これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第2章 第35話 金属他加工製品販売?スポンサー契約?

第2章 ブラックスマホの伝説
第35話 金属他加工製品販売?スポンサー契約?



前回のあらすじ

馬の出産に立ち会った
馬を借りることが出来てチェアさん達も喜んだ
村の外の魔物を狩った、連携の確認で
パーティーボックスの自動回収設定をした




「ミーゼさん、そろそろ分所へ行きましょうか?」
「『テレポート』で」
ミーゼさんの手を握った
「え? キャッ」「キャッ」

僕らは、『テレポート』でギルド分所の裏庭へ飛んだ

「これが転移…」
「凄いね…ショウリ」
ミーゼさんもエスプリも驚いてます

『神眼』で表に人集りができていたことが解っていたので人がいない裏庭へ転移したショウリだった

コンコン 裏口のドアをノックした
「バカデさん、ショウリです」
コンコン

ガチャリ 裏口のドアが開いた
「お前の事だ 裏口から来ると思った」

「「こんにちは」」
ミーゼさんとエスプリが挨拶した

「表の人達は何ですか?」

「お前のせいだよ」

「????? (・・;)?僕のせい?」

「いや エスプリのせいかな?」

「????? (・・;)?ボクのせい?」

「要するに、お前達を見に来たのが半分 アイテムを買いに来たのが半分 ってとこか?」

「村人に必要な物を聞いて回ったら多すぎたから、並ばせた」

「そういうことでしたか…」

“もしもし エスプリ”
“何?”
“ポーチに 聖水100個程入れてくれる? 空ビンもあったら、お願い”
“あるよ”

僕は頭の上のエスプリを腰のポーチに近づけ、『無の空間ナインラウーム』をエスプリ周辺に展開した

*パーティーボックス*
(追加)
〈共有〉
聖水     100 ← 100
空瓶(小)    52 ←  50
空瓶(中)    20 ←  20

僕は村人が聖水を買いに来た場合の備えをした


“ありがとう” プツッ

「で、どうすればいいでしょうか?」

「その前に 村人がスマホ払いにしたらどうする?」

「スマホ払い?」

「現金を持ってないヤツ スマホのチャージで支払いをする者も居るだろう お前の黒は見せん方がいい」

「スマホ間で支払いをするってことですか? じゃ ミーゼさんの使えます?」
僕はミーゼさんに聞いた

「(¥o¥) し 仕方ありませんね ご主人様が希望されるのですから ご主人様の強い希望です 仕方なくです どうぞお使いください (¥o¥)」
スマホを出してくれた 強く希望してませんし、目が困ってませんから(--;)


「エスプリ 誘導をしてもらえる?
 ミーゼさんは 会計を…(任せていいのかな?)
 僕は、ポーチから商品を出します」
「バカデさん、こちらはこんな感じでいいですか?」

「本来、ギルドはこういうことをするところではないんだが…」

「早く済ませましょう さあ(¥o¥)」
ミーゼさんが催促する

「では、最初の方 どうぞ」
エスプリが誘導を始めた

最初はお喋りのカセーフさん?(だったかな?)だ
「はいはい 私は…えーっと…」

…(--;)何も決めずに並んだな?

「聖水ありますよ」
商品が並んでいないのだから、こちらのあるものを言っても悪くはないはず

「あるの? じゃ 聖水2本と薬草を1つお願い」
「銀貨1枚と銅貨3枚です」
ミーゼさん速答

ポーチから聖水2本と薬草を1つ出す

「はい、ありがとうございました」 現金払い

「次の方」

品物を買いに来たというよりエスプリを見に来た感じで、注文は前の人に合わせている感じ…若い男性はミーゼさんも注目してるが、僕には関心ないみたい、若い女性も僕よりエスプリやミーゼさんのローブって感じ…ちょっと淋しい

「俺は聖水2本と薬草1つ…あと毒消し草を1つ」
「銀貨1枚と銅貨8枚です」

「ありがとうございますぅ」 スマホ払い
 チャリ~~ン

「次の方」

「聖水2本と薬草を1つ」
「銀貨1枚と銅貨3枚です」

「ありがとうございますぅ」 スマホ払い
 チャリ~~ン

「次の方」

「聖水2本と薬草1つお願い」
「銀貨1枚と銅貨3枚です」
「ありがとうございますぅ」 スマホ払い
 チャリ~~ン

「次の方」

次々とはけて行き
ミーゼさんのサービスポーズ?胸を強調するダッチュー○ポーズ(古い?)が男性客のスマホ払いを助長しているような…

「エスプリ ちょっと待ってもらって」
「あ うん 少々お待ちください 直ぐ呼びますから」
(「カ カワイイ~」「飴ちゃん食べるか?」 エスプリを見に来た人もいるようだ)

