これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第3章 第53話 女性専用?

第3章 帝都へ、飛び級登録試験
第53話 女性専用?



前回のあらすじ

僕は、ステータスを変更し、ビクトリアになった
商業ギルドでスポンサー契約をし、ランジェリーを造ることになった、ブランド『Victory』
ギルドが手配してくれた宿屋は女性専用の宿屋だった




…僕は今 冒険者ギルドが手配してくれた宿屋の前にいます…もう一度言います ギルドが手配してくれた宿屋の前にいます 教えてもらった宿屋はここのはずです

エスプリはまだミニミーゼのままなので髪の色を黒、肌の色を黄色…ヨーロッパ風から、アジアン風に変えました、ミニミーゼ(改)です
それだけでも別人に見えます

「エスプリ 宿屋の入口に何て書いてある?」
「『女性専用、男性お断り』」
「ミーゼ ちょっと確認してきてくれる?」
「はい」

「ここみたいです 『Cランクの冒険者ミーゼ様ご一行計6名様』ご予約受けております だそうです」
ミーゼ、エスプリ、シーレンさん、エナ、スイレン…僕で、6名(--;)
「エスプリ 僕は ここに泊まれるかな?」
「ショウリは男だから無理」
「ですよねぇ…(--;)」
「ビクトリアさんになれば問題ないですわ」
「ですよねぇ…(--;)」

「先程も確認しましたがギルドから、予約しているミーゼです」
「お待ちしておりました、ミーゼご一行様6…え?もしかして、妖精?精霊?でしょうか?」
「はい、水の精霊のシーレンさん、木の精霊のエナさん、水の妖精のスイレンさん、スライムの妖精のエスプリさん、わたくしのお友達ですの、ミーゼさんと一緒に本日お世話になります、ビクトリアです」
「スライムの妖精…エスプリです」
エスプリ(ミニミーゼ(改))が赤くなりながらペコリと頭を下げる
「シーレンです」クスクス
「エナですわ」クスクス
「スイレンです」
「ビクトリア様のお友達…精霊が」
「スライムの妖精エスプリさんの服 見たことが無いのですが…妖精の特別な物なのですか?」
「わたくしビクトリアが造りましたの」
「ビクトリア様がですか…」
そばかす顔の14・5歳の受付の女性が興味津々でスライムの妖精エスプリ(ミニミーゼ(改))を見つめる
妖精や精霊に興味があればシーレンさんやエナにも目を向けるはず、それをしてないのだから、エスプリの服、着物に興味があるのだろう

「お部屋への案内お願い出来ますか?」ビクトリアです
「あ はい…本日、ご予約頂いたのは6名様でしたので、お部屋が6人部屋になっております」
「6人部屋は広すぎません? 他の部屋は空いてませんの?」
「流石に年末ですので、生憎あいにく、満室になっておりまして申し訳ございません、本日の予約も急な事でしたのですが、たまたま6人部屋のキャンセルが直前にありまして…予約をお受け出来たました次第です」
「たまたま 直前にキャンセル」
「はい 直前に」
「仕方ありませんわね その部屋へ案内お願いします」
「3階の奥の部屋になります … こちらです」

エスプリ「広いね」
エナ「広いですわね」
ミーゼ「大っきいですね」
スイレン「大きいです」
シーレン「3つです」
ビクトリア「3つですわね」

何故か?大きなベッドが3つもある広い部屋

最初に予約していたのが貴族で部屋の広さやベッドの大きさを指定していたらしい、部屋を改築したにも関わらずキャンセルしてきたらしい
(改築費とキャンセル料はきちんと払ってもらったようだ、良心的な貴族である)

この宿『獅子座の聖戦士の乙女座の妻の妹』の占い好きな女店主『ヘビザッテ=ナニヨ』さんにこの部屋の改造を相談した
「この通りに出来るなら、やっても構わないよ」
どこからか、詳細に書かれた設計図が出てきた
2人部屋3つに分割され部屋の広さ(微妙に違う)や窓の高さ、ドアの大きさ、開く方向等が詳細に書かれていた

