不幸な男は異世界で最強になったようです
40#冬の雪まつり
あれから2週間が経った。あの日から俺の環境が嘘みたいに変わった。1日に1回はキスをしなければいけなかったり、1日ずつ順番に一緒に寝ることとなった。なんでも、それが彼女らの4人を平等に愛するという考え方らしい。
そして今日はこの街リターナで行われる、夏祭りならぬ雪祭りらしい。
街には出店があったり、何かのモンスターのオブジェなんかも見えた。
「ほぇ〜これが雪まつりか」
「この時期には行った方がいいと言われていたがこれほどとはな」
「二人とも、何ぼさっとしてるの?行くわよ!」
俺達はエレナとエミリについて行っていた。だんだんと人が多くなり、武装している人も見える。そして俺達はギルドに着いた。
「エレナ、どゆこと?」
「あれ?あ、そういや行ってなかったわね。雪まつりってのは、雪玉でいぇーいって遊ぶんじゃなくて、これから街の中心に発生する雪の精を捕まえて、それによって報酬が貰えるっていうギルドからの依頼よ」
「ちなみにその雪の精って何に使われんの?」
「さぁ?でも面白いわよ?」
「お前は玉座から見てただけだろ!俺は帰る。んなもんやってられるか」
「ちょっとショウタ!せっかくデートなんだから帰っちゃダメよ!屋敷のリーナにもお土産買ってあげなきゃ!」
「おまっ!声がでかいでかい!」
「.....だめ?」
もうそれは反則だろ。こんなのはやっちゃいけませんよエレナさん!
「.....お前らが楽しいならそれでいいか。分かったよ、リーナにもお土産買ってあげなきゃ行けないしな。お姉さん俺たちのパーティーも参加で」
「ショウタさん、あの噂本当ですか?」
「噂とは?」
「ショウタさんが4人に手を出したっていう......」
「嘘です!そんな事ありませんから!絶対ないです!ないです!」
「わ、分かりました。なるべく止めるようにも言っておきますね」
ふう、危ない。これでバレたらえらいことなるな。
というわけで俺達は街の中心に来た。
もうすぐ出現するらしい。
間もなくして誰かが叫んだ。
俺達は基本的に魔法で戦う。
「出たぞ!」
「あいつか!『捕縛』!」
俺の『捕縛』の魔法が雪の精の塊を一網打尽にする。
その瞬間瓶にありったけ詰めてそれを3個ほど量産したところで雪の精がなくなった。
他のみんなも順調に雪の精を集めているようだった。
1時間ほどして、かなり雪の精も集まってきたところで俺は一旦空間魔法で異次元に貯めておいた雪の精もまとめてギルドに届けたあと、街の広場に来た。
その瞬間、俺に戦慄が走る。
「っ!?」
俺は咄嗟にしゃがんで上を見る。するとさっきまでいたところのちょうど俺の首のところを刀が通り過ぎていた。
「なんだこいつ!?」
「ショウタ!?そいつは、ユキヤマサムライロード、雪の精を一番捕まえた奴を殺しにくるのよ!」
「ちょまて!なんでそいつくんのにこの祭りやってんだよ!」
「だって、近年全然来なかったんだもん!今年は違うらしいけど」
「っやば!うおっと!危ねぇな!」
俺は刀を避けながらなんとか会話しているが、首を狙ってくるのでなかなかに余裕が無い。俺は次の攻撃を神威の変形で刀身を刀に変えて弾き距離をとる、その瞬間こいつの目が変わったような気がした。
「さあ、ユキヤマサムライロード、俺を誰と心得る」
「何言ってるのよ?」
「黙らっしゃい!俺は現世の殿であるぞ!」
瞬間、切りかかってくる。
「ふむ、なるほど、太刀筋は悪くないが不意打ちは武士にとっての恥だ。さぁいざ尋常に、勝負!」
俺はサムライロードを弾き返し、刀を剣道の構えで構える。サムライロードもそこはなにか思うところがあるのか刀をしまう。これは居合の構えと見ていいだろう。
「さて、行くぞ!」
俺は一気に軸足で踏み込み剣道の面の形で頭に振り下ろす。だが居合が間に合い、俺の刀を止める。だが、剣道五年連続王者の実力を舐めないでもらおう。俺は下がり際に引き胴でサムライロードの腹部に一閃入れる。余談だが俺は引き胴で一本をとったことが何度もある。
「ふむ、やはり武士としては貴様は三流といったところか。さぁ、どこからでも来い」
俺が挑発すると再び居合の構えを取り俺を届かせれる間合いまで入り抜刀してきた。そこがやっぱり無謀なんだよな。
「かかったな。『秘剣燕返し』」
俺の刀がサムライロードの刀を弾き、一瞬のうちに3本の刃が両肩と首に届く。そのまま両肩を切り落とし、首を切った。
俺が血ぶりして納刀した瞬間、両肩が落ち、首が跳ね飛んだ。
「ふぅ.......さて、あんま強くなかったな」
「そりゃあなた剣聖じゃないの、負けたら恥よ。でも生きててよかった」
俺はそばで見ててくれたエレナの頭を撫でてやる。とても嬉しそうにしていた。
その後俺はサムライロード討伐&雪の精を1番多く捕まえたとして報酬と特別報酬としてサムライロードが使っていた雪花刀『零』が送られた。
特に使わんのだよなぁ......
