これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第7章 第230話 あったんだ?

第7章 マスター権限
第230話 あったんだ?


前回のあらすじ。
マヤモト村で魔物の討伐。
マウンイレブンを通る、初荷の運搬をクエスト受注。



 荷馬車1台、里の馬の初仕事デビュー、自走する移動式家キャンピング・ハウス
 6頭の馬をトンネルに慣らすための依頼。マヤモト村とマヤシタの里の往復、午前中だけで、通常の輸送の6回分の依頼料(¥o¥)。
とても美味しい依頼終了(¥o¥)。


「商売に関しては、マヤモト村よりマヤシタの里の商人の方が優れているのか?マヤモト村の商人の方が経済的なのか?」

 馬を慣らすことを商隊に依頼したマヤシタの里、それを聞いて自分達で馬軍?を組んで自分達で往復したマヤモト村の商人。

「深く考えすぎでは?(マヤモト村の)商人が暇か、そうでないかなのではないですか?」
シーレンが言うのも一理ある。


マヤシタの里の特産品は、キノコ…キクラゲだった。マヤモト村の特産品もキノコ…舞茸。ポーチに入れさせてもらいました。
序でに、椎茸も。

「この辺りは、キノコが採れるんですね。」パチン
「そうなんですよ」パチン
「人工栽培もしてるんですよね」パチン
「はい、フモトの祖父が人工栽培に成功しまして。」パチン「王手」
「あっ。」…。(--;)
「…参りました」ペコリ

飛車角落ちで勝負、手加減してあげました。
相手は、初心者ですから。でも、悔しい。


「いやぁ~。将棋って面白いですねぇ…。」
「フモトさんは、覚えがいいですね」

僕と、バカデさんの勝負を見ていただけで、駒の動きを覚えて僕に勝つ程になってしまった。初心者だから飛車角落ちで、初心者だから飛車角ともフモトさんの持ち駒です。初心者だから手加減してあげました。
でも、悔しい。

「ショウリさんに勝てたので、将棋セットこれ、頂いていいのですね。」
「差し上げます、約束ですから」
将棋セット10セットを賭けての勝負、負けたからポーチから出す。

「見ての通り、これは木工製品です、里で作っても構いませんよ。」
「脚付、一枚板、折りたたみ式、革、紙、盤にもバリエーションがあるのですね」
「盤を鉄製にして、磁石を使った駒で、移動中でも、多少揺れても駒が動かない物も出来ますよ。」

 リバーシ、トランプ、木片タワー倒すのは誰だ?、五目並べ、

「五目並べは、本来は別のゲームで使うんです。『囲碁』って言います、でも詳しい遊び方が解らなくて…。」

病室で同室のおじいちゃんの相手をさせられた。アニメも見た。マンガも読んだ。ルールブックも目を通した。が、全然理解できなかった。あの頃に完全記憶パーフェクトメモリーが、あれば出来たかもしれない。

「囲碁なら、卓上G連合国にあると思いますよ。」
「へ?」
「見たことは、無いのですが、聞いたこと、有ります。マヤモト村で聞いてみたらいいですよ。」


◆マヤモト村◆
〈商業ギルド〉
まゆの記憶転移で、ミーゼも一緒に来た。

囲碁、チェス、麻雀、双六、花札
将棋、リバーシ、トランプ…あったんだ。

「あったんだね、カルタ帝国、カラオッケイ国、スポツピック王国に知られて無かっただけだっただぁ…」
物流の関係なのか?卓上G連合国の決まり?なのか?

