精霊王の食卓』『妖精の館』に保冷庫を造った。
次は、いよいよ本題、スポーツ施設の設置、建設。
「スポーツ施設の設置、建設をします、出店出しません?」
「ショウリさん、本当に孤児院に行きませんか? 横道に反れ過ぎでは無いですか?」
デルナルドさんに怒られた。
僕らは、サッカー場建設予定地、『ノーマネの園』側の空き地に来た。
荒れ地、草木が生え、岩や石もゴロゴロ。
【神力拡散】整地に障害になる特別なものは無い。
「木は、材木に出来るね、雑草の代わりに芝生を岩や石も地中に埋めれば、問題無し。」
「エナ、ミホ、カオル。お願い。」
見る見る内にサッカー場が出来ていく。
材木は、ポーチの中へ。
芝生の広場が出来ると、チタンの柱を建てる。(まゆが)ネットを張り、ボールが外に出ないように囲む。ゴルフの打ちっぱなしの様な感じ、ゴルフボールも出ていかない目の細かいネット。
その作業行程を見ていた子供達も驚いた。
「…「すっごーい」…」同調した
サッカーボールを出し、遊ばせた。
遠くに蹴る子、ドリブルする子、パスをする子、直ぐにリフティングまで出来る様になる。 身体能力の高さに僕が驚く。
野球のグローブとボールを出し、遊ばせる。
キャッチボールを始める。
直ぐにキャッチボールが出来てしまう。
ボールの投げ方やキャッチの仕方を教えていないのに出来てしまう子が居る…存在能力。
スキルや特技、職業補正?
10歳までなら、職業設定は自由だから。
出来る子の真似をして、回りの子も出来る様になる。
サッカーが得意な子、野球が得意な子、両方出来る子、両方上手くない子。
両方上手くない子に、歌を歌わせた、踊りを踊らせた、演奏させてみた。
絵を描かせてみた…、【神力拡散】判定・鑑定
悪戯っ子は、きちんと寝る前におトイレを済ませ、夜中もトイレに起きれたようです。
起こされないと起きない僕とは違う様です。
(お仕置きは、解除しておきました。)
体を動かすことが得意な子、演奏したり、絵を描いたり手先が器用な子…、見た目では解らない。
固定観念、獣人だからといってスポーツ向きとは限らない、ドワーフだからといって手先が器用とは限らない、人族だからといって獣人に劣るとは限らない、女だからといって男に劣るとは限らない、大きいから、小さいから、体格でも見た目と異なる事がある、やりたいことと、やれることは違う。
職業を自由に設定できる年齢の子は、リストに出てくる職は可能性がある、例えばサッカーが好きだと思っていてもリストに、サッカー選手が出ないと選手には成れない…が、サッカーの審判に成れる事がリストで解ってしまう。歌えないと思っていても、リストで歌手が出てれば歌手を設定すれば、普通の子より習得する速度等が違い早く上手くなる。
便利なようで、残酷でもある。
好きでも成れない、嫌いでも成れる…出来てしまう。
スキルや特技として習得すれば、歌手になっても、リフティングが出来たり、楽器の修理が出来たりはする。
更に、主婦や母親は、料理のスキルが自動習得できる。(男性には無い、女性特有特権、旦那や父親になっても料理スキル習得は自動習得はしない。)
子供達も特定の年齢に達していない子達は、職業切り替えを解っている。運動をする際、それ系の職に、音楽系の事をする際はそれ系の職に、変えて楽しく体験している。
楽しい時間のたつのは早い。
サッカー場を造って、子供達を見ていたら、お昼になった。
子供達にお昼を作らせてみた、マダムもイナネマも特別な料理スキルは持ってない、エナは僕の妻ですが料理スキルはまだ持ってない、ミホ、カオルは指導に徹した。
調理を見ていたのだろう、肉を切って、野菜を切って、炒めて、盛り付けて…、
ワイワイ ガヤガヤ 料理を楽しむ。
ポーチからご飯をを出して、おにぎりを作る、僕もおにぎりくらいは作れる、具を入れた三角おにぎり、俵型、大きかったり小さかったり、出来る子は出来る…
やっぱりスキル? 塩加減、火加減、初めてでも出来る子は出来る。
みんなで昼食。
「いただきます」 … 「ご馳走さま」
