これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第7章 第226話 デートの邪魔です。

第7章 マスター権限
第226話 デートの邪魔です。


前回のあらすじ。
一応、精霊王権限で、向かわせた町や村の蜘蛛の討伐を終わる。



ビッグスパイダーバンの事を話した。
「…「えー!ビッグスパイダーバン、同時多発?」…」同調シンクロした
リッパーさん達に、マヤシタの里までの道中も注意するように言った。


メール受信音♪♪♪♪♪
ポラロン青♪『ビッグスパイダーバン同時多発の報告。』
プロン赤♪『帝都ススペード冒険者ギルドへ来られたし』
プロン赤♪『カラオッケイ国首都ボックス冒険者ギルドへ来られたし』
プロン赤♪『スポツピック王国グランドラン冒険者ギルドへ来られたし』
プロン赤♪『卓上G連合国ノーリヤ神殿冒険者ギルドへ来られたし』

「何故、ショウリのには個人依頼が届くの?」
「黒スマホだから」

「今は、転移が使えないから、行きたくても行けない。ノーリヤ神殿に、ライト、エナ行ってもらえる? グランドランには、シーレン、スキマ行ってもらえる? 帝都ススペードには、まゆとミーゼとデュークお願い。ボックスには、スイレンと僕が行く。」
掲示板のチェックもするように伝える。

商隊は、休憩後、マヤシタの里へ進行。

◆帝都ススペード冒険者ギルド◆
依頼内容
・帝都の城壁、結界強化。
・護衛兵の装備の強化。
・宮殿の結界強化。

「城壁の強化は、出来ませんが結界の強化は、出来ます。その間に、デュークさん、ミホさんにメールしてもらっていいですか?」

まゆは、帝都外壁の結界強化、宮殿の結界強化をした。
デュークに、メールで呼びだされたミホは、城壁の強化をした。
「厚みと高さを要望通りにしますが、蜘蛛は登れますから注意して下さい。」
「城壁まで来れればですね、わたくしの結界を通れる蜘蛛はそうは居ませんよ」


ミーゼは、武器や防具の種類・数・予算等を打ち合わせ。
メールで、ロンへ送信。
「出来ましたら、配送します。着払いで」


◆ノーリヤ神殿◆
依頼内容
・神様方々のブロマイド販売許可
・ブロマイド印刷機の発注

「ショウリ様にしか出来ないかも知れませんが、今依頼する事では無いデスワ」
エナが怒りました。
「蜘蛛、討伐に活躍された、エナ様のブロマイドも許可もらえますか?」
「それを早く言えば良かったのに…、許可しますデスワ」
機嫌をよくし、ハウスに戻るエナ。


◆グランドラン◆
依頼内容
・スポツピック王国の首都ミィッサへの招待
・国王セイカ=トモス・16世への謁見
・王妃・王女のvictoryランジェリーのオーダー
・レーベル建設
 (グランドランとミィッサに)
音楽館ミュージックハウス建設
 (グランドランとミィッサに)
・赤提灯建設
 (グランドランとミィッサに)
・ミィッサの妖精の館のホテル化


「酒が飲みたいだけやろ? 歌って、踊ってどこでも一緒やな。」
「蜘蛛や蟹は大丈夫なのでしょうか?」
「甘く考えてるんちゃうか? 蜘蛛や蟹に後れを取らないと…、蜘蛛や蟹も万単位で襲撃されたら、大抵の都市は終わりや」
「ミィッサでは、蜘蛛や蟹の事を知らない可能性も有りますね、メールを使わないとリアルな連絡は出来ないでしょうし…、この依頼は私達ではどうすることも出来ません、戻りましょうか?」

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 グランドランから、ミィッサまで通常の移動では、1ヶ月かかる。 黒ペリニャン等の連絡従魔を使っても往復1週間、メールってとても便利。
 そこに、来いと行ってます。
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


◆ボックス◆
やっぱりこうなる。
「ど どうなされたのですか?」
「ショウリ様は、おけがをおってます、お体に障りますお静かに、お願いします。」

ギルドマスターマーラ=カースさんに説明タイム…。
「えー! 武神ア・バレル=ハッサン神様と模擬戦? 勝ったけど反動でボロボロに?」
武神に勝ったこと、僕も動けなくなる事に驚かれた。
「ショウリさんも、車イスの世話になることがあるのですね…。」
「僕も人間ですから、一応。」


