これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第7章 第236話 星空(プラネタリウム)?

第7章 マスター権限
第236話 星 空プラネタリウム


前回のあらすじ。
幻術で、『ローズウォール』の町を造る。
カレーライスとキノコの炊き込みご飯を堪能。新レシピでした。



「レシピは知識神『キータブ・ブック=イーベル』神様、カレーの木は、農耕神『リッチネス=ファーミング』神様の物だったんだ…。」
「カレーの木は、この世界に存在するんですよね?」

この世界に存在しない木では、困る。

「存在する、まだ、人族が立ち入っていない場所ではあるが…。」

その場所は、教えてもらえなかったが、それはそれで困った事です。人族って事は、人族以外の領域?領地?って事ですか?

それまでは、カレー素材は、victoryオリジナル素材ということですか?
ミーゼの目が変わりました。(¥o¥)

「だってぇ~、カレーが食べたかったんだもん」だと言う、魔法神『デイサクゲッ・キス=マナ』
ダミエナ、オリエナは人の好みに合わせて辛さを調節しているようで、【神力拡散】で解る。そんな能力を付けたつもりは無かったが、気配り…スキルの成長とでも言うものなのだろうか?ゴーレムなのに人間ぽくなっている。
 言葉や表情には、感情が無いけど…。


僕らが、ハウスから離れている間も普段より多くの蜘蛛に遭遇、その討伐をしていた。
リッパーさん達もマヤシタの里で、レベルが上がったらしい。
このペースだと、次のドウドウゾ村でもレベルが上がるだろうと言う。


【神力拡散】ピコッ 商隊らしい反応
荷馬車3台。8人の反応。

「シッター、脇に寄って、休憩しようか。」
自走式の移動式家キャンピング・ハウスに憑依したシッターに指示。休憩することにした。移動式家キャンピング・ハウスから全員降りて、ティータイム。
 商隊の荷馬車は、モンスター広場に駐馬車場中。自走する移動式家キャンピング・ハウス移動式別荘キャンピング・ジムを牽引している。

で、こうなる。
「おやおや、大勢で…、変わった馬車じゃね、旅ですか?」
「馬はどうしなさった?」
「盗まれなさったか? 魔物にでも襲われなさったか?」
訛りのある年配の商隊の方々。

 運んでいる荷物は、蜘蛛のドロップアイテム、誰かが、蜘蛛を退治してくれたが、ドロップアイテムを置いて、去って行った。
 分所でも、商業ギルドでも買い取りは断られる始末、ジャッコタウンへ行く者、コイーンタウンへ行く者、帝都ススペードへ行く者と分かれた、内の帝都ススペードへ行く商隊だった。
原因は、僕らの様なので。

で、こうなる。
「僕らが、買い取りしましょうか?」
「あん?」
「わすらは助かるが…、荷馬車3台分、買うて貰えるだか? どやって運ぶんダ?」
「どのみち、わすらは帝都ススペード行かんといかん、買い付けもせんといかんきにぃ。」

大工道工、武器の修理に必要な鉄たまは鉄鉱石、他日用品、行きより帰りが盗賊の心配をしなければならない荷物。この辺りの盗賊は一網打尽にしたはず。
冒険者を引退した元冒険者も駆り出された、現役主力冒険者達は村の護衛に残った。


で、こうなる。
「引退されてたんですか、大変でしょう。帝都まで行かなくても鉄なら、僕らが、売りましょうか?」
「あん?」
「どこに、そっただ物有るダ?」
「少しじゃ村の鍛冶屋に叱られっぞ」
ポーチから鉄の塊を出す。ドン(1トン)
「ポーチに有りますよ」
「…「なぬーー!?」…」
「収納魔道具? あんたら何者ダ?」
「ただの冒険者です。」
「ただの冒険者デスワ、ワタシの旦那様ですが。」左手の指輪を見せる。
「ただの冒険者ですよ、ミーゼの旦那様で、お金持ちですが。(¥o¥)」左手の指輪を見せる。
「ただの冒険者です。まゆわたくしの旦那様で、武神『ア・バレル=ハッサン』神様に模擬戦で勝る実力はありますが。」左手の指輪を見せる。
「ショウリ様は、ただの冒険者です。ルージュわたしの旦那様で、自走する移動式家キャンピング・ハウスの所有者ですが。」左手の指輪を見せる。
「ショウリは、ただの冒険者。エスプリボクの旦那様で、魔物を沢山使役してるけど。」左手の指輪を見せる。
「ただの冒険者です。シーレンわたしの旦那様で、レーベルのG Mゼネラルマネージャーですが。」左手の指輪を見せる。
「ダーリンは、ただの冒険者です。ランクSの冒険者ですが。」左手の指輪を見せる。
「ショウリ様は、スイレンわたし達のクラブのリーダーで、私の旦那様です。」左手の指輪を見せる。
「主は…」