それなりの食べれる料理、上手になるのは練習しだい。
昼食準備中に、ノーマネの園の建物リフォーム…床のギシギシを直し、ベッドを2階建てに改造、窓や屋根も修理、ロンが造る。
サッカーボールで遊ぶ子、キャッチボールする子、サッカー場に残る子をノーマネの園の関係者を残し、その他の施設建設に行く。
ヨーイドン始まりの里、テニスコートを2面造る、ノーマネサッカー場と同じように回りに柱とネットを設置。
次にマダムの園、バスケットコート1面くらいの庭、空き地もバスケットコートくらい、庭には畑、自家栽培の野菜を作っている。
建物を改装、屋上を畑にする。
屋内施設にする、バスケットコート、バレーコート、バドミントンコート、テニスコートを造る、支柱を立て、ネットを張る、支柱を退かせば、バスケットコートになる。
ネットカーテンで仕切れば、別の球技も出来る、2階建てにして、4面を確保。
テニスラケット・ボール、ポールとネット、バレーボール、ポールとネット、バスケットボール、バドミントンラケット・シャトル、ポールとネット。
サッカーの様な足を使った球技を出来ない子もテニスやバドミントンが上手い子、バスケやバレーが上手い子…が居る。
「まさか、畑を屋上にして、スポーツ施設を屋内型で2階建てにしてしまうとは思いませんでした。」
やっぱり僕の思考は特別な様です。殆ど地球の知識ですけど…。
最後は、イナネマの園だが、ギガノート=ボウズ、カジッタ=マカオと連絡取れず、保留。
イナネマの園の場所が的さ無いと指摘されているから、場所を変えたい、土地の所有者の了解を取りたいから保留。
部屋とベッドを改築しただけ。
料理教室等の職業訓練用の施設の建設、商業ギルド主催で空き家を利用する。
改築をロンと僕に別れてやる。
帝都ススペード内に数ヵ所、料理教室、裁縫教室、木工加工教室、金属加工教室…、
「昨日の今日で、空き家の調達、場所に適した教室の設定、商業ギルドは仕事が早いですね。」
ロンも仕事が早かった。
「終わったみたいですよ。」
「ショウリさんに、言われますと嬉しいです、ショウリさんも、やっぱり仕事が早いですね。」
「でも、何故今までこの様な教室は無かったのですか?」
「不特定多数の人に教えるなんて考えませんよ。スキルも特技もその職でレベルが上がれば覚えます、それ以外の職で覚えようとは思ってませんでした。極希にスキル無しで出来る人は居ましたが、教えようと言う人も覚えたいと言う人も居ませんでしたし…。」
この世界では職業で覚えられるスキルや特技が決まる。
職に就かなければ覚えられないスキルや特技だった、今まで無かった職業やスキルや特技、ステータスに副職を僕が創った事で何かが変わったようだ。
メンクラッタの村の様な村全体で協力し会う体制が整っている所なら、剣術等の技術的な事だけでなく、勉強や料理をいつでも誰からでも学べる、都市部になればそう言う隣近所の付き合いは軽薄になるだろう。料理を教え会う事はあっても他のスキルや特技を覚えるなんて、転職するもので無い限り考えなかったのだろう。
ましてや態々お金を払ってまで教えてもらおうとは考えもしなかったのだろう。
僕の力は、この世界の根本を変えてしまうくらい強力な物だと改めて思う。
◆商業ギルド◆
〈ギルドマスター室〉
「ショウリさん、ツキッテ=係 長 爵=ムーンッスさん、ナラ=係 長 爵=カンサイさん、シャトウ=課 長 爵=ピサーノさんをご存知ですね」
「はぁ、知ってます。」
今回の土地の所有者だったみなさん
専属契約依頼が来ているとの事
貴族の依頼を商業ギルドが断ることは難しい。断るなら、ご自分でとのこと。
職業訓練施設等のスポンサー契約の申し出が来ている、断るなら、スポンサー契約に支障の無いようにして欲しいと。
提案、孤児院、児童養護施設のスポンサーにならないか?税金対策になるとのこと。
victoryの帝都ススペードの売り上げを100%寄付、することを契約。やっぱり驚かれた。一緒に居たカオル達も驚いた。
