これって?ゲーム?異世界?
第2章 第30話 カツラ?
第2章 黒スマホの伝説
第30話 カツラ?
前回のあらすじ
宿屋の受付さんに魔力寄付をすると驚かれる
村の雪かきを魔法を使いお手伝い…目立ってしまう
アンクゥさんのスマホのアプリからクリフさんが死んでいる事が判明、偽クリフを捕まえる作戦を立てる
ミーゼ「おはようございます バカデさん、ショウリさん、エスプリさん」
クリフ「おは え? エスプリさん?」
エスプリ「おはようございます、ミーゼさん」
クリフ「え~~~~~ 喋るんですか?このスライム」
エスプリ「ボクの名前は『エスプリ』 スライムって言うな!」
自然だよエスプリ、ナイスだよ
クリフ「ミーゼは知ってたのか? びっくりだよ、スラ いや『エスプリ』 さ ん が喋れるなんて…」
「あっ 初めまして クリフです。おはようございます、ショウリさんの服も凄いです、俺も欲しいです」はぁ~
(ミーゼ『え? 俺も?』)
いつもは『自分』って言うのに…
さぁ、ここからが勝負ですよ 偽クリフさん
“もしもしエスプリ始めるよ”
【神眼】
§§§§ ステータス §§§§
名 前:クリュー=クリフ《アント=ババ》
種 族:人族
年 齢:33
性 別:男
職 業:盗賊
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
レベル: 37 [ C(赤) ]
H P: 260/260
M P: 70/ 70
:「アントトネーチャン」サブ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆魔法属性◆
なし
◆パッシブスキル◆
なし
◆メインスキル◆(1/3)
【隠れ身★★☆】【】【】
◆サブスキル◆(0/3)
【】【】【】
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆魔 法◆
なし
◆特技◆
『逃走★★☆』『罠外し★★☆』『忍び足★★☆』『聞き耳★☆☆』『変装★☆☆』
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
§§§§§§§ 装備 §§§§§§§
武器:鉄の剣
防具 (頭):兜
(鎧):銀の胸当て
    :冒険者のズボン
(盾):鉄の盾
(靴):丈夫な革靴
アクセサリー:【変装のベルト【変装★★☆】】
【カツラ】
§ § § § § § §
~ ~ ~ ~ ~ ~
§§§§ ステータス §§§§
名 前:シップ=ミーゼ
種 族:ハーフエルフ
年 齢:≡≡ (見た目20代)
性 別:女
職 業:魔導師
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
レベル:30 [ C ]
H P: 122/122
M P: 1/250
クラス:C「アンティークシップ」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆魔法属性◆
水・風・光
◆パッシブスキル◆
なし
◆メインスキル◆(1/3)
【簡略詠唱】【】【】
◆サブスキル◆(1/3)
【集中】【】【】
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆魔 法◆
◆〈水〉◆
『アイスボール』『ウォーターボール』『ウォーターウォール』『ウォーターシールド』『アイススピア』『アイスニードル』『アイスバインド』『アイスロック』『アイスウォール』『アイスレイン』『氷の棺桶』
◆〈風〉◆
『ウインド』『ストーム』『ダウンバースト』
◆〈光〉◆
『ヒール』『バイヒール』『デカヒール』『ライトボール』『ライトニングスピア』『状態異常回復』
◆特技◆
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
§§§§§ 装備 §§§§§
武器:魔女の杖(三魔石付:青・緑・光)
防具 (頭):なし
(鎧):魔導師のローブ(風)
     :魔導師のスカート(風)
(盾):なし
(靴):魔女の革靴
アクセサリー:【水魔石付の腕輪】《【奴隷の腕輪【魔力放出】》
【】
~ ~ ~ ~ ~ ~
誕生日:12月01日
奴隷期限:1年(残り20日)
発 限:D.W.暦7645年01月15日
§ § § § § § §
“エスプリ カツラってあるの?”
“あるよ”
僕は、笑いを堪えていた
“『奴隷の腕輪』!『魔力放出』?これがミーゼさんの異常の原因だね”
“『奴隷の腕輪』 酷い…ミーゼさん可愛そう ショウリ何とか出来る?”