「もうよか。もうよか。」
ロンの言葉を、護衛の冒険者がさえぎった。
「そっただ人が『ただの冒険者のはず』なかっぺ」
「あんたが凄いのは解った。嫁さん8人も居るのも解った。羨ますい」
「あんたら、みんなそのショウリそうりさんのクラブメンバーなんか?」
リッパーたちは、違うわ。ジャッコタウンまで一緒に行くだけ。ペッタン、バレーアル、ペーポの商隊の荷物の護衛が私達の依頼なの。」
「はぁ?荷物?」「?」「?」キョロキョロ

移動式家キャンピング・ハウス移動式別荘キャンピング・ジムしかない。

移動式家キャンピング・ハウスの中に…、荷馬車3台分、荷馬車毎、中に有るの」
「…「なぬーー!?」…」8人が驚いた。

説明、売買交渉、タイム。


で、こうなる。 
 代金のやり取りは無し、ドロップアイテムと鉄の交換。
商隊と同行し、ドウドウゾ村へ行く。
荷台は空です。
 ドロップアイテムはポーチへ、スマホの収納ストレージアプリを教え、購 入ダウンロード、試しに鉄を収納した。
 商人のスマホの収納ストレージアプリには、鉄が200キロ収納できた。4人で、800キロ。驚いたことは言うまでもない。
後で(ドウドウゾ村の商業ギルドで)半分は返してもらう。

「こげな便利なアプリがあったこと知らなんダ。」
「こったダ馬車が出来たなんて知らなんダ。」
「これ…移動式家キャンピング・ハウスはショウリさんのだけだから、自走するのは、憑依モンスターらしいから。」
商隊の方々をハウスの中へ招待。
荷馬車にはスキマとカオルとミホが乗っている。

ハウスの装備、中の広さ、ダミエナ、オリエナ、ミスミネーター、オリミネーター、ダイミネーターに腰を抜かす。そこまでのご老体ではなかったが…。(--;)

「お金持ちちゅう意味が解ったダ」
違いますよ(--;)

「こげな凄か馬車、冥土の土産になる」
手を合わせ拝まれた。(--;)
どうせ拝むなら、神様方にしましょうよ


空荷の荷馬車…風魔法で更に軽くしていた
【神力拡散】効果は馬の休憩を減らし、移動速度を上げた。

「もう、このままドウドウゾ村まで行きましょう」
ということで、21時に到着。
村人達が驚いた。 帝都ススペードに行ったはずの商隊が夜に戻ってきたのだから

「説明は任せていいですか?」
「鉄は、明日返してもらいますので、お休みなさい」
「ショウリ、お前なぁ…」
「じゃ、バカデさん お願いします」
説明をバカデさんに任せる
馬達が行きより元気になっていた。


〈お風呂〉
背中を流してもらい、流してあげた

【神力拡散】
村の地下に銅鉱脈、山に不可解な複数の生命の反応。
地下かぁ…年配の方にはちとキツいか?
何だろう?人の気配とは明らかに違う…魔物に近いものがあるが、集団行動をする知的な魔獣?魔物?知らない反応。
明日には、解るけど…。

「ショウリ、何考えてるの?」
「話したろ、銅の鉱山の事、地下に有るようなんだ、どうやって銅を採掘しようか考えてたんだよ。」
「エスプリも卵の世話、きちんとしてる?」
「してるよ、パパ。」
「パパじゃないから」

エスプリは、自室…卵の世話。シーレン、スイレンも自室…夫婦の時間。イヴも自室…仕事の時間。

まゆ、ルージュ、僕…お仕事の時間。
ランジェリー作って、スポーツ用具を作って、発注依頼書を処理していく。
返送して終わり。

ショウリ&お嫁さん達の寝室が幻術により、地球の夜空を写す…星力補正?スキル補正? きれいなプラネタリウムを再現、床は湖の畔…そこにベッド。
イメージを幻術化。室内に投影・再現する。