今回の施設建設の報酬は王金貨550枚(5億5000万円相当) (孤児院関係の公的資金、デルナルドさんからの依頼)、宿屋の改築でナツメ・ノグチさんから王金貨10枚(1000万円相当)
お金を貰っても今のところ使い道がない、土地を買うわけでも、素材等を購入するわけでも、旅費や生活費が要る訳でも無い。
もう、これ以上要らないから、いいのだ。
5年で数百兆ものお金を使うなんて出来ないのだから。
(無料で、するとは考えませんが。)
で、こうなる。
まゆとルージュを召喚。
個別の依頼は出来るだけ受けるが、専属契約はしないことを伝えてもらう。
冒険者が本業で、ランジェリー等の製作はあくまで副業だと、本業優先だと伝える。
ツキッテさん達は、「これだけの能力が副業だなんて…。」と、勿体無いとお決まりの台詞を言う。
メールも転移も使えますから、旅の途中でも、問題ないと言うと「メールって、転移って便利ですね」とお決まりの台詞を言う。
専属にする理由は、殆どが直ぐに仕立ててもらうため…メール、転移で縛る理由が無い。
他の職人が何日もかかる仕事を、ルージュもまゆも数時間もあれば、一通り作ってしまう、朝頼めば、遅くても夕方に出来る。
クリーニングじゃないよ、服のオーダーメイドがですよ。
専属契約は、お断りできました、スポンサー契約には何の問題もなく。
メールで、ロチェさんに結果報告。
呆れていたと思う。
やることが、無くなったので、子供達を見に行く。
サッカーのルールを教えていなかったのに、11人に別れ、試合をしていた。
ヒールパス、胸でのトラップ、ボレーシュート、オーバーヘッドまで出来る(--;)
たった数時間で、半端無いっす、この世界の子供たちは。
足にボールを挟んでのバク宙、バク転や側転ってあり?
ノートラップボレーパスって出来るの?
アクロバットサッカーをしてますよ、魔法と組み合わせたサッカーアニメみたいです。
風魔法を使って、加速、ジャンプ、子供の使う魔法ですから、それほど威力は無いけど良いのか?
で、こうなる。
「試合は魔法禁止! 身体強化等のサッカーに関係ないスキルや特技も使用禁止!」
「え~、なんでぇ~、良いじゃん。魔法使っても」
「そう、じゃ僕と試合をしよう、僕は魔法を使うから、君達22人と僕1人で、試合しよう」
「絶対負けたなぁい」
「僕に勝てたら、お菓子をあげよう」
1対22人のサッカーの試合、勿論車イスです。
パス回し、ボールに触れない、シュート
「ハハハハッ 僕らに勝てるわけ無いじゃん」
ドスッ ゴーーーール(オンゴール)
「…「えー!」…」同調した
「魔法で、僕のゴールには転移結界を張ってます、シュートしたら、自軍のゴールに転移します、オンゴールになります」
「ずる~い」「なんだよそれ~」
「まだ始まったばかりですよ」
キックオフ直ぐ、風魔法を使って、ヒュー
ドスッ ゴール! 二点目
「ずる~い」「なんだよそれ~」
「まだ始まったばかりですよ、僕はまだここから、動いてませんよ」
車イスに座ったままで、押す人も居ないので動いてません。
「ね、魔法を使ったら面白く無いだろ、面白いのは使った本人だけ、それもその時だけ、後から色々言われるよ。「ずるい」「なんだよあれ」って、もう仲間に入れてもらえないかもしれないよ」
「僕と試合をしたいと思う?魔法は使うよ」
「いや、やらない」「面白く無いもん」
「解ったよ、魔法は使わない」
「ぼくも」「わたしも使わない」
魔法を使わずサッカーをする子供たち。
やっぱり、見てるだけじゃ楽しくない。
動けない振りは動けないよりもキツい時がある。
残り1742日(2月19日)
ルールブックに魔法禁止が記載されました。
※数年後、国対抗戦が行われる際は、選手は魔法禁止の腕輪を着けることになります。 試合中に回復魔法で、回復していた選手がきっかけです。
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第243話 やっぱり?(3)
前回のあらすじ。
