これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第3章 第63話 人化?擬態?化身?

第3章 帝都へ、飛び級登録試験
第63話 人化?擬態?化身?



前回のあらすじ
カードモンスターの引換券を使い5体のカードモンスターを同時に仲間にした
ギャラリーも僕の魔力が5000以上だと知る
その後更に2体を具現化、『シュコーピオン』を仲間にした事で宴まで確定した
ガチャやポーチからトーナメント用の賞品を出す




「宴は、トーナメントの後です!」
「今回の賞品は成績上位者から好きな物を取っていく選択式です、上位になればお目当ての賞品をゲット出来る可能性は高いです」

賞品リスト
・スライムを呼ぶ笛
・宿屋宿泊20%割引券6枚綴り
・魔石ガラスの靴(装飾品)
・冒険者の高級テント(4人用)
・ダダイヤ赤の街宿館『女神の吐息』お食事付特別サービス券(男性5名様) ×2
・帝都★★★★★料亭『神の食卓』お食事券(5人分)

・宿屋10%割引券 9枚
・『Victory』ランジェリー5色セット
・『Victory』ランジェリーお仕立て券
・『Victory』ランジェリー10%割引券
・武器屋10%割引券
・防具屋10%割引券
・道具屋10%割引券

何でそうなった? 僕が出したアイテムが、賞品となった

「参加希望者は、ギルドの掲示板の掲示で、トーナメントにエントリーをしてください、締め切りまで後、3時間…18時までです」
現在14:57


「なぁ お前、俺のカードモンスター引換券買わないか?」
そんな事を言ってくる連中が何人かいた
ミーゼとサイコーさんが、対応
・ゴールドドラゴンカードの引換券 白金貨 10枚
・ファイアペガサスカードの引換券 白金貨  5枚
・ストーンホース(亜種)カードの引換券 金貨 20枚
・ウォータエレファントカードの引換券  金貨 20枚
・ハイウィッチLv.90カードの引換券 白金貨 8枚

*パーティーボックス*
〈共有〉
王金貨    18
白金貨    75 → 23
金貨    270 → 40
銀貨     68
銅貨     61

ゴールドドラゴンカードの引換券
ファイアペガサスカードの引換券
ストーンホース(亜種)カードの引換券
ウォータエレファントカードの引換券
ハイウィッチLv.90カードの引換券

他の物はギルドが買い取ったり、売却を諦める者とそれぞれだった
この召喚は今度にして、ポーチに収納した

僕達もトーナメントにエントリーした
僕、ミーゼ、エスプリ、エナ、シーレンさん、スイレン バカデさんが、エントリー
「何で、バカデさんが、エントリー出来るのですか?」
「何で そりゃ冒険者は誰でも参加出来るからな」
「すいません…私もエントリーしました、元冒険者Cランクでして」
チェアさんが、参加していた

「バカデさん、魔物のカードモンスター化って何か条件とかあります?カード化出来るときと出来ないときがまだ解らなくて…」
「それなら お~い カイゾウ」
カイゾウさんを呼んだ

「カイゾウ、魔物のカード化を説明してくれ」
「相変わらずですね、バカデさん…魔物のカード化の何が知りたいのでしょうか?」

「カード化出来るときと、出来ないときの条件とかを知りたくて、すいません」
「魔物のカード化は、誰でも出来るものではありません。職業が召喚士や魔物使い等職業が関係します、そして、必ずしもカード化出来るものでもありません」
「魔物の倒し方や倒したときの討伐者の状態などもカード化に影響します」
「討伐者が瀕死でなんとか魔物を倒してもカード化出来ません」
「ん~ 僕がカード化出来ないときがわからないのですが…他にカード化出来ないときの条件とかあります?」
「カード化出来ないときの条件…この他に…あっ あります、協力してもらったカードモンスターのレベルがヴィルマより高い場合です」

「ショウリさんはレベルいくつですか?」
「25です」
「え? レベル25…25で魔力が5000以上…」
「驚きすぎて おかしくなります」

「話を戻します…例えば、ショウリさんが、レベル40のカードモンスターを召喚した状態で魔物を討伐してもモンスターのカード化は出来ません、ショウリさんのレベルが41にならないといけないということです」

「あ じゃ レベル357のカードモンスターが側にいたから、カード化出来てなかったのですね 解りました 納得です」
「ごめんなさい ボクのせいだったんだ」
エスプリがその話を聞いて謝ってきた

僕は、エスプリの頭を撫でながら
「エスプリのせいじゃないよ」

「「え? エスプリさんはカードモンスターなんですか?」」
サイコーさんと、カイゾウさんが驚いた
「カードモンスターが人間に擬態した状態です」
「人化ではないのですね…」
「人化? 擬態です どう違うのですか?」