“【神眼】“
『奴隷の腕輪(期限付)』
マスター〈アント=ババ〉の奴隷
マスターに絶対服従
命令に背けば焼かれるような激痛、電撃が襲う
※【サンダートラップ】【毒針の罠】
マスター以外が無理に外そうとすれば
警告1:電撃に襲われる
警告2:全面に針が複数飛び出す
最 終:針から即効性の致死毒が出る
※D.W.暦7654年12月1日から1年間の奴隷契約
『魔力放出』
対象者のMPを放出し続ける
(『無の空間』)
僕は、バカデさんだけが入る範囲で『無の空間』を発動させた
(エスプリは頭の上だから当然範囲内)
ショウリ「バカデさん、この会話は僕たちしか聞こえません、『アント=ババ』って誰ですか?靴紐を直す振りでもして答えてください」
あまり口が動かないように喋った
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
実は、ショウリは腹話術が出来ます
マスクがずれないように話していてマスターした
▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲
バカデ「あ 『アント=ババ』はジョーカーのライバル的な盗賊のNo.2だ。そいつらが黒幕か?…そういうことか」
バカデさんは僕の指示を瞬間的に察知し、靴紐を直す振りで屈んで答えた
ミーゼさんの腕輪に『無の空間』を発動
外部からの干渉を無効にした
“エスプリ クリフは変装だと確認できた、ミーゼさんの腕輪も無効化した、偽クリフをぶっ飛ばしてもらえる 後、ベルトをどうにかできる?”
“まかせて!”
頭の上から飛び降りた
このタイミングで商人さん達がギルドに来た
インク「おはようございます、みなさん。シヨリさん、その服凄いですねぇ~ 欲しいですぅ」
「「「「「え?」」」」」 商人男性3人と僕とエスプリ
??シヨリ? 服凄い?
この刹那に僕は、スキルを発動させていた
【神眼】
§§§§ ステータス §§§§
名 前:カラポ=インク《アント=キタリー》
種 族:人族
年 齢:39
性 別:女
職 業:盗賊
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
レベル:37 [ C(赤) ]
H P: 202/202
M P: 55/ 55
:「アントトネーチャン」リーダー
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆魔法属性◆
なし
◆パッシブスキル◆
なし
◆メインスキル◆(1/3)
【誘惑★☆☆】【】【】
◆サブスキル◆(0/3)
【】【】【】
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆魔 法◆
なし
◆特技◆
『逃走★★☆』『隠れ身★★☆』『忍び足★★☆』『聞き耳★☆☆』『変装★☆☆』
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
§§§§§ 装備 §§§§§
武器:なし
防具 (頭):なし
(鎧):商人用革の胸当て
     :商人用革ズボン
(盾):なし
(靴):革靴
アクセサリー:【変装のベルト【変装★★☆】】
【】
~ ~ ~ ~ ~ ~
僕は、スキルを確認した瞬間、我を忘れ呪文を唱え、キタリーの首から下を氷浸けになるように
「インクさんの胸はそんなに小さくな~~~~い! 『氷の棺桶』!」
「「「「「え?」」」」」 男4人(商人とバカデさん)とエスプリ
偽クリフは驚いていない うわっ~という渋い顔
「はぁ?」 キタリー本人は不機嫌そうに僕を睨む
氷のベルトのところに手が入るくらいの穴を作りベルトに触れ、マスター権限を使いスキルを無効化した
「インクさんに何をした!」
変装が解け、キタリーの姿が現れる
僕の質問にキタリーが答えるより早く
【神眼】で宿屋を確認、インクさん!『テレポート』宿屋へ飛んだ
インクさんは、下着姿で目隠しと猿ぐつわをされ両手両足をベッドの四隅に…大の字に縛られていた
下着姿の女性にはとても恥ずかしい体勢
「んんんん」
物音で誰かが来たことを感じもがく…
「大丈夫ですか? インクさん」
言葉をかけながら目隠しを外す
涙目で僕を見るインク
猿ぐつわを外す
「ショウリさん?」
手足の縄を外すと
「ショウリさん、怖かった 怖かったです…」
インクさんは下着姿で僕に抱きつき泣き出した
綺麗な女性に下着姿でベッドで抱きつかれたら…男の子は元気にならないはずはないと僕は思う
現に元気にお立ちになっておられます
(“インクさんの胸が当たってます~”)
“エスプリ 聞こえる みんなにインクさんは無事だと伝えてくれる”
“うん わかった それとショウリ、インクさんに変な気起こさないでね”
“あっ はい す 直ぐ戻る”プツッ
だぁ~ また、心の声が漏れた~
「インクさん あの インクさん 大丈夫です もう大丈夫ですから は 離れて もらえます? 当たってますから…」
インクさんの肩を両手で離す、目線は天上
インクさんは僕のその様子で始めて自分の格好に気づき、慌てて離れる…両手で胸を隠して赤くなっていた
僕は、ポーチからリバーシブルコートを出し彼女にかけてあげ、後ろを向いた
「それ、使ってください」
「あっ 着替えるまで廊下で待ってます」
僕は部屋を出た
あれ?部屋を出るなら、コート要らなくねぇ?