何千年も他国へ広がらなかったのは謎。

「え?『チェスタウン』『ショウギの都』『トランプタワータウン』(--;)『麻雀の町』等、各都市の郷土遊具?。卓上G連合国に広まったのも最近?」
「そうなんですね」(--;)

「ショウリさん、この『木片タワー倒すのは誰だ!』製造販売してもいいのですか?」
「いいですよ」
「真似され、偽物も直ぐに出てきそうな簡単な物ですから」

「victoryオリジナルは、これです。」
「木じゃないですね、金属でも、石でもない? 素材は何ですか?」
「鑑定してみてください。」
『鑑定』蟹の甲羅製のブロック

「え?蟹の甲羅製ですか。」
「はい、蟹の甲羅が、大量に有るので、鎧などの余りを加工してみました。」

蟹の甲羅3万匹以上の甲羅がポーチに有る。
※人の大きさ以上の蟹が、氷付けの状態でです。その他にドロップアイテムのハサミや足、甲羅が有ります。

チェス、花札、麻雀と僕のリバーシ、囲碁、将棋、トランプ、木片タワー倒すのは誰だ?を物々交換。双六は覚えてしまった。

「いいんですか?チェス、麻雀、花札を1組づつで?」
「えぇ、構いません。」
サンプルにして、自分で作りますとは、言えない。

【神力拡散】
魔物の群れの反応は無い。キノコの反応多数あり。
この距離で【神眼】ならトレールを使えるけど、【神力拡散】はどうかな?
『舞茸トレール』『椎茸トレール』『えのきトレール』『シメジトレール』『えりんぎトレール』天然のキノコが採れました。ポーチへ入れておく。

※【神眼】との違いは、ピンポイント(神力拡散…神素の集中)か範囲(神眼…広角、見て記憶)かです。

「マヤモト村には、井戸は有りますよね。」
「はい?井戸ですか? 有りますよ」
「その井戸から、水が吹き出す事は有りますか?マヤシタの里に井戸を造ったら、水が吹き出したもので。」
「今まで、そのようなことは、ありませんねぇ。」
「そうですか、この辺りに盗賊は、出ますか?」
「キノコ泥棒は出ますが、村人の誰かが勝手に採ってると思います。沢山採られる訳でも無いので、放置してますが。」

スマホのマップアプリを起動、盗賊のアジトモードにしてみる。

ピコッ6人
スマホを見せて、
「ここに、盗賊のアジトが有りますね」
「なんですとぉー!」
「人数は、6人捕まえますか?」
「勿論」

冒険者6人とミーゼが、盗賊を捕縛。
指名手配犯6人、お宝をガッポリ貯めていた。(¥o¥)とても美味しいお仕事。

報酬7等分。『ハイ・ナイトLv.50』引換券ゲット。

「ショウリさんは、モンスター引換券をお望みですか?」
「はい、買い取りもしてますが。」
村人がガチャで出した『喋る扉』の引換券 金貨30枚、『ハイ・キングLv.70』の引換券 金貨170枚で、買い取りました。彼らは木こりだったので、チタン製の斧を着けました。

「助かりました。分所ギルドで買取り出来なくて困ってたんです。」
村人も喜んでくれた。

「『喋る扉』をトンネルに設置して、見張りに使いましょうか?」
「そんな事が出来るのですか?」
「ピラミッドの町では、鉄の採掘所の入口に『喋る門』設置して、見張りにしてますよ。山全体を監視してます。」
「トンネルを監視出来るでしょうか?」
「両側可能かは、召喚してみないと解りませんが、片側は確実に見張れます。」

「ショウリさん、この前のガチャで『喋る扉』出しませんでした?」
「それをピラミッドの町に使ったんだよ、ミーゼ」
「『喋る扉』をですか?」
「え?扉?門じゃなくて?」

ポーチをチェック、エナ専用スペースに『喋る扉』の引換券があった。
「あったんだね…『喋る扉』」
ミスリル製品ばかり出していて気づかなかった。

まゆの記憶転移で、トンネルの入口に来た。
具現化専用風呂敷を出す。
「え? 具現化出来るのですか?魔法使えませんよね?」
「魔力は、使わないから、魔法による具現化じゃない。」

具現化最低MP250
そういえば、『喋る門』は具現化MP1000だった、扉の方がレア度が低い?