「バカデさん、ちょっと気になったんですが 何故皆さん 薬草を求めるのですか?」

「あ~ 1つはこの辺りは薬草が採取しづらい土地、それと、この村に生まれた者はある時期から(個人差あり)1週間に1度朝目が覚めると体力を消耗している日がある、村人全ての人に…病気ではないみたいだが何百年も前から らしく村人は当たり前の事のように受け取っている、他から来た者だと長いこと暮らしていてもそういったことは全くない、俺も他の永住した連中もそんな事はなかった、だから、それが出たとき薬草を飲んで済ませる…1週間に1度朝体力を消耗しているから(仕事の時は)薬草を飲んむ…ただそれだけの事と村人は笑って、特別な事とは思っていない」

「…変わった病気?というか、習慣というか現象?…薬草があれば解決する事なんでしょうか?」

「まぁ村の連中は気にしてないんだから、部外者の俺達が気をやむ事もあるまい、薬草飲むか、寝てれば済むんだから」

「待たせるのも悪いから、エスプリ次の人を呼んで」

「うん 次の方 お待たせしました どうぞ」

入ってきたのはガラの悪い如何にもという感じの男4人 そして いきなり
「そのポーチを渡しな」と剣を抜く

バカデさんはニヤニヤしながら見ているだけ

「僕らは忙しいんで、お帰りください」

エスプリに剣を向けて
「ポーチを素直に渡せば、こいつは無傷で返してやる」ニヤニヤ

「さあ 渡せ」

「バカデさん、この人達の罪障は『恐喝』と『強盗未遂』で勾留は何日ですか?」

「ん、飯代が勿体ない」

「じゃ氷漬けでいいですね ミーゼさんもお願いします」

「「『氷の棺桶アイスグロゥヴ』」」
僕とミーゼさんで2人づつ首から下を氷付けです

「ここでは邪魔ですね」
「仕方ありません、よいしょっと」
首から下を氷漬けにし男達を、【小と大ナノデマクロ】で体重を小さく(1/100くらいに)し、氷ごと2人づつ担いで表に並べた、ギャーギャーうるいので【小と大ナノデマクロ】で声を小さくして体重は元に戻した
今日は寒いので1時間くらい反省してもらいます
(カセーフさんは見た 一部始終を)

「エスプリ 次の人 呼んで」
僕以外氷漬けになっていた…僕の行為に固まっていた村人も

「ご主人様は 怪力持ちでお金持ち?」
「ショウリ お前なぁ…」
「ショウリは力も強いね」

「バカデさん、何であんな連中が来るんでしょうか? ここ、ギルドですよね、バカデさんは、ギルドマスター(分所所長)ですよね」

「解らんよ、俺にはあんなバカな連中の考えなど」

「エスプリも何であんな連中、入れたの?」
「面白そうだったから」

「ミーゼさんにはご褒美です、バイメーテルポーション ポーチに入れておきますね」

*パーティーボックス*
(追加)
〈ミーゼ専用〉
 バイメーテルポーション  1 ← 1

〈ショウリ専用〉
 バイメーテルポーション  9 → 1

〈共有〉
 聖水         60 → 40
 薬草         79 → 20
 毒消し草       95 →  4
 銀貨          7 ←  6
 銅貨         28 ← 28

「ご主人様~」抱きついてきました
ほとんどの男性がスマホ払いだからね
? 今日は平日のはず以外に男性が多いなぁ仕事はしてないのかな?

「バカデさん 男性客が多いみたいですが皆さん仕事は何をしているのですか?」

「この村は農業、トトマという赤い実の野菜を作っている者と、林業系だな、トトキンの森から木を切り出し加工して他の街に売っている」
(赤い実…トマト?)
きこりはたまに魔物も狩って毛皮や肉も売るな」
「女は毛皮などで服なんかを造り、男は木工細工をし、器用なヤツが多いなぁ」

「あぁそれで…エスプリやミーゼさんのローブを見ていた女性客の意味がわかりました」

話をしながらも 聖水販売?は続いていた

「次の方 どうぞ」

馬小屋に居た男女が来た
「あの ゆ 指輪とかあります?」
男性が顔を赤くして言った

僕はポーチの中には、ミスリルとオリハルコンがあるし、女神の加護で造れるかなと思い
「どんな 指輪をご希望ですか? ミスリルとオリハルコンのならありますが…」

「ご主人様 オリハルコンでお願いします」
ミーゼさんは 薬指だけを伸ばした左手を出してきた(¥.¥)
「ミーゼさんは真面目に会計を速やかにすることを希望します」
大人しくさせた 涙目の下りは省略

「ぼ ぼ 僕たち…こん …けつ 結婚…して…その」
時間かかりそうだったので可哀想だが
「結婚指輪ですか? こんなのはどうでしょう?」
僕はポーチの中でミスリルをねじった…イメージからの…指輪を1つ造り出して見せた