エナ、シーレン、スイレンに光属性を付与した、エナ、シーレンの副職に女医を就け、スイレンには、完璧教師を就けた。
『神の食卓』『精霊王の食卓』『妖精の館』に保冷庫を造った。
次は、いよいよ本題、スポーツ施設の設置、建設。
「スポーツ施設の設置、建設をします、出店出しません?」
「ショウリさん、本当に孤児院に行きませんか? 横道に反れ過ぎでは無いですか?」
デルナルドさんに怒られた。
僕らは、サッカー場建設予定地、『ノーマネの園』側の空き地に来た。
荒れ地、草木が生え、岩や石もゴロゴロ。
【神力拡散】整地に障害になる特別なものは無い。
「木は、材木に出来るね、雑草の代わりに芝生を岩や石も地中に埋めれば、問題無し。」
「エナ、ミホ、カオル。お願い。」
見る見る内にサッカー場が出来ていく。
材木は、ポーチの中へ。
芝生の広場が出来ると、チタンの柱を建てる。(まゆが)ネットを張り、ボールが外に出ないように囲む。ゴルフの打ちっぱなしの様な感じ、ゴルフボールも出ていかない目の細かいネット。
その作業行程を見ていた子供達も驚いた。
「…「すっごーい」…」同調した
サッカーボールを出し、遊ばせた。
遠くに蹴る子、ドリブルする子、パスをする子、直ぐにリフティングまで出来る様になる。 身体能力の高さに僕が驚く。
野球のグローブとボールを出し、遊ばせる。
キャッチボールを始める。
直ぐにキャッチボールが出来てしまう。
ボールの投げ方やキャッチの仕方を教えていないのに出来てしまう子が居る…存在能力。
スキルや特技、職業補正?
10歳までなら、職業設定は自由だから。
出来る子の真似をして、回りの子も出来る様になる。
サッカーが得意な子、野球が得意な子、両方出来る子、両方上手くない子。
両方上手くない子に、歌を歌わせた、踊りを踊らせた、演奏させてみた。
絵を描かせてみた…、【神力拡散】判定・鑑定
悪戯っ子は、きちんと寝る前におトイレを済ませ、夜中もトイレに起きれたようです。
起こされないと起きない僕とは違う様です。
(お仕置きは、解除しておきました。)
体を動かすことが得意な子、演奏したり、絵を描いたり手先が器用な子…、見た目では解らない。
固定観念、獣人だからといってスポーツ向きとは限らない、ドワーフだからといって手先が器用とは限らない、人族だからといって獣人に劣るとは限らない、女だからといって男に劣るとは限らない、大きいから、小さいから、体格でも見た目と異なる事がある、やりたいことと、やれることは違う。
職業を自由に設定できる年齢の子は、リストに出てくる職は可能性がある、例えばサッカーが好きだと思っていてもリストに、サッカー選手が出ないと選手には成れない…が、サッカーの審判に成れる事がリストで解ってしまう。歌えないと思っていても、リストで歌手が出てれば歌手を設定すれば、普通の子より習得する速度等が違い早く上手くなる。
便利なようで、残酷でもある。
好きでも成れない、嫌いでも成れる…出来てしまう。
スキルや特技として習得すれば、歌手になっても、リフティングが出来たり、楽器の修理が出来たりはする。
更に、主婦や母親は、料理のスキルが自動習得できる。(男性には無い、女性特有特権、旦那や父親になっても料理スキル習得は自動習得はしない。)
子供達も特定の年齢に達していない子達は、職業切り替えを解っている。運動をする際、それ系の職に、音楽系の事をする際はそれ系の職に、変えて楽しく体験している。
楽しい時間のたつのは早い。
サッカー場を造って、子供達を見ていたら、お昼になった。
子供達にお昼を作らせてみた、マダムもイナネマも特別な料理スキルは持ってない、エナは僕の妻ですが料理スキルはまだ持ってない、ミホ、カオルは指導に徹した。
調理を見ていたのだろう、肉を切って、野菜を切って、炒めて、盛り付けて…、
ワイワイ ガヤガヤ 料理を楽しむ。
ポーチからご飯をを出して、おにぎりを作る、僕もおにぎりくらいは作れる、具を入れた三角おにぎり、俵型、大きかったり小さかったり、出来る子は出来る…
