不幸な男は異世界で最強になったようです
47#そうだ、温泉行こう
正月から数日がたったという頃、俺の体はあちこち疲労困憊で現在ベッドで死んだように眠っていた。なぜならあの鷹2匹の討伐により、様々なパーティから一時的な協力要請&エレナの親父さん(国王)との会食、天界でハクアの親父さん、アテナを交えた会食、アランとの騎士団強化計画の立件など様々なことが重なり、毎日寝るのは3時、起きるのが6時という生活リズムを繰り返したためにやっとウェーブが終わった今、俺はベットで死んでます。過労死しそうです。
「ショウター?いるー?」
エレナの声だ、よし寝たフリ寝たフリ。
「.........」
「いーなーいーのー?」
「.........」
「おっじゃましまぁす!.......って寝てるんじゃないの。ほら、起きて〜エレナちゃんが起こしに来てあげたわよ〜」
「.........」
「起きて、ねぇ起きて?.........そう、意地でも起きないのね。『アクアバレッ........』」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉい!やめろ!ここで魔法ぶっぱなすなよ!?」
「やっぱり起きてた〜」
「あのな.......誰のせいでこんなことに.......」
「言ってももう昼でしょ?起きなきとね〜。あ、そうだ言いたいことがあったんだった」
「まだ10時だ!」
なんかやな予感がする。これで討伐クエストとか誘ってきたら俺は即刻『移動』で天界にある俺専用の部屋に移動してやるからな。
「温泉行こ?」
「あぁ、よし分かった今から出てくる............え?」
「いやだから、温泉行きましょ?って」
「なんで?」
「ショウタ、退院したとしてもまだ本調子じゃないでしょ?だからみんなで話し合って温泉行って私達も楽しんでショウタも体の疲れとかなんやらを直してもらうっていう一石二鳥な考えを思いついたの!」
なるほど、まず俺が驚いたのはこの世界にことわざで日本のことわざがあることだ。そしてそんなに思ってくれるってほんとに恋人ってありがたいな〜っと。
「いいんじゃないか?んでいつ行くんだ?」
「今から」
「.......え?」
というわけで今から温泉に行くことになりました。ちなみに温泉の場所は王都のさらに西にある隣国、水の国アルタイルである。(洒落を言ったつもりは無い)
馬車停留所には3騎の馬車が止まっていた。
「ところで、なんであんたらきてんの?」
「やぁ、ショウタ。ミリアから誘いを受けてね、僕も来ちゃった! 」
「私もクレアがハクアと温泉に行くというので私も行きたいと言ったら.........」
「私はアテナ様のおもり役みたいな感じだから〜?とりあえず一緒に行くわよ!」
そこにはエルフの国王アラン、天界の最高神アテナ、天翼十二議会1位メタトロン、9位クレアがいた。なんだろう、俺の疲労の原因が目の前にいるんだが........