「エンシェントドラゴンや聖獣等が人間に化ける特技です、擬態は人間の誰かの姿を真似したものですが、人化はそれとは違いま…まさか?ショウリさんは何かの人化?ですか?」
「それ、エナにも言われたました、神の化身ではないかと…僕は、人間ですよ…人間離れしてますが人間です」
僕は、エナ達の方を見て言った
エナは目を反らし赤くなった


「では、召喚獣の場合はどうなりますか? レベルが高い召喚獣がいたら、カード化は出来ないのですか?」
「召喚獣とカードモンスターは別なので、高レベルの召喚獣がいてもカード化は出来ます」

「カードモンスターを召喚獣にすることは可能ですか?」
「出来るか出来ないかで言うと、出来ます 可能です、カードモンスターのメリットを捨て、召喚獣召喚のデメリットを抱えればです」

「メリットとデメリットですか?」
「メリットはカードモンスターはいつでも簡単に実体化することが出来ます。召喚後の維持魔力も必要ありません。召喚獣は召喚に召喚魔方陣を必要としますし、召喚後の顕現けんげんに維持魔力も必要です」

「そして、最大の問題は契約していない召喚獣の召喚はランダム召喚です…カードモンスターを召喚出来るか…ですね」

「…………」
解決方法は僕の中でいくつか思いついた、ここでは…今はやれないことなのだが

「そうですね、召喚で希望の召喚獣を召喚する難しさは理解しています カイゾウさんの説明は大変分かりやすかったです…ありがとうございました」

エスプリが沈んでいるのが分かったので同調念話シンクロフォンで…
“もしもし エスプリ 落ち込まなくていいよ 解決策はいくつかあるから、直ぐには出来ないことだけど”
“ショウリ…”
エスプリは僕を見つめ涙を流した
“泣かなくて いいよ じゃぁね”プツッ
エスプリが抱きついてきた

「カードモンスターの件も解ったし、明日のトーナメントのエントリーも済ませたし、みんなは何かしたいこととかあるかな?」
そう言ったとき声がかかった

「ショウリさん」
振り返るとサンバさん達がいた

「サンバさん」
「ショウリさん あのときの約束を果たしませんか?」
護衛の途中で提案されたパーティー模擬戦の事だ

サンバさん、タクシさん、ローズさん、カイさんと、
僕、シーレンさん、エナ、スイレンのバトルが準備された

サンバさんとカイさんが前衛、その後ろにローズさん、その後ろにタクシさん、魔法職はタクシさんの僧侶…ランクは全員B…
僕が前衛、シーレンさんと、スイレン、その後ろにエナ、の陣形…全員攻撃魔法も使える、ランクは全員F(仮)
ランクだけを比べるとサンバさん達が上…

バカデさんが、合図をした
「じゃいいな 始め!」

「『森林再現』!」
エナが幻影の森を作り出した
(実体のないただの視界を阻害するだけの幻影)

「出でよ水竜」
シーレンさんが、水で竜を作り出し、『サンタクローズとトナカイ』に襲いかかった
水竜が木々を避けるようにくねくねと飛んでいく

「『身体強化』『加速』なんだなぁ」
カイさんが僕に迫る

「うぉ~『乱打』」
ダダダダダ パパシパパシパ
僕はそれを全て受け流す 右に左に

「『身体強化』『ガード』」
サンバさんが防御を高め盾を構える
ドカーン 水竜がサンバさんに当たる
水竜の一撃の方がまさった
「うわっ」
サンバさんを吹き飛ばす

ローズさんの攻撃
「『加速』『加速』『乱れ斬り』」
加速の重ね掛け状態からの乱れ斬り、剣があらゆる方向から僕に斬りかかる
スキルも使わずそれを避け続ける かすりもしない
シュシュシュンシュシュン ヒョイヒョイ…

ローズさんの足を払い体勢を崩す
カイさんの腕を取り背負い投げ
ローズさんの上に(【小と大ナノデマクロ】カイさんの体重を小さくして)落とす
「キャッ」「うっ」

そこへエナの
「『ウッドウォール』『ウッドプレス』」
「く 苦しい」「つぶれるんだなぁ」


サンバさんの側に回り込み、タクシさんの方へ蹴り飛ばす
「グワッ」「わっ」

そこへスイレンさんの
「『ウォータ』『アイスバインド』」
「つ 冷たい」「寒いですよ~」

「参った 降参です」
「参りました」
「降参なんだなぁ」
「降参ですね」

「Bランクなのに情けない…手も足もでないとはこの事ですね…私たちも攻撃魔法を使える人材が欲しいです」
「ショウリさん、私たち『サンタクローズとトナカイ』全員、ショウリさん達の飛び級登録試験のための推薦状を書かせてもらいます」
僕とサンバさんは握手をする
「ありがとうございます」

