これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第144話 試練の塔(5) ロン編、サンバ編

第5章 入学試験(帝都編)
第145話 試練の塔オルドルタワー(5) ロン編、サンバ編


前回のあらすじ
試練の塔オルドルタワーに挑戦中

ごちゃごちゃしてすいません
読みにいいかもしれませんがすいません



◆ロン編◆
スキマ「デュークはん よぉ気づいたな?」
デューク「…」ライトに耳打ち
スキマ「喋れや!」
ライト「そんな 感じがしただけ だそうです」
スキマ「わいには 何も感じんかった 凄い凄い」
スキマも悔しそうに呟く
みんな 苦笑い

現在、9階 14:54 所要時間10分

「9階まで10分で来たことになります 20階、2時間…主に勝つことが出来るのでは?ソロとパーティーの違いはありますが…」

「また、走るんか?1時間50分も? 魔物を討伐しながら? …無理ちゃうん?」
「ショウリ様は、何階跳ばしたのでしょうね?」
ライトが回りを見るが みんな顔を横に振る
当然、誰も知らない

「やるんなら、気が変わらん内にしてな」
屈伸運動を始めるスキマ

「10階の魔方陣 セーブポイントまで、とりあえず走ってみましょう」

今度は、ロン、ライト、スキマ、カオル、ミホ、デュークで走り出した

やっぱり、デュークは後ろをとられるのが嫌いなようです

10階まで走れると思うペースで
魔物には、ロンが威圧して咆哮、デュークの魔矢(走りながらでも百発百中)、ライトの光の矢、カオルの花びらカッター、ミホの石の雨

スキマは、風のトンネル 追い風で進行速度をサポート

カオル「ハアハア この ハアハア 扉の ハアハア 向こうに…」
ミホ「ハアハア ボスが ハアハア 要るんですね ハアハア」

「『ミナデカヒール』」
各人 リュックからメーテルポーションを出し飲む
※水筒、メーテルポーション、スマホ等が入っている
※ロンのリュックには風呂敷も入っている

10階 ボスルーム前 15:02 所要時間18分

「開けます」
扉の中に入る

二首四手オーガ × 6体 × 2パーティー

ライトが指示
「右、ロンさん、カオルさん、ミホさん
左、スキマさん、デューク、ライトわたし で、」

秒殺

魔方陣前

「セーブしますか?」
 [はい] [いいえ]
「はい」ポチッ

「退塔しますか?」
 [はい] [いいえ]
「いいえ」ポチッ

11階への階段を上る 
11階到着 15:03 所要時間19分

「20階で 寝てやる! 行くで」
スキマ、ロン、ライト、カオル、ミホ、デュークで走り出す

階段を駆け上がっても12階
「もう ハアハア 飛び越せんな ハアハア」 
「喋る ハアハア 余裕が ハアハア あるんですね ハアハア」
ミホは両手を膝に置き かろうじて立っていた

カオルの 花びらカッター
鳥系の魔物に目眩まし

ライトとデュークの矢の攻撃


走ってはいるが話せる余裕のある速度
「また鳥やぁ… 『ダウンバースト』」
「『双剣の舞』」サクサクサクサク
スキマの魔法とミホの連携

「ロンが飛べたら、楽なんやが…」
「…「あっ」…」同調し、ロンを見た

※精霊は飛べます ロンが飛べないと思っていて走っていました※

「ロン 飛んでいくでぇ 黒龍で」
賛成多数でロン黒龍に乗って上の階を目指す事になる1組パーティー

その前にメーテルポーションを飲む

“ショウリ様、ロンです” 
“どうした?”

“メーテルポーションを お願いできますでしょうか?”
“もう 使っちゃったの?”

風呂敷を広げる
メーテルポーション18本 受け取り
空瓶 12本を返送

“ありがとうございました”プツッ

「ショウリはん (1人)3本送ってきよった…気づいたか?」
「ショウリ様の事ですから 恐らく」

各人のリュックにメーテルポーションを入れ

12階途中から黒龍に乗る
ロンの上でもデュークの矢は百発百中、鳥系の魔物は霧散

※カオルとミホが高所恐怖症、黒龍酔い?をしたことを追記しておく※

13~15階 飛行タイプの魔物は少なく、討伐は黒龍ロンのブレスで焼失

15階途中 15:48 所要時間1時間04分

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◆サンバ編◆
現在、6階 15:42(所要時間52分)
5階からの階段を上がって直ぐ