「なぁ、エミリ。結局誰が行くわけ?」
「えっと.......私、エレナ、ルビー、ミリア、ハクア、クレアさん、アテナ様、メタトロンさん、アラン君、リーナ、ショウタの11人かしら」
「もっと男子をよこせ!比率よ比率ぅ!」
「元々私たちのパーティ男あなただけなんだから我慢して」
いやこれ色々とねぇ?まぁなにも温泉に行くだけだし何も起こらないだろうけど。てかアラン、君付けなのか........知らなかった。
「さて、馬車がついたわね。どうする?戦天使いるし〜」
「はいはーい、私乗りまーす!」
「こらメタトロンダメでしょう?私が先です!」
「私はいいです。何度もこっちで乗ってますから........」
「私は........(チラッ」
「いや俺の方見んな、俺はアランと乗らせてもらうぜ、ミリアとルビーもこっちな。あとはなんとかお前らで頑張ってくれ、そんじゃお先!」
「「えぇぇぇぇぇぇ!!!」」
俺はアラン、ミリア、ルビーと馬車に乗る。元々は馬車は4人乗りなのでこの時点で4人と乗ると俺含めて5人になるのでこっちの方法のがいいと思ったからだ。後から悲しみの叫びが聞こえてくるがもちろんこれは4人の声である。
「ハハハハハハハハ!ショウタってほんとに意地悪だよね!」
「気のせいだろ。1人余るなら俺が出ればいいしな」
最終的に先頭の馬車にアテナ、メタトロン、クレア、2番目の馬車にエレナ、エミリ、リーナ、ハクア、3番目の馬車に俺達という感じになった、クレアさん結局乗るんだな。
「いや〜こっちなんか久しぶりだからねぇ!テンションが上がるよ!」
「アランは妖精の国から出たことあるのか?」
「うん、あるよ。最近なら3年前かな?王都との外交のためにわざわざ出向いたんだけどやっぱりゆっくりと景色を見るなんてことは無かったからね。これはこれで新鮮だよ」
「私は外の世界を知らないもので........マスター、アルタイルってどんな国なんですか?」
「いや、俺は知らんぞ?だって俺の村はそんなものが流れてくる新聞でさえも届かないからな。ルビー、何か知らないか?」
「ふっふっふ!私に聞くとはやはりいいセンスですねショウタさん!店の買出しにアルタイル一緒に行ったことのある私が教えてあげましょう!」
めちゃくちゃ胸張ってました。とてもドヤ顔だったけど可愛いから許す!
その後ルビーからアルタイルのことを聞いた。なんでも水の国と言われるため街の至る所に水を使ったアートがあり、リターナとはまた違った風景が見れるんだそうです。それに様々な効果のある温泉が複数あり俺の疲労を癒す効果のある温泉もあるらしい。
「よく知ってるなールビー」
「混浴もありますよ!良かったですねショウタさん!」
「お前な.......俺をなんだと.........」
「混浴!?マスター混浴ですか!?これはうひひひひ........」
「ほらルビーが言い出すから〜」
「ええっ!?私ですかそれ!」
「「ハハハハ!」」
こんな感じに楽しく話していた。すごく前からの視線を感じたのは内緒のお話。
しばらくして王都に着いた。何故こんなにも早くついたのかというと、最近街道が整備され、王都までの道のりが最短になったからだ。ついでにこの馬車と馬には『風走りの加護』が付与されており、通常の馬よりも10倍は早い。王都で昼休憩と言った感じだろう。
「ふぅ〜着いたか」
「ショウタ、君はどうするんだい?」
「誰かさんたちのせいで疲労困憊だから寝てるわ」
「そうかい、それは誰だろうねぇ?まぁゆっくりするといい」
そうしてミリアに俺は昼はいらないと伝えて貰い、馬車に1人残った。
今とても眠い。なぜなら疲労がたまりすぎているからだ。俺はそのまま瞼を閉じた。
◇
あれから一体どれくらいたったのだろう。俺は自然と瞼が開き、誰かわからないが顔が見えた。
「あ、おはようございますマスター」
「んあっ?ミリア?」
「はい、可愛くて美人でボンッキュッボンーなマスターの奴隷のミリアちゃんです」
「お前な、自重をだな.......」
 「相変わらず君たちは騒がしいし面白いね」
「ん?アラン?ってことは昼は終わったのか」
「それどころか今は夕方5時ってところだね。君いい顔で寝てたよ?君の伴侶たちが騒いでたけどそれはあとから彼女たちに聞くといい」
俺は知らぬ間にミリアに膝枕をされていたらしい。とりあえず上体をを起こして外を見ると、地平線に沈みそうな夕焼けがこちらを照らしていた。アランが窓枠に手をついて外を眺め、ルビーは反対の窓枠に頭を傾けて寝ていた。
「んで、あのあと何事もなくって感じか?それとここどこら辺だ?」
「まず1つ目、一応君を誰が膝枕するかっていう争いがあったね。結局同乗できないからミリアってことになったけどね、それ以外は何も無かったよ。2つ目、ここは王都から西に行った、ロンダート街道さ。いくつも橋を超えてトンネルも超えたりしたけど君は帰りに見ることになるだろうね」