その設計図を見ながら…あーして、こーして、あれを…すれば、はい
「では、この辺りの物はとりあえず【小と大ナノデマクロ】で小さくし、ポーチから、大木の使いかけで壁を造ります、ドアを外し、壁に変えて、ここを窓にして、こっちの窓はずらして、壁で仕切る。ここは通路、壁にドア、ベッドを戻して…この部屋には大きいですわね、少しサイズ調整、ここは終わり。次はこうして照明を戻して、こっちは造る、ここも壁で仕切るドアを戻してベッドをと、はい、終わり、最後が窓がここ、照明を付けて、ドア付けてベッドを置いて、こんな感じ…でよろしいかしら?」

ナニヨ店主は
「あんた 大工やんなよ…好きな所使いな部屋代はいらないから」
と、去っていった
部屋代はギルド支払いなのでわたくし達、払ってません
「唯一風呂とトイレのあるこちらを使いましょうか」
他の2部屋にはトイレも風呂もない、設計図通りに造りました

「ビクトリア様…ショウリ様が微塵も見えません…」
「成り切り方が半端じゃないですわ」
「もう 女性にしか見えません」
「ショウリはショウリ、ビクトリアはビクトリア」
「わたくしは、わたくしです」

「わたくしの仕事は大工じゃありません…」
ポーチから、ギルドで預かった素材を取りだし
「今、気分が高揚してますの良いものがバンバン出来そうですわ」
2時間で10800セットを完成させた
21:27
「みんなでお風呂しませんか?」
「ここ、大浴場があるそうです そちらにしません?」
「な 何を仰ってるの?スイレンさん わたくしも一緒にですか?」
「ビクトリアさんなら、問題は無いですわ ビクトリアさんなら ですわ」
「大浴場 入りたい」
「エスプリさん そのお姿でお入りになるのですか?」
「この姿なら、ショウリの背中流せる 今は、ビクトリアだけど」
「私も人間のお風呂に興味あります」
「し 仕方ありませんわね みなさんが希望なさるなら で、大浴場が使えるのは何時までですの?」
「確か、21時」
「…今、何時ですか?ミーゼさん」
「21:31です」
「ざ 残念ですわね 残念です」
入りたかった訳じゃないから 少ししか
ということで、部屋のお風呂です

わたくしは、先に上がりました
みんなにお揃いのランジェリーを造るため…
(自分のも 女装趣味に走らないはず)
エスプリは今日はミニミーゼ(改)で過ごすみたいです

風呂上がりにわたくしが作ったランジェリーをみんなが着けました
シーレンさんやエナ、スイレンはこんなにフィットした優しい着心地のランジェリーは初めてだったらしくとても喜んでくれた
生まれて初めてランジェリーを着けたエスプリ(ミニミーゼ(改))は泣いていた(ToT)ハジメテ ボクハジメテ
エスプリ(ミニミーゼ(改))が抱きつしてきます 下着姿で見た目ミーゼです 体のサイズは小さいけど押し付けてきますビクトリアの腕に







わたくしはスマホを取り出しメールを開きました、ログインボーナスを受け取るためにです(12月28日分)
 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
 # # # # # #
ブラックスマホボーナス】

『バイメーテルポーション ×10』
『メーテルポーション ×10』
『D.W.メモリーカード2M』
 # # # # # #
昨日と一緒

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
 # # # # # #
 【ログインボーナス】

『ガチャポイント 100P』
初心者ボーナス
『ガチャポイント 500P』(4/6)
 # # # # # #
昨日と一緒

 【連続ログインボーナス】
『ガチャポイント 100P』
『ヒール錠剤 1』
 # # # # # #
昨日と一緒


「スマホにチャージしますか?」
[はい][いいえ]

もちろん、はい (ポチッ)

チャリ~ン♪
 PPPPPPPPPPPPPPPP
ガチャポイント 10022700P
      ←      700
 PPPPPPPPPPPPPPPP

『バイメーテルポーション ×10』
『メーテルポーション   ×10』
『D.W.メモリーカード2M』
『ヒール錠剤 1』
を、受け取りました、ポーチに自動回収しました