やっぱりスキル? 塩加減、火加減、初めてでも出来る子は出来る。
みんなで昼食。
「いただきます」 … 「ご馳走さま」
それなりの食べれる料理、上手になるのは練習しだい。
昼食準備中に、ノーマネの園の建物リフォーム…床のギシギシを直し、ベッドを2階建てに改造、窓や屋根も修理、ロンが造る。
サッカーボールで遊ぶ子、キャッチボールする子、サッカー場に残る子をノーマネの園の関係者を残し、その他の施設建設に行く。
ヨーイドン始まりの里、テニスコートを2面造る、ノーマネサッカー場と同じように回りに柱とネットを設置。
次にマダムの園、バスケットコート1面くらいの庭、空き地もバスケットコートくらい、庭には畑、自家栽培の野菜を作っている。
建物を改装、屋上を畑にする。
屋内施設にする、バスケットコート、バレーコート、バドミントンコート、テニスコートを造る、支柱を立て、ネットを張る、支柱を退かせば、バスケットコートになる。
ネットカーテンで仕切れば、別の球技も出来る、2階建てにして、4面を確保。
テニスラケット・ボール、ポールとネット、バレーボール、ポールとネット、バスケットボール、バドミントンラケット・シャトル、ポールとネット。
サッカーの様な足を使った球技を出来ない子もテニスやバドミントンが上手い子、バスケやバレーが上手い子…が居る。
「まさか、畑を屋上にして、スポーツ施設を屋内型で2階建てにしてしまうとは思いませんでした。」
やっぱり僕の思考は特別な様です。殆ど地球の知識ですけど…。
最後は、イナネマの園だが、ギガノート=ボウズ、カジッタ=マカオと連絡取れず、保留。
イナネマの園の場所が的さ無いと指摘されているから、場所を変えたい、土地の所有者の了解を取りたいから保留。
部屋とベッドを改築しただけ。
料理教室等の職業訓練用の施設の建設、商業ギルド主催で空き家を利用する。
改築をロンと僕に別れてやる。
帝都ススペード内に数ヵ所、料理教室、裁縫教室、木工加工教室、金属加工教室…、
「昨日の今日で、空き家の調達、場所に適した教室の設定、商業ギルドは仕事が早いですね。」
ロンも仕事が早かった。
「終わったみたいですよ。」
「ショウリさんに、言われますと嬉しいです、ショウリさんも、やっぱり仕事が早いですね。」
「でも、何故今までこの様な教室は無かったのですか?」
「不特定多数の人に教えるなんて考えませんよ。スキルも特技もその職でレベルが上がれば覚えます、それ以外の職で覚えようとは思ってませんでした。極希にスキル無しで出来る人は居ましたが、教えようと言う人も覚えたいと言う人も居ませんでしたし…。」
この世界では職業で覚えられるスキルや特技が決まる。
職に就かなければ覚えられないスキルや特技だった、今まで無かった職業やスキルや特技、ステータスに副職を僕が創った事で何かが変わったようだ。
メンクラッタの村の様な村全体で協力し会う体制が整っている所なら、剣術等の技術的な事だけでなく、勉強や料理をいつでも誰からでも学べる、都市部になればそう言う隣近所の付き合いは軽薄になるだろう。料理を教え会う事はあっても他のスキルや特技を覚えるなんて、転職するもので無い限り考えなかったのだろう。
ましてや態々お金を払ってまで教えてもらおうとは考えもしなかったのだろう。
僕の力は、この世界の根本を変えてしまうくらい強力な物だと改めて思う。
◆商業ギルド◆
〈ギルドマスター室〉
「ショウリさん、ツキッテ=係 長 爵=ムーンッスさん、ナラ=係 長 爵=カンサイさん、シャトウ=課 長 爵=ピサーノさんをご存知ですね」
「はぁ、知ってます。」
今回の土地の所有者だったみなさん
専属契約依頼が来ているとの事
貴族の依頼を商業ギルドが断ることは難しい。断るなら、ご自分でとのこと。
職業訓練施設等のスポンサー契約の申し出が来ている、断るなら、スポンサー契約に支障の無いようにして欲しいと。
提案、孤児院、児童養護施設のスポンサーにならないか?税金対策になるとのこと。
victoryの帝都ススペードの売り上げを100%寄付、することを契約。やっぱり驚かれた。一緒に居たカオル達も驚いた。