「これが、ショウリ様の世界の夜空ですか?」
きれいだと奥様方が頷く。
※毎晩星 空プラネタリウムを希望される。イヴも地球の地上からの星空を始めてみた。

「あの丸くて大きな明るい物は何ですか?」
「あれは月、地球の衛星。あれ自体は光ってないんだよ。太陽の光を反射してるんだ。」
「星がいっぱい川の様ですね。」
「天の川って呼ばれてる。ミーゼ達が想像できないくらい遠くの星の光の集まり、側に有るように見えるけど、1つ1つの星も光の速さで何年もかかるくらい離れてるんだよ」

地球を見せ、太陽系を見せ、銀河系を見せる

「地球は丸い物なのですね」
「この世界も丸いのでしょうか?」
「この前、キャンサー・リン達に呼ばれて、上空から地上を見たときは、丸くは見えなかった。暗かった事もあるけど、マップアプリでも、この世界は丸く感じない。」

太陽や月が無い、昼間は空全体が明るくなり、夜は電気を消した様に暗くなり、空に穴が空いた様に同じ大きさの光点が星座を表し、上空12万メートルでも普通に呼吸が出来る。地球なら8000メートルでさえ、酸素ボンベが必要なはず。
この世界は僕の知る星…ではないと思う。

【神眼】では10キロ先が見える、途中障害物があっても、建物の中も見える為、望遠ではない。
『ナビレーダー』【神力拡散】は、広範囲を監視できるレーダーの様なもので、球体的な感じがない。平面ポイ。地球でも、地平線や水平線で球体を感じても、船が遠くで見えなくなって球体を感じたりするだろうが、水平線に消える船を見たことが無い。 
漁師達の行動範囲は体力や魔力で、余裕で往復出来る範囲、陸が見えなくなる沖まで行ってない。
カジノの島『ノーリア島』や竜宮城ドラゴンシーパレスのように航路が確立している場所以外にはまだ行けてない。

竜宮城ドラゴンシーパレスはモンスター…巨大海ガメ物語で発見されたもの、カジノの島『ノーリア島』は、黒ペリニャンが発見したものと文献に書いてあった。(人力で発見されたものではない)

『ノーリア島』と『竜宮城ドラゴンシーパレス』は貿易をしているが、他国とは貿易をしていない。(乙姫談)
 『ノーリア島』と『竜宮城ドラゴンシーパレス』の貿易もここ数年と書いてあった。

『ノーリア島』に行くことで、『スポツピック王国』『カラオッケイ国』の事を知る。
船で、他国へ行った事はまだ無い。



 転移系の魔道具等で、往復することは有るようだ。ゲートで往復、神隠しや、冒険者が使う転移系の魔道具と、天使の翼の組み合わせパターン等。
 僕のように転移スキル使い放題の方は居ないようです。距離や容量で魔力の使用量が変化する、転移阻害結界は個人のスキルではなく、魔道具を警戒する事の方が多い。
 図書室で読書をして、こういうことを知る。本を読むことは大事だという教訓。

 羅針盤で方向は解っても距離までは解らない、海上輸送には、まだまだ考えないといけない。地球の常識で考えては危険がありそうだ。

カルタ帝国と卓上G連合国は同じ大陸なので、陸沿いに海上輸送は、出来ると思うが。

スポツピック王国やカラオッケイ国が、カルタ帝国のどの方向かは解っても、どれくらい離れているのか、何日かかるのかは解らない。

地球の星空を眺めながら、太陽光発電式外輪船を造くろうと考えるショウリ。


考え事をしながら、夫の勤めを果たす。
星 空プラネタリウムの下で夫の勤めを果たす。

流れ星を見ながら 幻影の流れ星で願いは叶うのか?と思いながら祈願。目を瞑る。

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残り1745日 → 1744日(2月17日)



 ∴∵∴〈ショウリの呟き〉∴∵∴
 もし、この世界が平面世界なら、海で対岸が何故見えないのか?
 僕の分析では、大気の温度が関係しているのだろう…詳しくは、知らないが温度で屈折率が変わる。そして、この世界は30℃を越える町の側で雪が降る事もある。前日が30℃を越え、翌日が氷点下。天気や気温が予告される。お天気アプリ、大気の流れが感じられない。
 魔法の世界で、地球の常識では説明できないことも多々ある、この世界が平面だと言う証明も否定も、星でない証明も否定も今の所出来ない。
 ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵

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