自分の行動に呆れるショウリだった(--;)
ドアが開いた
「着替え 終わりました」
彼女はまだ震えていた よっぽど怖かったのだろう
しっかり、コート着てらっしゃいます 似合ってます
「じゃ みんなが待ってます、ギルドへ行きましょうか?」
「はい」
僕の伸ばした手を握る
「ギルドまで 転移しますね」
「えっ? キャッ」
僕たちは『記憶転移』で、ギルドへ飛んだ
~ ~ ~ ~ ~ ~
(少し時間が戻ります エスプリ目線)
「インクさんに何をした!?」
ショウリが消えた…『テレポート』?
はっ 今だ
「『体当り』」 ドン 「ウグッ」
「からの『頭突き』」 ドン 「ガハッ」
偽クリフの腹に『体当り』前のめりになった顎に下からの『頭突き』
※『体当り』も『頭突き』もスライムが飛んでくるのでどちらも同じに見えます。
これでは偽クリフはひっくり返るしかない
ドッテン 兜(ゴロン)とカツラ(ズルリ)が落ちた
そこにボクは馬乗り?になりベルトを外す
ベルトを外すと、そのままミーゼに飛びつく
ミーゼさんがボクを抱くように受け止めてくれた
ベルトが外され、偽クリフの変装が解け、ハゲ頭のババの姿に
エスプリ「『状態異常回復』『魔力譲渡』」
ミーゼ「えっ? ハゲ? クリフさんじゃない? ハゲ…」
エスプリ「クリフさんは死んでます、恐らく殺されたの、あいつらに…」
ミーゼ「えっ? ハゲに?」
バカデ「そいつらは(クックッ)、盗賊『アントトネーチャン』だ(クックッ)、エスプリの言う通りクリフは死んでる」(クックックックッ)
ハゲのババに笑いを堪えられないみたい
エスプリ「腕輪は、ショウリが無効化したよ、魔力も回復したよ」
ミーゼ「あ」
自分の魔力が回復しているのを実感したのか
ボクと自分の体を抱き締めるようにしている
ミーゼ「クリフさんが死んだ、アンクゥさんが死んだ、ティガさんが死んだ……ハゲに殺された(ブツブツ)」
エスプリ「ミーゼ さん?」
ババ「クソッが あいたた(キラン)」
ババが立ち上がる 朝日が当たり光る
(“インクさんの胸が当たってます~”)
“エスプリ 聞こえる みんなにインクさんは無事だと伝えてくれる”
“うん わかった それとショウリ、インクさんに変な気起こさないでね”
“あっ はい す 直ぐ戻る”プツッ
エスプリ「みなさん、インクさんは無事です。ショウリはインクさんと直ぐ戻るって」
バカデ「もう、観念しろババ、キタリーもこの様だ」(クックッ)
ババ「ふん ミーゼこっちへ来い!…早く来い! な 何故、命令が 腕輪が効かん?」
エスプリ「腕輪は、無効化したもん」
バカデ「命令?腕輪? 奴隷の腕輪か 外道が」
この展開に商人さん達はオロオロです
そこへ
ショウリ「インクさんは無事です」
インク「嘘?…」キョロキョロ
『記憶転移』で戻ってきた
ミーゼ「このハゲが! みんなの敵! 『氷の棺桶』!」
ババの足下から氷ができ始めた パキパキ
僕は首のところで魔法を止めた 『無の空間』で
残り1819日
〈アイテム紹介〉
【変装のベルト【変装★★☆】】
〈★★☆〉
顔や髪型をそっくりに変えられる
ステータスは変えられない
身体的特徴も一部しか変えられない
※今回は身長や声、肌の色を変えたためキタリーは胸を変えられなかった
*追記*
僕はインクさんに下着姿で縛られていた事を口止めされ、裸を見たんですから、責任を取ってくださいと責められリバーシブルコートは返してもらえなかった
まぁ必要な時がきたらまた造ればいいし、納得はしてないけど、インクさんがコートや他の服の事をあれこれ聞いてこなくなったし、僕が持っていてもポーチから出す機会は少なそうでインクさんに似合っているから、そっちの方がいいと思ったから譲ることにした
フォロー、いいね ありがとうございます
感想・誤字報告等ありましたら一言お願いします
第30話 カツラ?