風呂敷に、2枚の『喋る扉』を置く、星力を込めながら、具現化。トンネルを管理・監視出来る能力『不可視の壁』『魔法禁止ダメマージ』『反射リフレクション』『魔力吸収アヴソーヴ』『監視眼モニタリングアイ』『記憶再生メモリーレコーダー』『同調念話シンクロフォン』を意識しながら。

具現化成功
『喋る扉』→『喋る門』へレア度が上がった
「マウンイレブン、マヤモト村側『イレ門』、マヤシタの里側『ニュウ門』と呼ぶね。」
「「はい」」

『イレ門』『ニュウ門』を設置、トンネルの監視を任せる。再び、マヤモト村へ
商業ギルドマスタースソノ、分所所長ヤマネに設置の報告。マヤシタの里へ戻って、商業ギルドマスターフモト、分所所長ヤマトに設置の報告。


◆ハウス◆
〈モンスター広場〉
「まだやってたのですか?」
 ゼロックスさんとバカデさんは、ネットに向かって、ゴルフの練習。

「面白い?」
スキマ、ロン、ライト、デュークは、1~9の的を射抜くピッチング練習。
フレイ、カオル、ミホ、シーレン、スイレン、ルージュは、バドミントンの練習。
エナ、エスプリ、熊のぬいぐるみは、輪投げ。

「ダーツは、デュークが1人勝ちでおもろ無い」
ピッチング練習こいつは、わいの風で、ハンデ付けて、勝ったり負けたり、いい勝負や。」

フォーク、カーブ、シュート、ナックル…、僕の知る変化球の投げ方、軌道をイメージして、神力拡散で、スキマ、ロン、ライト、デュークを包む。

「これは?ボールが曲がってますね…。」
「ショウリはん?魔法が使える様になったんか?」
「主? 回復したのですか?」
「まだ、魔法は使える様になってない。見えたなら、風魔法を使わず、そういうことも出来るよ、練習してみたら?神力拡散を使うとイメージを見せられるみたいなんだ。」
神様達に神力拡散には、そんな効果はないと呆れられる。

ロンが、指にポールを挟む…、フォークの投げ方
「フォームを変えず、手首を返す…」
ふん ストーン 150キロくらいのスピードから的直前でカクンと落ちた。
「ちょっと、ロン、普通に投げてみて。」
ふん ギューン バコンー!
「速い!」
頭の中で計算、マウンドから的までの距離18.44m、到達時間0.3秒…時速に直すと?
「220キロ!」

ロン…220キロ、ライト、デューク…160キロ、スキマ…145キロ
コントロールはデュークが一番(9/9)だが、みんなも的に当てられる。
「凄いね、20球あれば、9枚確実に射抜けるんだね、コントロールもスピードも4人ともピッチャー出来るよ。」
「ピッチャー?」

神力拡散で、野球を見せる。
デュークが、外野からのバックホーム…レーザービーム100メートルノーバンストライク返球。ライト、サードからファースト(スキマ)にストライク送球。
ロン、座ったままで、セカンドにノーバン送球。盗塁阻止?

ピッチャー『まゆ』
キャッチャー『ロン』
ファースト『スキマ』
セカンド『シーレン』
サード『ライト』(--;)
ショート『カオル』
ライト『フレイ』
レフト『ルージュ』
センター『デューク』

監督『ショウリ』

「凄いや、みんな野球上手いね」
スイレン、ミーゼ、ミホ、ミーゼも投げて、取って、打って、走って…上手い。
エスプリは、投げる、打つが苦手、バントの名人?足は速い。
エナは、野球に向いてない?
「有り得ないデスワ。」
バッティング…空振り、送球…ノーコン、走塁…ベースにつまずく、キャッチ…取れない…(--;)
あるんだぁ…フライをヘディングすること(--;)




残り1749日(2月12日)




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