「へぇ〜そんで?あとどれ位なんだ?」
「ん〜あと.......1日半かな〜。確実に今日と明日は野営だろうね、もっとも君の『移動』があれば野営は楽なんだけど?」
「......分かったよ。やればいいんだろやれば!でもな、風呂だけだぞ?」
「どうも〜♪」
とりあえず今のところは何も無いらしい。このまま何もなくアルタイルに着いてほしいものだが、やはり俺のフラグ建築からの回収は最速みたいだ。その日の夜
「さて、今日はここで野営って感じだね。寝袋は人数分あるらしいから、問題ないね。でもここは森の中だからやっぱりモンスターがいるだろうね」
「それじゃあ、私が結界を........」
「こらルビー、俺たちは観光しに来たんだからそんなのを使わない!」
というわけでいつも通り交代で番をすることになった。はぁ、結局こうなるんじゃないか。
「さて、俺の番だがやっぱり眠いな〜」
「ふむ、主よ。かなり体が悲鳴をあげているみたいだぞ?」
「やっぱりそうか〜?5時間は寝たはずなんだがな〜」
「いや、体というのは魔力の方だ。魔力器がかなりズタズタになっている。やはりサタンとの戦いのガタが来た感じだろうか」
「マジかよ......確か魔力器が壊れたら魔法使えなくなるんだったか」
「その可能性が最も高くなる。しばらくは我の力を使っておくといい。温泉までの応急措置だ」
「ありがとな〜神威。いつも感謝..........?」
「どうした?主」
「.............引っかかった。数は.............400!?なんだ!?」
そう、俺の常時発動スキルの『探知』にモンスターの反応が確認された。その数総勢400体。現在こちらに向かって進行中、モンスターの種類不明。
「..........確かに我にもわかるぞ。これはジャイアントボアだ」
「じゃいあんとぼあ?」
「まぁ、でかいイノシシのことだ。それが400いるというだけの事、さてどうする?」
「お前な.........とりあえず皆を..........いや、俺一人で行く」
「大丈夫か?ジャイアントボアはかなりの突進スピードと強靭な足の筋肉を持っている。流石に主でも.......」
「ここであいつらを起こすのもな〜、とりあえず今の見張りは俺だしなんとかなるだろ」
というわけで俺は掃除に向かった。
「ショウター?いるー?」
エレナの声だ、よし寝たフリ寝たフリ。
「.........」
「いーなーいーのー?」
「.........」
「おっじゃましまぁす!.......って寝てるんじゃないの。ほら、起きて〜エレナちゃんが起こしに来てあげたわよ〜」
「.........」
「起きて、ねぇ起きて?.........そう、意地でも起きないのね。『アクアバレッ........』」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉい!やめろ!ここで魔法ぶっぱなすなよ!?」
「やっぱり起きてた〜」
「あのな.......誰のせいでこんなことに.......」
「言ってももう昼でしょ?起きなきとね〜。あ、そうだ言いたいことがあったんだった」
「まだ10時だ!」
なんかやな予感がする。これで討伐クエストとか誘ってきたら俺は即刻『移動』で天界にある俺専用の部屋に移動してやるからな。
「温泉行こ?」
「あぁ、よし分かった今から出てくる............え?」
「いやだから、温泉行きましょ?って」
「なんで?」
「ショウタ、退院したとしてもまだ本調子じゃないでしょ?だからみんなで話し合って温泉行って私達も楽しんでショウタも体の疲れとかなんやらを直してもらうっていう一石二鳥な考えを思いついたの!」
なるほど、まず俺が驚いたのはこの世界にことわざで日本のことわざがあることだ。そしてそんなに思ってくれるってほんとに恋人ってありがたいな〜っと。
「いいんじゃないか?んでいつ行くんだ?」
「今から」
「.......え?」
というわけで今から温泉に行くことになりました。ちなみに温泉の場所は王都のさらに西にある隣国、水の国アルタイルである。(洒落を言ったつもりは無い)
馬車停留所には3騎の馬車が止まっていた。
「ところで、なんであんたらきてんの?」
「やぁ、ショウタ。ミリアから誘いを受けてね、僕も来ちゃった! 」
「私もクレアがハクアと温泉に行くというので私も行きたいと言ったら.........」
「私はアテナ様のおもり役みたいな感じだから〜?とりあえず一緒に行くわよ!」
そこにはエルフの国王アラン、天界の最高神アテナ、天翼十二議会1位メタトロン、9位クレアがいた。なんだろう、俺の疲労の原因が目の前にいるんだが........