*パーティーボックス*
〈ビクトリア専用〉
ヒール錠剤       13 ←  1
バイメーテルポーション 29 ← 10
メーテルポーション   35 ← 10
D.W.メモリーカード2M   2 ←  1
※ステータスいじってるから?ショウリからビクトリアになってます

「ねぇ ミーゼさん、ガチャポイントは、どこで使えるのですか?」
「ガチャポイントは、冒険者ギルド、商業ギルドのガチャボックスで使えます」
「冒険者ギルド…トトマ村の分所にありましたか?」
「分所には、ありませんでした、キンゴタウンには、冒険者ギルドにも商業ギルドにもありますよ」
「ガチャポイントはスマホに入っていますが、そのガチャボックスにスマホをかざすとかするんですか?」
「いいえ、スマホをガチャ選択カウンターに置いて、引きたいガチャボックス…スキルガチャ・特技ガチャ・魔法ガチャ・アイテムガチャ・???ガチャを選択してガチャをします。消費するポイントによって★~★★★★★までの獲得出来る商品のレベル獲得確率が変わります。
1回
  10P ーーーーー ★~★★
 100P ーーーーー ★~★★★
 500P ーーーーー ★★~★★★★
1000P ーーーーー ★★★~★★★★★

10回+1回サービス 
 1000P ーーーー ★~★★★
 5000P ーーーー ★★~★★★★
10000P ーーーー ★★★~★★★★★

です
「冒険者ギルドと商業ギルドで、ガチャの商品が違うとか?」
「一緒ですよ」

「…… 明日の行動予定ですが、わたくしは商業ギルドへランジェリーの納品とか行きますが、みなさんはどうなさいますか?」
「ビクトリアの姿でですか?」
ミーゼが聞いてきた 

「そこなんですよねぇ ショウリから、ビクトリアには直ぐに成れるんですけど、ビクトリアからショウリには 余り成りたくないんですぅ不快で…」
※ショウリは、くすぐったいのが苦手です

「この、姿にも慣れたいし…」
「私はクエストを受注してますからクエストをしてもいいです…別行動をしてもいいかと」
「ワタシも折角 冒険者に成れたのですから、魔物の討伐とかしたいですわ」
「ボクも商業ギルドは暇 でも、この姿で戦えるかな?」
「エスプリさんは、ミーゼさんに擬態してるのですから、ミーゼさんと同じ魔法も使えるのでしょう?大丈夫ですよ きっと」
「そうだよね 今、ミーゼだから、この体でも大丈夫だよね」
「魔法の威力に体の大きさは関係ないから」
ミーゼと顔を見合わせ 微笑む ニコッ

「連絡は『同調念話シンクロフォン』がありますから、明日は別行動をしましょうか?」
「シーレンさん、エナ、スイレンは攻撃系の魔法とかありますか?」
「精霊魔法は強力すぎますが水属性の攻撃魔法は殆どマスターしてます」
シーレンさんが言う
「ワタシもかなり自信ありますですわ」
「私も水属性の攻撃魔法もサポート魔法も出来ます」
「わたくしも見てみたいですねぇ 精霊の戦い…ビクトリアで時々別行動をしないといけなくなる可能性を考えますと、いい経験かも知れませんね」
「明日は、午前中は別行動を お昼に冒険者ギルド待ち合わせでお昼を一緒にする という事でよろしいかしら?」
「ワタシ、それで良いですわ」
「私も」
「ボクも」
「私もそれでいいです」

「ということで、寝ましょうか?」
ビクトリアになっても、ベッドに入り、目を瞑ると朝になる…





1817日→1816日



お揃いの下着は、スパローを召喚し(カードから実体化)、その糸で作りした
その糸だけだと、透明なのでタンポトンも使いました
『タンポトン』
レア度:★★★☆☆
種 類:素材アイテム
買 値:未設定
特 徴:タンポポのようにコットンが花になった植物
    柔らかくて、肌触りがいい繊維系素材
    綿毛の時期にしか採取出来ない(年1回)希少アイテム
   ※精霊界では毎週採取可能



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