前回のあらすじ
宿屋の受付さんに魔力寄付をすると驚かれる
村の雪かきを魔法を使いお手伝い…目立ってしまう
アンクゥさんのスマホのアプリからクリフさんが死んでいる事が判明、偽クリフを捕まえる作戦を立てる
ミーゼ「おはようございます バカデさん、ショウリさん、エスプリさん」
クリフ「おは え? エスプリさん?」
エスプリ「おはようございます、ミーゼさん」
クリフ「え~~~~~ 喋るんですか?このスライム」
エスプリ「ボクの名前は『エスプリ』 スライムって言うな!」
自然だよエスプリ、ナイスだよ
クリフ「ミーゼは知ってたのか? びっくりだよ、スラ いや『エスプリ』 さ ん が喋れるなんて…」
「あっ 初めまして クリフです。おはようございます、ショウリさんの服も凄いです、俺も欲しいです」はぁ~
(ミーゼ『え? 俺も?』)
いつもは『自分』って言うのに…
さぁ、ここからが勝負ですよ 偽クリフさん
“もしもしエスプリ始めるよ”
【神眼】
§§§§ ステータス §§§§
名 前:クリュー=クリフ《アント=ババ》
種 族:人族
年 齢:33
性 別:男
職 業:盗賊
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
レベル: 37 [ C(赤) ]
H P: 260/260
M P: 70/ 70
:「アントトネーチャン」サブ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆魔法属性◆
なし
◆パッシブスキル◆
なし
◆メインスキル◆(1/3)
【隠れ身★★☆】【】【】
◆サブスキル◆(0/3)
【】【】【】
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆魔 法◆
なし
◆特技◆
『逃走★★☆』『罠外し★★☆』『忍び足★★☆』『聞き耳★☆☆』『変装★☆☆』
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
§§§§§§§ 装備 §§§§§§§
武器:鉄の剣
防具 (頭):兜
(鎧):銀の胸当て
    :冒険者のズボン
(盾):鉄の盾
(靴):丈夫な革靴
アクセサリー:【変装のベルト【変装★★☆】】
【カツラ】
§ § § § § § §
~ ~ ~ ~ ~ ~
§§§§ ステータス §§§§
名 前:シップ=ミーゼ
種 族:ハーフエルフ
年 齢:≡≡ (見た目20代)
性 別:女
職 業:魔導師
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
レベル:30 [ C ]
H P: 122/122
M P: 1/250
クラス:C「アンティークシップ」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆魔法属性◆
水・風・光
◆パッシブスキル◆
なし
◆メインスキル◆(1/3)
【簡略詠唱】【】【】
◆サブスキル◆(1/3)
【集中】【】【】
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆魔 法◆
◆〈水〉◆
『アイスボール』『ウォーターボール』『ウォーターウォール』『ウォーターシールド』『アイススピア』『アイスニードル』『アイスバインド』『アイスロック』『アイスウォール』『アイスレイン』『氷の棺桶』
◆〈風〉◆
『ウインド』『ストーム』『ダウンバースト』
◆〈光〉◆
『ヒール』『バイヒール』『デカヒール』『ライトボール』『ライトニングスピア』『状態異常回復』
◆特技◆
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
§§§§§ 装備 §§§§§
武器:魔女の杖(三魔石付:青・緑・光)
防具 (頭):なし
(鎧):魔導師のローブ(風)
     :魔導師のスカート(風)
(盾):なし
(靴):魔女の革靴
アクセサリー:【水魔石付の腕輪】《【奴隷の腕輪【魔力放出】》
【】
~ ~ ~ ~ ~ ~
誕生日:12月01日
奴隷期限:1年(残り20日)
発 限:D.W.暦7645年01月15日
§ § § § § § §
“エスプリ カツラってあるの?”
“あるよ”
僕は、笑いを堪えていた
“『奴隷の腕輪』!『魔力放出』?これがミーゼさんの異常の原因だね”
“『奴隷の腕輪』 酷い…ミーゼさん可愛そう ショウリ何とか出来る?”