「なぁ、エミリ。結局誰が行くわけ?」
「えっと.......私、エレナ、ルビー、ミリア、ハクア、クレアさん、アテナ様、メタトロンさん、アラン君、リーナ、ショウタの11人かしら」
「もっと男子をよこせ!比率よ比率ぅ!」
「元々私たちのパーティ男あなただけなんだから我慢して」
いやこれ色々とねぇ?まぁなにも温泉に行くだけだし何も起こらないだろうけど。てかアラン、君付けなのか........知らなかった。
「さて、馬車がついたわね。どうする?戦天使いるし〜」
「はいはーい、私乗りまーす!」
「こらメタトロンダメでしょう?私が先です!」
「私はいいです。何度もこっちで乗ってますから........」
「私は........(チラッ」
「いや俺の方見んな、俺はアランと乗らせてもらうぜ、ミリアとルビーもこっちな。あとはなんとかお前らで頑張ってくれ、そんじゃお先!」
「「えぇぇぇぇぇぇ!!!」」
俺はアラン、ミリア、ルビーと馬車に乗る。元々は馬車は4人乗りなのでこの時点で4人と乗ると俺含めて5人になるのでこっちの方法のがいいと思ったからだ。後から悲しみの叫びが聞こえてくるがもちろんこれは4人の声である。
「ハハハハハハハハ!ショウタってほんとに意地悪だよね!」
「気のせいだろ。1人余るなら俺が出ればいいしな」
最終的に先頭の馬車にアテナ、メタトロン、クレア、2番目の馬車にエレナ、エミリ、リーナ、ハクア、3番目の馬車に俺達という感じになった、クレアさん結局乗るんだな。
「いや〜こっちなんか久しぶりだからねぇ!テンションが上がるよ!」
「アランは妖精の国から出たことあるのか?」
「うん、あるよ。最近なら3年前かな?王都との外交のためにわざわざ出向いたんだけどやっぱりゆっくりと景色を見るなんてことは無かったからね。これはこれで新鮮だよ」
「私は外の世界を知らないもので........マスター、アルタイルってどんな国なんですか?」
「いや、俺は知らんぞ?だって俺の村はそんなものが流れてくる新聞でさえも届かないからな。ルビー、何か知らないか?」
「ふっふっふ!私に聞くとはやはりいいセンスですねショウタさん!店の買出しにアルタイル一緒に行ったことのある私が教えてあげましょう!」
めちゃくちゃ胸張ってました。とてもドヤ顔だったけど可愛いから許す!