「こちらからの依頼は、レーベル建設、ボックス周辺の結界強化、王宮の結界強化、警備の装備強化だったのですが…。」
「レーベル建設は、今の状態では無理なので、回復してからで、結界の強化なら、僕じゃなくても…、くも爺さんにメールしてみましょう。装備は、ロンに来させます。」

くも爺さんに、メールすると、カオルと転移してきた。

「ボックス周辺と王宮の回りに、結界をお願いします。」
主人ヴィルマの仰せのままに、ほほほほほっ」
「私は花壇の結界を張っておきます、花粉に戦意を押さえる効果を持つ花を植えておきます。」

蜘蛛の糸の結界、花壇の結界が施された。

「この広さを1年カバーする結界じゃ、初心者冒険者は、初級魔物を討伐するのにボックスから、ちょっと離れにゃならんぞ。加減が出来んかったからな」
「そこは、僕が回復したら、調整してみます、出来たら…ですが。」


「これで、失礼しても大丈夫ですか?」
「お体にお気をつけ下さい。」
カオルとくも爺さんは先にハウスに帰った。


 ~ 掲示板のチェック ~
『メール』『カメラ』『マップ』機能解禁!
『メール』…フレンド登録後、スマホの接触が必要。メールが、出来るようになる。

『カメラ』…撮影が出来る。メールに添付が出来ます。

『マップ』…有料のアプリ。マップが表示されます。 縮小拡大可能。

詳しくは、受け付けカウンターに。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

「メール機能の発表ですね」
「他には、特に無いようだね、下からだとちょっと見にくいね」

 背の低い冒険者やドワーフ族や子供だと、こんな感じに見えるんだ。車イスでないと気づかない事だね。


ギルドの意見箱に、『小さいぼくは、けいじばんが見にくいです』と投書した。
※左手でひらがなで書いたので子供の字に見えると思います。


「ギルドって、車イスでは出入りしにくいですね、階段が不便な物とは考えもしませんでした。」

妖精の時は、飛べる、五体満足の状態では階段も気にする事の物ではない。

「どこの町でも車イスを見たこと無いし、僕らが特別なんだよ」

車輪の付いたイスは物珍しい物なのだろう、注目を集めていた。
階段の移動も上から下(下から上)に記憶転移。舗装されてもいない でこぼこの道を移動、揺れます、振動が響きます。
「スイレン、道を車輪の幅で凍らせてみて、出来る?」
最初、車イスの幅で凍らせたら、足が滑って車イスが押せなかった。
右車輪の前を1m、左車輪の前を1m凍らせ、1m進んで、右、左、進む…右、左、進む…
スイレンは、まだスムーズに出来なかった。
「無理しなくて良いよ」

僕は、頭の中で車輪を徐々に凍らせ回転に合わせ地面を凍らせていくイメージを思い浮かべ、スイレンを神力拡散で包んだ

「あっ、…ショウリ様…、魔法じゃ無いですよね?」
「魔法は、使ってないよ。見えた?」
「はい、やってみます」
車輪が冷気で覆われ、車輪が転がり地面に着く瞬間にその部分が凍っていく
「ゆっくりで良いよ」
ゆっくりだが、止まること無く進む

「凍結魔法をこんな使い方するなんて思いませんでした。」
「魔法の使い方も工夫すれば、面白いことが出来るんだよ、花を咲かせる魔法を足跡に使うとか…。灰を撒いたタイミングで花を咲かせるとか…。」

「灰を撒いて花を咲かせるのは解りませんが、足跡に花ですか?素敵ですね」クスクス
「やっと、笑ったね。デートなんだから、笑って欲しいな。」
「デート?」
「スイレンと、二人きりって、無かったんじゃない?」
ガタガタガタ 魔法の集中が途切れた

こういう時でもこうなる。
「兄ちゃん、かわいい子連れてるな」
「姉ちゃん、そんな動けないヤツはほっといて、俺と楽しまないか?」
「『氷の棺桶アイスグロゥヴ』」
「邪魔です。デートの邪魔しないで下さい。」

「行きましょう、ショウリ様。」
スムーズに魔法が発動する。
変なお兄さんに感謝です。

車イスによる町の中の状況把握、木の車輪では、振動が凄い、車イスの車輪をゴムのタイヤに、歩きやすい歩道、バリアフリー?の町造りも考え様かな?などと考えるショウリ。


商業ギルドでギルドマスター リクエス=トッティさんに驚かれ、音楽館ミュージックハウスでイルミナに驚かれた。
「ショウリ様、どうなされたのですか?イルミナわたくしまだお嫁さんにしてもらってませんよ…。」