“【神眼】“
『奴隷の腕輪(期限付)』
マスター〈アント=ババ〉の奴隷
マスターに絶対服従
命令に背けば焼かれるような激痛、電撃が襲う
※【サンダートラップ】【毒針の罠】
マスター以外が無理に外そうとすれば
警告1:電撃に襲われる
警告2:全面に針が複数飛び出す
最 終:針から即効性の致死毒が出る
※D.W.暦7654年12月1日から1年間の奴隷契約
『魔力放出』
対象者のMPを放出し続ける
(『無の空間』)
僕は、バカデさんだけが入る範囲で『無の空間』を発動させた
(エスプリは頭の上だから当然範囲内)
ショウリ「バカデさん、この会話は僕たちしか聞こえません、『アント=ババ』って誰ですか?靴紐を直す振りでもして答えてください」
あまり口が動かないように喋った
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
実は、ショウリは腹話術が出来ます
マスクがずれないように話していてマスターした
▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲
バカデ「あ 『アント=ババ』はジョーカーのライバル的な盗賊のNo.2だ。そいつらが黒幕か?…そういうことか」
バカデさんは僕の指示を瞬間的に察知し、靴紐を直す振りで屈んで答えた
ミーゼさんの腕輪に『無の空間』を発動
外部からの干渉を無効にした
“エスプリ クリフは変装だと確認できた、ミーゼさんの腕輪も無効化した、偽クリフをぶっ飛ばしてもらえる 後、ベルトをどうにかできる?”
“まかせて!”
頭の上から飛び降りた
このタイミングで商人さん達がギルドに来た
インク「おはようございます、みなさん。シヨリさん、その服凄いですねぇ~ 欲しいですぅ」
「「「「「え?」」」」」 商人男性3人と僕とエスプリ
??シヨリ? 服凄い?
この刹那に僕は、スキルを発動させていた
【神眼】
§§§§ ステータス §§§§
名 前:カラポ=インク《アント=キタリー》
種 族:人族
年 齢:39
性 別:女
職 業:盗賊
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
レベル:37 [ C(赤) ]
H P: 202/202
M P: 55/ 55
:「アントトネーチャン」リーダー
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆魔法属性◆
なし
◆パッシブスキル◆
なし
◆メインスキル◆(1/3)
【誘惑★☆☆】【】【】
◆サブスキル◆(0/3)
【】【】【】
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆魔 法◆
なし
◆特技◆
『逃走★★☆』『隠れ身★★☆』『忍び足★★☆』『聞き耳★☆☆』『変装★☆☆』
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
§§§§§ 装備 §§§§§
武器:なし
防具 (頭):なし
(鎧):商人用革の胸当て
     :商人用革ズボン
(盾):なし
(靴):革靴
アクセサリー:【変装のベルト【変装★★☆】】
【】
~ ~ ~ ~ ~ ~
僕は、スキルを確認した瞬間、我を忘れ呪文を唱え、キタリーの首から下を氷浸けになるように
「インクさんの胸はそんなに小さくな~~~~い! 『氷の棺桶』!」
「「「「「え?」」」」」 男4人(商人とバカデさん)とエスプリ
偽クリフは驚いていない うわっ~という渋い顔
「はぁ?」 キタリー本人は不機嫌そうに僕を睨む
氷のベルトのところに手が入るくらいの穴を作りベルトに触れ、マスター権限を使いスキルを無効化した
「インクさんに何をした!」
変装が解け、キタリーの姿が現れる
僕の質問にキタリーが答えるより早く
【神眼】で宿屋を確認、インクさん!『テレポート』宿屋へ飛んだ
インクさんは、下着姿で目隠しと猿ぐつわをされ両手両足をベッドの四隅に…大の字に縛られていた
下着姿の女性にはとても恥ずかしい体勢
「んんんん」
物音で誰かが来たことを感じもがく…
「大丈夫ですか? インクさん」
言葉をかけながら目隠しを外す
涙目で僕を見るインク
猿ぐつわを外す
「ショウリさん?」
手足の縄を外すと
「ショウリさん、怖かった 怖かったです…」
インクさんは下着姿で僕に抱きつき泣き出した
綺麗な女性に下着姿でベッドで抱きつかれたら…男の子は元気にならないはずはないと僕は思う
現に元気にお立ちになっておられます
(“インクさんの胸が当たってます~”)
“エスプリ 聞こえる みんなにインクさんは無事だと伝えてくれる”
“うん わかった それとショウリ、インクさんに変な気起こさないでね”
“あっ はい す 直ぐ戻る”プツッ
だぁ~ また、心の声が漏れた~
「インクさん あの インクさん 大丈夫です もう大丈夫ですから は 離れて もらえます? 当たってますから…」
インクさんの肩を両手で離す、目線は天上
インクさんは僕のその様子で始めて自分の格好に気づき、慌てて離れる…両手で胸を隠して赤くなっていた
僕は、ポーチからリバーシブルコートを出し彼女にかけてあげ、後ろを向いた
「それ、使ってください」
「あっ 着替えるまで廊下で待ってます」
僕は部屋を出た
あれ?部屋を出るなら、コート要らなくねぇ?