「勿論、エスプリの分も書くわ」
「おれも~書くんだなぁ~」
「書きますですよ はい」クシュン

観戦していた冒険者から、拍手が起こる
チェアさん、バカデさん、チョコパさんも拍手
サイコーさん、カイゾウさんは驚いていた

“もしもし ショウリさん”
「ショウリ インクさんから、念話だよ」
ドキッ これはなれないなぁ
心当りはない…

「何のようか 聞いてくれる」
“インクさん 何のよう?”

“あ ショウリさんで通じましたか…ビクトリアさんを呼んでも通じなかったってことは、今、ショウリさんなんですね…今、商業ギルドなんですが、ビクトリアさんにお客様が来てます”

「商業ギルドに ビクトリアさんのお客さんが来てるって」
「商業ギルドにビクトリアの客ってことは…ランジェリー関係なのかな? どうする? みんなで行く?」

「私は、夕食の準備をしていてもいいですか?」
「私もお手伝いします」
ミーゼとシーレンさんが、夕食を作ってくれることに
「ボクも手伝いたいけど…」
「じゃこれを使えばいいよ『シェフのエプロン〈★★☆〉』これで料理のスキルの補整をしてくれるはずだよ」
「じゃ ボクも手伝う」


「僕だけ商業ギルドへ行く、でいいのかな?」
「ワタシは一緒に行ってもいいですわ」
「チョコパさん、チェアさん、商業ギルドに行きますがどうしますか?」
「私はこちらでもう少し済ませたい用事がありますので」
「ご一緒してもいいですか?」

僕らは、チョコパさんと共に『記憶転移』で転移した商業ギルド入口へ
数台の豪華な馬車がギルド前に停まっていた


「やっぱり 便利ですね 転移は…」
「今、戻った」
「こんにちは、インクさんいますか?」

受付の女性はインクさんを呼びに行った
「あ ショウリさん、今、貴族の方 主に女性方がビクトリアさんを指名でランジェリーとドレスのオーダーメイドのご相談に来られてます」
「やっぱり ショウリこのままじゃダメみたいですね…空き部屋を貸してもらえますか」

僕は、空き部屋でビクトリアになった
別にショウリ→ビクトリアは楽になれるけど服とかも変えないといけないし、ステータスの変更を人前でやるのはどうかと思っての事です

黒 服ブラックスーツ赤 服レッドスーツに変えた

オーム夫人のドレス、ランジェリーを見て、ギルドへ来た貴族の夫人家族とメイドたちのドレス、ランジェリーの製作依頼

夫人が持参した素材でドレスやランジェリーを作った その場で一瞬で
夫人、娘(2人)、メイド(10人分) 13名分
白金貨45枚 金貨20枚 (約1時間)

*パーティーボックス*
〈共有〉
王金貨    18
白金貨   120 ← 45
金貨    290 ← 20
銀貨     68
銅貨     61


「ビクトリア様、急な要求への対応感謝しますわ、これ程素晴らしいドレス見たことございませんわ…」
…メイド達にも感謝された 泣く子もいた
メイド達のランジェリーは夫人からの普段の感謝の気持ちらしい

トーナメントの賞品を作るついでに、新たなランジェリー『ブラトップ』を作った
インクさんもパフェパさんもエナも驚いていた

ギルドの空き部屋に『転移魔方陣』を書いた、移動式家キャンピング・ハウスと繋げるために
基本、納品のため

「ありがとうございました ビクトリアさん」
「これで、ギルドの株も更に上がります」

「今はまだ、冒険業をお休みしてますからですわ、冒険業を始めますと、こうは行きませんですわよ」
「では、これで、帰りますね」
「はい、その辺りは分かっております…商業ギルドとしては専属になっていただけるとついつい考えてしまいます ではまた、よろしくお願いいたします」
パフェパさんが頭を下げる

「ではまた」
“もしもし エスプリさん 今から戻ります”
“あ うん もうすぐ (夕食)出来るよ”
“楽しみですわ”プツッ

「では エナさん 帰りましょうか」
エナとセーブポイント ドラゴン像前に転移した

「セーブしますか?」
[はい] [いいえ]

[はい] ポチッ
セーブ完了
エナもセーブした




残り1816日



顕現…姿を現す事


『森林再現』
今回は幻影の森だったが、霊力を込めれば実際の森も再現できる

『水竜』
今回は1体だったが、場所や霊力次第で100体以上も可能


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