今回の施設建設の報酬は王金貨550枚(5億5000万円相当) (孤児院関係の公的資金、デルナルドさんからの依頼)、宿屋の改築でナツメ・ノグチさんから王金貨10枚(1000万円相当)
お金を貰っても今のところ使い道がない、土地を買うわけでも、素材等を購入するわけでも、旅費や生活費が要る訳でも無い。
もう、これ以上要らないから、いいのだ。
5年で数百兆ものお金を使うなんて出来ないのだから。
(無料で、するとは考えませんが。)
で、こうなる。
まゆとルージュを召喚。
個別の依頼は出来るだけ受けるが、専属契約はしないことを伝えてもらう。
冒険者が本業で、ランジェリー等の製作はあくまで副業だと、本業優先だと伝える。
ツキッテさん達は、「これだけの能力が副業だなんて…。」と、勿体無いとお決まりの台詞を言う。
メールも転移も使えますから、旅の途中でも、問題ないと言うと「メールって、転移って便利ですね」とお決まりの台詞を言う。
専属にする理由は、殆どが直ぐに仕立ててもらうため…メール、転移で縛る理由が無い。
他の職人が何日もかかる仕事を、ルージュもまゆも数時間もあれば、一通り作ってしまう、朝頼めば、遅くても夕方に出来る。
クリーニングじゃないよ、服のオーダーメイドがですよ。
専属契約は、お断りできました、スポンサー契約には何の問題もなく。
メールで、ロチェさんに結果報告。
呆れていたと思う。
やることが、無くなったので、子供達を見に行く。
サッカーのルールを教えていなかったのに、11人に別れ、試合をしていた。
ヒールパス、胸でのトラップ、ボレーシュート、オーバーヘッドまで出来る(--;)
たった数時間で、半端無いっす、この世界の子供たちは。
足にボールを挟んでのバク宙、バク転や側転ってあり?
ノートラップボレーパスって出来るの?
アクロバットサッカーをしてますよ、魔法と組み合わせたサッカーアニメみたいです。
風魔法を使って、加速、ジャンプ、子供の使う魔法ですから、それほど威力は無いけど良いのか?
で、こうなる。
「試合は魔法禁止! 身体強化等のサッカーに関係ないスキルや特技も使用禁止!」
「え~、なんでぇ~、良いじゃん。魔法使っても」
「そう、じゃ僕と試合をしよう、僕は魔法を使うから、君達22人と僕1人で、試合しよう」
「絶対負けたなぁい」
「僕に勝てたら、お菓子をあげよう」
1対22人のサッカーの試合、勿論車イスです。
パス回し、ボールに触れない、シュート
「ハハハハッ 僕らに勝てるわけ無いじゃん」
ドスッ ゴーーーール(オンゴール)
「…「えー!」…」同調した
「魔法で、僕のゴールには転移結界を張ってます、シュートしたら、自軍のゴールに転移します、オンゴールになります」
「ずる~い」「なんだよそれ~」
「まだ始まったばかりですよ」
キックオフ直ぐ、風魔法を使って、ヒュー
ドスッ ゴール! 二点目
「ずる~い」「なんだよそれ~」
「まだ始まったばかりですよ、僕はまだここから、動いてませんよ」
車イスに座ったままで、押す人も居ないので動いてません。
「ね、魔法を使ったら面白く無いだろ、面白いのは使った本人だけ、それもその時だけ、後から色々言われるよ。「ずるい」「なんだよあれ」って、もう仲間に入れてもらえないかもしれないよ」
「僕と試合をしたいと思う?魔法は使うよ」
「いや、やらない」「面白く無いもん」
「解ったよ、魔法は使わない」
「ぼくも」「わたしも使わない」
魔法を使わずサッカーをする子供たち。
やっぱり、見てるだけじゃ楽しくない。
動けない振りは動けないよりもキツい時がある。
残り1742日(2月19日)
ルールブックに魔法禁止が記載されました。
※数年後、国対抗戦が行われる際は、選手は魔法禁止の腕輪を着けることになります。 試合中に回復魔法で、回復していた選手がきっかけです。
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