フレイ「ノイチちゃんの気配を感知したけど…ロン達の気配がない?」

「ノイチさんを 追い抜いたのでしょうか?」

「そうかもしれない ですね」

「ノイチさんに 声、かけますか?」

バカデなら、かけられたくない」
「抜くなら、気づかれないように抜く」

サンバわたしも ソロで挑戦するとしたら、途中で声をかけられたくないですね…」

「もう少し、余裕を持って入塔すればよかったです ですね」

砂漠ゾーン
「これ以上近づくと 気づかれます」
フレイさんは この熱さ 平気な様だ

「隠れる場所も無い ですね」ゴクッ
「熱いな…」ゴクッ
タクシ、バカデさんが汗を拭き、水を飲みながら呟く

雪原ゾーン
「さ 寒い…」
フレイさんが震えて動けなくなる

「ノイチさんに気づかれるかもしれないから、炎魔法使わないのですか?」
「使って ここで、フレイが動けなくなる方がローズわたし達が困る」
「ですね」

「ごめんなさい」
フレイがオレンジの炎に包まれる 雪が溶ける
熱くない炎…暖かい炎
風が強くなり、吹雪になる

「あっ ノイチちゃんの気配が消えた」
フレイがノイチさんを見失う
※ノイチはテントを羽織って移動中※

「上に上ったか?」

「解らない 突然 気配が消えた」

「まさか 退塔?」

「解らない… 魔物の気配は無かったから 殺られたのとは違うと思う」
「ん? 魔物の気配は無かったんだよな? オルドルも居なかったってことだろ じゃ退塔の可能性も無くないか?」
バカデさんの言葉に納得
「ですね オルドルも居なかったのなら、退塔してませんですね」

「ノイチさんにも 転移のスキルが?」
「天才だからなぁ~」

「どのみち この吹雪がおさまるまで動かん方がいいだろう」
暫く フレイが溶かした雪の穴に待機する事にした


フレイが雪を溶かさない程度の寒さを凌げる温風でみんなを包む

「フレイさんには 本当に感謝してます」
私は、改めてフレイさんに感謝の気持ちを伝えた

「今日は、サンバさん フレイにやさしい ですね」
タクシぼくも フレイさんがパーティーに入ってくれて感謝してます ですね」
「そうねぇ 女がローズわたしだけで みんなのやらしい視線が 今は、フレイになって、助かったわ」

フレイが加入して 何度目か? この話をするのは…

酒が入った時には何度もした

「お前らは バランス悪かったからな…あいつらが抜けてからは…」
バカデさんが昔の仲間の話をした…場の空気が重くなる

「あいつら? 誰? フレイわたしの知ってる人?」

「ショウリさんも知らないよ、サンバわたし達の昔の仲間の事は」

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サンバわたしは、フレイさんに昔の仲間の話をした
2人の魔法職の仲間が居たこと、男女でまだレベルが低かったから攻撃系の魔法も弱く、前衛 戦士のサンバわたし、剣士のローズ、武闘家のカイが強かったから、余り当てにしてなかったこと…

前回、試練の塔オルドルタワーに挑戦したとき、今まで当てにしていなかった その2人に魔物を押し付けたこと、男の魔法使いにケガをさせ、それが原因でパーティーを抜けたこと、その男に女の魔法使いもついて行ったこと

魔法使いを軽視していたこと
体力はない、防御力はない、攻撃力がない
MPが直ぐに切れる、切れれば倒れる 
遅い、荷物も持てない
パーティーでの行動にデメリットしか感じていなかったこと

魔法には、詠唱の時間がいる
カイは早く動き 魔法攻撃を連続でさせなかった
強力な魔法程 詠唱に時間がかかる
自分達の回りに、強いと思える魔法職がいなかった

その後、色々経験し、ショウリさんに会って、自分達の愚かさに気づいたこと

今回、挑戦したのは、あの時のリベンジ
 
フレイさんには関係のない 私、個人の魔法職への偏見、若さゆえの過ちで済ませられない過去を話した
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「冒険者には、大なり小なり、天狗になって回りを軽視するバカな時期がある、無茶なクエストを引き受けたり、仲間を危険にさらしたり…」
バカデが分所の所長をしたのも、そんなバカな連中に無茶なクエストを受けさせないため…」

「いい、時間潰しになったな…」
バカデさんが話を止めた…話したくない何かがあるのだろう
吹雪も止んでいた

私達は、雪原を歩き出した

「私は、Bランクの冒険者ですが、クラブのメンバーの中ではみなさんに迷惑をかける、足を引っ張る実力しかありません…」
「ショウリさんが、クラブのメンバーにサンバがいると言ったときに、笑われないくらいの働きが出来るくらいに強くなりたいのです」

「ですね 目標は20階 最低でも22日迄に15階は越えたいですね」
「20階は無理! ローズわたし達の実力じゃ無理! 今日中に10階をクリアしても 19・20・21・22日 15階に行けるかどうか…」
ローズははっきりと言うタイプだから…

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11階以上の1フロア1日の計算…探索系のスキルを持たない冒険者で12~14時間は必要だという試練の塔オルドルタワー攻略情報を元にしたもの

フロアの広さは目視で端が見えない、階段の位置は不明、バトル、休憩等含めて普通の冒険者は1日(12時間)でクリアするのも至難

フロア全体をマッピング出来るくらいのスキル、階段を感知できるスキルでも無い限り、最短コースを進むのは無理な事である
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「兎に角、10階目指しましょう」
7階への階段を上がる 16:13 所要時間1時間23分




残り1780日(1月18日)

1月23日帝都入学試験
1月末 竜宮城ドラゴンシーパレス



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