「凄いですねぇ…」
後ろからチェアさんが声をかけてきた
コピーさん、ジームさん、インクさんもいる

「あ チェアさん びっくりするじゃありませんか」

「誰かが私共の商売の邪魔をしているとかで見に来ました」
ジームさんがやれやれという顔で僕を見る

「すみません、ショウリさん これからの交渉は私共に任せてもらえませんか?」
とインクさん

「あ すみません、商売の邪魔をする気はなかったのですが…すみません」

インクさん、ジームさんがその男女の意見や提案など…職業、デザイン、材質、予算…僕などよりスムーズに商談が進んだ

彼らは既に結婚していて、お金は貯まったが指輪を買いに行く機会がなかったとか…この村にはいいのが無い、頼むのも心配で ということでダメ元で来たらしい
予算は金貨20枚、職業は農夫(農婦)で普段指輪をはめていても支障はなく、予算から材質は金か銀…ミスリルやオリハルコンでは予算オーバーらしい(市場価格)

僕は、ポーチの中で、金貨と銀貨をリング状にし捻って三つ編みのように…金は中、銀は外2本のイメージ…して指輪を2つ造った
※三つ編みにしたのは彼女の髪型、イメージしやすかったからです

「では、これなんかどうですか? これなら、金貨10枚で売りますよ」
ポーチから出す
元は金貨1枚と銀貨2枚で指輪2つ分…ぼったくりと言われてもおかしくない値段

チェア「ちょっといいですか? これは凄いですね」
   「ショウリさん『鑑定』してもいいですか?」

ショウリ「構いませんよ」
 チェアさんは『鑑定』のスキル持ちなんだ

チェアさんが『鑑定』を使った

 # # # # # #
『金&銀の指輪』
レア度 :オリジナル
種 類 :アクセサリー(指輪)
販売価格:金貨5枚?
特 徴 :金と銀を使い三つ編み状に細工した指輪
 # # # # # #

「えっ? オリジナルで1つ金貨5枚?」
「これ、1つで金貨10枚でなく、2つで10枚ってことですか?ショウリさん」

「あ はい そのつもりでしたが…おかしかったですか?」

「いやいや この細工なら1つ金貨10 いや12枚でもおかしくないですよ」
鑑定したチェアさんが溢す

ハイグレンデル(男性)とヘンデリーネ(三つ編みの女性)は、2つで金貨10枚でいいと言われた指輪が1つ12枚でもおかしくない物と鑑定され顔を見合わせて喜んでいる

「ショウリさんに任せていたら」
「金細工職人の暴動が起きます!」
「私共を通してください」
コピーさん、ジームさん、インクさんも指輪を手に取り非難するジト目だ

ということで、2つで金貨20枚
僕は、申し訳なかったので、指輪の裏にそれぞれの名前と結婚記念日7月7日を刻み、サイズを合わせてあげた
2人は驚きながらも、とても喜んで帰っていった


名前を刻むサービスは、この世界には無かったらしく皆驚いていた
後からサイズを合わせられる僕の魔法にも皆驚愕
※指輪のような小さい物は先にサイズを合わせて造るのが普通だし、裏面への細工はとても技術的に難しいという
※チェアさんは、鑑定書を出してくれた
 チェアさんには鑑定書発行の資格があるようだ

一応、村人の要望の販売?は終了した

*パーティーボックス*
(追加)
〈ショウリ専用〉※(見せてません)
 金貨         98 → 1
 銀貨        557 → 2

〈共有〉
 聖水         10 → 30
 薬草         59 → 20
 ヒートラットの肉   17 →  3
 スノーラビットの肉   8 →  2
 炎 狼フレイムウルフの肉      1 → 4

 金貨         26 ← 26
 銀貨         18 ← 12
 銅貨         56 ← 28

他、ミーゼさんのスマホ
※ミスリルの指輪はチェアさん買取り、金貨20枚
※ヒートラットの肉―銀貨1枚銅貨5枚、スノーラビットの肉―銀貨2枚、炎 狼フレイムウルフの肉―金貨2枚

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
僕は、チェアさん達が変わってくれたので、『神眼』で村人を診ていた、特に気になる所はなかった
健康状態良好…男性も女性も実年齢より若く見えたのに少し驚いた(感想)
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

指輪の製作者が僕だとバレバレで
この後、チェアさん達と金属他加工製品販売?のスポンサー契約が成された
指輪の代金、金貨20枚のスマホ払いを主張したミーゼさんが涙目で断念した 事を追記しておく





残り1819日



〈金属他加工製品販売?スポンサー契約〉
『他』が曲者だと後でわかったショウリ(--;)
指輪等のアクセサリー、服、や武器を受注製産するもの、素材収集採取、注文受付、販売をチェアさん達、僕が造る、たまに素材収集もする
※手数料は僕のスマホへ入金される、末締めの5日払い


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