その後ルビーからアルタイルのことを聞いた。なんでも水の国と言われるため街の至る所に水を使ったアートがあり、リターナとはまた違った風景が見れるんだそうです。それに様々な効果のある温泉が複数あり俺の疲労を癒す効果のある温泉もあるらしい。
「よく知ってるなールビー」
「混浴もありますよ!良かったですねショウタさん!」
「お前な.......俺をなんだと.........」
「混浴!?マスター混浴ですか!?これはうひひひひ........」
「ほらルビーが言い出すから〜」
「ええっ!?私ですかそれ!」
「「ハハハハ!」」
こんな感じに楽しく話していた。すごく前からの視線を感じたのは内緒のお話。
しばらくして王都に着いた。何故こんなにも早くついたのかというと、最近街道が整備され、王都までの道のりが最短になったからだ。ついでにこの馬車と馬には『風走りの加護』が付与されており、通常の馬よりも10倍は早い。王都で昼休憩と言った感じだろう。
「ふぅ〜着いたか」
「ショウタ、君はどうするんだい?」
「誰かさんたちのせいで疲労困憊だから寝てるわ」
「そうかい、それは誰だろうねぇ?まぁゆっくりするといい」
そうしてミリアに俺は昼はいらないと伝えて貰い、馬車に1人残った。
今とても眠い。なぜなら疲労がたまりすぎているからだ。俺はそのまま瞼を閉じた。
◇
あれから一体どれくらいたったのだろう。俺は自然と瞼が開き、誰かわからないが顔が見えた。
「あ、おはようございますマスター」
「んあっ?ミリア?」
「はい、可愛くて美人でボンッキュッボンーなマスターの奴隷のミリアちゃんです」
「お前な、自重をだな.......」
 「相変わらず君たちは騒がしいし面白いね」
「ん?アラン?ってことは昼は終わったのか」
「それどころか今は夕方5時ってところだね。君いい顔で寝てたよ?君の伴侶たちが騒いでたけどそれはあとから彼女たちに聞くといい」
俺は知らぬ間にミリアに膝枕をされていたらしい。とりあえず上体をを起こして外を見ると、地平線に沈みそうな夕焼けがこちらを照らしていた。アランが窓枠に手をついて外を眺め、ルビーは反対の窓枠に頭を傾けて寝ていた。
「んで、あのあと何事もなくって感じか?それとここどこら辺だ?」
「まず1つ目、一応君を誰が膝枕するかっていう争いがあったね。結局同乗できないからミリアってことになったけどね、それ以外は何も無かったよ。2つ目、ここは王都から西に行った、ロンダート街道さ。いくつも橋を超えてトンネルも超えたりしたけど君は帰りに見ることになるだろうね」
「へぇ〜そんで?あとどれ位なんだ?」
「ん〜あと.......1日半かな〜。確実に今日と明日は野営だろうね、もっとも君の『移動』があれば野営は楽なんだけど?」
「......分かったよ。やればいいんだろやれば!でもな、風呂だけだぞ?」
「どうも〜♪」
とりあえず今のところは何も無いらしい。このまま何もなくアルタイルに着いてほしいものだが、やはり俺のフラグ建築からの回収は最速みたいだ。その日の夜
「さて、今日はここで野営って感じだね。寝袋は人数分あるらしいから、問題ないね。でもここは森の中だからやっぱりモンスターがいるだろうね」
「それじゃあ、私が結界を........」
「こらルビー、俺たちは観光しに来たんだからそんなのを使わない!」
というわけでいつも通り交代で番をすることになった。はぁ、結局こうなるんじゃないか。
「さて、俺の番だがやっぱり眠いな〜」
「ふむ、主よ。かなり体が悲鳴をあげているみたいだぞ?」
「やっぱりそうか〜?5時間は寝たはずなんだがな〜」
「いや、体というのは魔力の方だ。魔力器がかなりズタズタになっている。やはりサタンとの戦いのガタが来た感じだろうか」
「マジかよ......確か魔力器が壊れたら魔法使えなくなるんだったか」
「その可能性が最も高くなる。しばらくは我の力を使っておくといい。温泉までの応急措置だ」
「ありがとな〜神威。いつも感謝..........?」
「どうした?主」
「.............引っかかった。数は.............400!?なんだ!?」
そう、俺の常時発動スキルの『探知』にモンスターの反応が確認された。その数総勢400体。現在こちらに向かって進行中、モンスターの種類不明。
「..........確かに我にもわかるぞ。これはジャイアントボアだ」
「じゃいあんとぼあ?」
「まぁ、でかいイノシシのことだ。それが400いるというだけの事、さてどうする?」
「お前な.........とりあえず皆を..........いや、俺一人で行く」
「大丈夫か?ジャイアントボアはかなりの突進スピードと強靭な足の筋肉を持っている。流石に主でも.......」
「ここであいつらを起こすのもな〜、とりあえず今の見張りは俺だしなんとかなるだろ」
というわけで俺は掃除に向かった。
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