自分の行動に呆れるショウリだった(--;)
ドアが開いた
「着替え 終わりました」
彼女はまだ震えていた よっぽど怖かったのだろう
しっかり、コート着てらっしゃいます 似合ってます
「じゃ みんなが待ってます、ギルドへ行きましょうか?」
「はい」
僕の伸ばした手を握る
「ギルドまで 転移しますね」
「えっ? キャッ」
僕たちは『記憶転移』で、ギルドへ飛んだ
~ ~ ~ ~ ~ ~
(少し時間が戻ります エスプリ目線)
「インクさんに何をした!?」
ショウリが消えた…『テレポート』?
はっ 今だ
「『体当り』」 ドン 「ウグッ」
「からの『頭突き』」 ドン 「ガハッ」
偽クリフの腹に『体当り』前のめりになった顎に下からの『頭突き』
※『体当り』も『頭突き』もスライムが飛んでくるのでどちらも同じに見えます。
これでは偽クリフはひっくり返るしかない
ドッテン 兜(ゴロン)とカツラ(ズルリ)が落ちた
そこにボクは馬乗り?になりベルトを外す
ベルトを外すと、そのままミーゼに飛びつく
ミーゼさんがボクを抱くように受け止めてくれた
ベルトが外され、偽クリフの変装が解け、ハゲ頭のババの姿に
エスプリ「『状態異常回復』『魔力譲渡』」
ミーゼ「えっ? ハゲ? クリフさんじゃない? ハゲ…」
エスプリ「クリフさんは死んでます、恐らく殺されたの、あいつらに…」
ミーゼ「えっ? ハゲに?」
バカデ「そいつらは(クックッ)、盗賊『アントトネーチャン』だ(クックッ)、エスプリの言う通りクリフは死んでる」(クックックックッ)
ハゲのババに笑いを堪えられないみたい
エスプリ「腕輪は、ショウリが無効化したよ、魔力も回復したよ」
ミーゼ「あ」
自分の魔力が回復しているのを実感したのか
ボクと自分の体を抱き締めるようにしている
ミーゼ「クリフさんが死んだ、アンクゥさんが死んだ、ティガさんが死んだ……ハゲに殺された(ブツブツ)」
エスプリ「ミーゼ さん?」
ババ「クソッが あいたた(キラン)」
ババが立ち上がる 朝日が当たり光る
(“インクさんの胸が当たってます~”)
“エスプリ 聞こえる みんなにインクさんは無事だと伝えてくれる”
“うん わかった それとショウリ、インクさんに変な気起こさないでね”
“あっ はい す 直ぐ戻る”プツッ
エスプリ「みなさん、インクさんは無事です。ショウリはインクさんと直ぐ戻るって」
バカデ「もう、観念しろババ、キタリーもこの様だ」(クックッ)
ババ「ふん ミーゼこっちへ来い!…早く来い! な 何故、命令が 腕輪が効かん?」
エスプリ「腕輪は、無効化したもん」
バカデ「命令?腕輪? 奴隷の腕輪か 外道が」
この展開に商人さん達はオロオロです
そこへ
ショウリ「インクさんは無事です」
インク「嘘?…」キョロキョロ
『記憶転移』で戻ってきた
ミーゼ「このハゲが! みんなの敵! 『氷の棺桶』!」
ババの足下から氷ができ始めた パキパキ
僕は首のところで魔法を止めた 『無の空間』で
残り1819日
〈アイテム紹介〉
【変装のベルト【変装★★☆】】
〈★★☆〉
顔や髪型をそっくりに変えられる
ステータスは変えられない
身体的特徴も一部しか変えられない
※今回は身長や声、肌の色を変えたためキタリーは胸を変えられなかった
*追記*
僕はインクさんに下着姿で縛られていた事を口止めされ、裸を見たんですから、責任を取ってくださいと責められリバーシブルコートは返してもらえなかった
まぁ必要な時がきたらまた造ればいいし、納得はしてないけど、インクさんがコートや他の服の事をあれこれ聞いてこなくなったし、僕が持っていてもポーチから出す機会は少なそうでインクさんに似合っているから、そっちの方がいいと思ったから譲ることにした
フォロー、いいね ありがとうございます
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