そういうことでとりあえず空間魔法で異次元に放っておいた。
その日の夜に役に立つとは思わなんだが。
そして今日はこの街リターナで行われる、夏祭りならぬ雪祭りらしい。
街には出店があったり、何かのモンスターのオブジェなんかも見えた。
「ほぇ〜これが雪まつりか」
「この時期には行った方がいいと言われていたがこれほどとはな」
「二人とも、何ぼさっとしてるの?行くわよ!」
俺達はエレナとエミリについて行っていた。だんだんと人が多くなり、武装している人も見える。そして俺達はギルドに着いた。
「エレナ、どゆこと?」
「あれ?あ、そういや行ってなかったわね。雪まつりってのは、雪玉でいぇーいって遊ぶんじゃなくて、これから街の中心に発生する雪の精を捕まえて、それによって報酬が貰えるっていうギルドからの依頼よ」
「ちなみにその雪の精って何に使われんの?」
「さぁ?でも面白いわよ?」
「お前は玉座から見てただけだろ!俺は帰る。んなもんやってられるか」
「ちょっとショウタ!せっかくデートなんだから帰っちゃダメよ!屋敷のリーナにもお土産買ってあげなきゃ!」
「おまっ!声がでかいでかい!」
「.....だめ?」
もうそれは反則だろ。こんなのはやっちゃいけませんよエレナさん!
「.....お前らが楽しいならそれでいいか。分かったよ、リーナにもお土産買ってあげなきゃ行けないしな。お姉さん俺たちのパーティーも参加で」
「ショウタさん、あの噂本当ですか?」
「噂とは?」
「ショウタさんが4人に手を出したっていう......」
「嘘です!そんな事ありませんから!絶対ないです!ないです!」
「わ、分かりました。なるべく止めるようにも言っておきますね」
ふう、危ない。これでバレたらえらいことなるな。
というわけで俺達は街の中心に来た。
もうすぐ出現するらしい。
間もなくして誰かが叫んだ。
俺達は基本的に魔法で戦う。
「出たぞ!」
「あいつか!『捕縛』!」
俺の『捕縛』の魔法が雪の精の塊を一網打尽にする。
その瞬間瓶にありったけ詰めてそれを3個ほど量産したところで雪の精がなくなった。
他のみんなも順調に雪の精を集めているようだった。
1時間ほどして、かなり雪の精も集まってきたところで俺は一旦空間魔法で異次元に貯めておいた雪の精もまとめてギルドに届けたあと、街の広場に来た。
その瞬間、俺に戦慄が走る。
「っ!?」
俺は咄嗟にしゃがんで上を見る。するとさっきまでいたところのちょうど俺の首のところを刀が通り過ぎていた。
「なんだこいつ!?」
「ショウタ!?そいつは、ユキヤマサムライロード、雪の精を一番捕まえた奴を殺しにくるのよ!」
「ちょまて!なんでそいつくんのにこの祭りやってんだよ!」
「だって、近年全然来なかったんだもん!今年は違うらしいけど」
「っやば!うおっと!危ねぇな!」
俺は刀を避けながらなんとか会話しているが、首を狙ってくるのでなかなかに余裕が無い。俺は次の攻撃を神威の変形で刀身を刀に変えて弾き距離をとる、その瞬間こいつの目が変わったような気がした。
「さあ、ユキヤマサムライロード、俺を誰と心得る」
「何言ってるのよ?」
「黙らっしゃい!俺は現世の殿であるぞ!」
瞬間、切りかかってくる。
「ふむ、なるほど、太刀筋は悪くないが不意打ちは武士にとっての恥だ。さぁいざ尋常に、勝負!」
俺はサムライロードを弾き返し、刀を剣道の構えで構える。サムライロードもそこはなにか思うところがあるのか刀をしまう。これは居合の構えと見ていいだろう。
「さて、行くぞ!」
俺は一気に軸足で踏み込み剣道の面の形で頭に振り下ろす。だが居合が間に合い、俺の刀を止める。だが、剣道五年連続王者の実力を舐めないでもらおう。俺は下がり際に引き胴でサムライロードの腹部に一閃入れる。余談だが俺は引き胴で一本をとったことが何度もある。
「ふむ、やはり武士としては貴様は三流といったところか。さぁ、どこからでも来い」
俺が挑発すると再び居合の構えを取り俺を届かせれる間合いまで入り抜刀してきた。そこがやっぱり無謀なんだよな。
「かかったな。『秘剣燕返し』」
俺の刀がサムライロードの刀を弾き、一瞬のうちに3本の刃が両肩と首に届く。そのまま両肩を切り落とし、首を切った。
俺が血ぶりして納刀した瞬間、両肩が落ち、首が跳ね飛んだ。
「ふぅ.......さて、あんま強くなかったな」
「そりゃあなた剣聖じゃないの、負けたら恥よ。でも生きててよかった」
俺はそばで見ててくれたエレナの頭を撫でてやる。とても嬉しそうにしていた。
その後俺はサムライロード討伐&雪の精を1番多く捕まえたとして報酬と特別報酬としてサムライロードが使っていた雪花刀『零』が送られた。
特に使わんのだよなぁ......
そういうことでとりあえず空間魔法で異次元に放っておいた。
その日の夜に役に立つとは思わなんだが。
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コメント
清水 裕斗
このすばであったな雪の奴
アクアの土下座は凄かった……