イルミナは、回復魔法を使うも何も起きない。イヴの結界により、僕を対象とする(イヴが認めた魔法以外の)魔法は全て無効化する。

※回復魔法も無効化する。この体の強制回復をさせないため。

ジャンル「回復魔法も結界に阻まれる?」
ビューティ「何ですか?本当にどうされたのですか?」

イルミナ、ジャンル、ビューティへの説明タイム。

ジャンル「はぁ? 武神と模擬戦?」
イルミナ「では今、移動式家キャンピング・ハウスには、神様達が居られるのですか? また、お嫁さんを増やすのですか?わたくしとの入籍の前に?」

「婚約した覚えはありません。お嫁さんには、今のお嫁さん達の全員一致が原則です。既に、反対1です(スイレンが反対)、お嫁さんには、出来ません。する気も無いですが…。」

ジャンルとは、遊びだったんですね、酷い…、(泣き真似)シクシク」
「することして、責任を取らない、おつもりなんですね…。シクシク」
「泣き真似してもダメですよ、ジャンルの壁をいじって、妖精の館を任せただけで、もてあそんだ覚えもありません。」
神力拡散状態だと、うそ泣きも解る。
この3人は、お嫁さんに、なりたい様です。

「でも、蜘蛛討伐に参加してくれたのは、感謝してるよ。ありがとう。」
神力拡散状態の左手で3人に触れる。
MP・霊力が満タンに成った

「ショウリ様、魔力譲渡トランスファーされました?」
霊力譲渡メガトランスファーされました?」
「今、魔法は使えないから、魔力譲渡トランスファー霊力譲渡メガトランスファーもしてないよ」

「愛ですわ!イルミナわたくしへの愛ですわ」
「それなら、ジャンルも愛されてます」
「ビューティも愛されていることになりますね」

僕は神素が魔力譲渡トランスファー霊力譲渡メガトランスファー効果を持つ事に気づいた。

「付いて来ないでもらえます?ショウリ様との、デートの邪魔です。」
「ジャンルとビューティは、ジャンルの壁の警戒をして、精霊王権限です。蜘蛛が出たら、対処して。応援が必要なら、メールして」
「「うぅ…、精霊王様の仰る通りに致します。」」
ジャンルとビューティは、記憶転移で、ジャンルの壁へ戻った。

「イルミナも、ちゃんと仕事してね」
「は~い、精霊王様の仰る通りにしま~す。」
渋々館に戻るイルミナ。


港に行く。
ボウ(炎の狼)、ヒャ(氷の狼)が近づいて来て、尻尾を振る。
「どうした?ボウ、ヒャ。」
ポー・ランドさんが不思議がる。
ショウ竜とは魔力も姿も違うはずなのに、ボウ、ヒャには、解るのだろう…。

「慣れた、狼達ですね。」
「こんな事は、初めてだ。知らないヤツに尻尾を振るなんて…。」

船大工の小屋に行って、ポーチから蒸気外輪船の設計図を出し
「すいません、この中で一番偉い方はどなたですか?」

外輪船の話をして、驚かれる。
「風を使わずに進む船」「風魔法使い要らんな」「風魔法使いには、頭にきてたからな」「水を沸騰させ蒸気で水車を回すのか?」「後ろへも進めて、最悪人力も可能?」「出来るな…、出来るぞ」

「これを俺達で造ってもいいのか?」
「はい、そのために来ました。体がこんな状態で無かったら、サンプルの蒸気外輪船をお見せ出来たのですが、その設計図だけで造れますか?」
「?見せる?サンプル?蒸気外輪船を?」
頭の上に「?」だ
設計図これだけで、造ってみせるさ、ボックスの船大工をなめるな。なぁ、みんな」
「お、そうだ、俺らの仕事っぷりを見せてやる。」

※塩トレールを蒸気を作る前の海水に使う様に付けて、真水を作り、飲み水の確保するように改良した。

「塩トレールの付与には来れると思います、僕が来る前に船が出来たら、その時は、商業ギルドを訪ねて下さい。連絡出来る様にしておきます。」

造船には1ヶ月以上かかる。多分、それまでには、回復してると思う。
塩トレールを付与したアイテムフィルターの様な物を造ろうと考えたショウリ。
汚水浄化装置を作り、雨水等のろ過も考えていた。




残り1751日(2月10日)



※くも爺さんは、僕の印転移マーキングてんいの様に、糸の場所に転移出来る。
ボックスには、糸を着けていなかった。
 これからは、転移出来る。


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