不幸な男は異世界で最強になったようです
31#最強の2角、凱旋
あの出来事からさらに1ヶ月、この世界の冬というものがやってきた。
俺はいつも通り屋敷で訓練をしていた。屋敷内は暖房がどこにでも完備しているが、その場合、電力消費量が多すぎる。(まぁ、あっちの世界みたいに金じゃなくて魔力で動くのだが)だから俺は使わないところは常時切っておけと屋敷内の全員に言ってある。
訓練場で暖房をつけられたら真夏のように暑くなって冬なのに熱中症という矛盾を起こしかねない、だからだ。
俺は訓練を終え屋敷の外へと出る。だが何やら騒がしいのだ。
エレナがこちらに走ってくる。
「ショウタ〜!」
「どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたも大変よ!」
「何が?」
「剣聖と大賢者がこの街に帰ってきたのよ!」
話によると、2年前に何代目か分からない剣聖と大賢者に選ばれた18歳の青年達がいたそうだ。その青年達はこの2年間魔王城の捜索に出ていて、エレナの考えによるとその捜索を終えて帰ってきたということは、きっと魔王城の場所がわかったのではないか、ということだった。そういや、魔王幹部見ねぇな〜
「んで?事前に連絡してたから凱旋パレードがあるって理由?」
「そういうこと。昨日私間近で聞いたもの」
「へぇ〜それはそれは」
そんなことを話していたら来た。門が開かれ馬に乗った二人の人物が道の真ん中を通って来る。通った時には歓声があがっていた。
「へぇ〜あれが剣聖と大賢者か」
「んじゃ、『移動』お願いね」
「なんで?」
「あの二人には私の事情話していないもの」
「そういうことか。んじゃ失礼して、『移動』!」
何気に声出して使ったの初めてな気がする。俺達は一瞬でエレナの部屋についた。エレナは急いでドレス室に走っていった。俺は親父さん(国王)に事情を話したところ、「娘のためにもぜひ近くにいてやってくれ」ということなので、大臣さんの横にいさせてもらうことになった。しばらくしてそろそろあのお二人さんが城の門前についたというところでエレナが出てきた。真紅のドレスはそれはもう赤ワインのように紅いとても情熱的なドレスだった。
忘れている人のためにもう一度言うと、エレナ・シルフォード、彼女は家族で2国を管理している国王シルフォード家の弟の方の第一皇女だ。ちなみに奥様の横に座っている。
数分も満たないうちに王座の間の扉が開かれ二人の人物が入ってくる。1人は白いマントを羽織り、胸当てを装備して剣を腰に携えた青髪のイケメソ。もう1人は魔術師によくある帽子とローブ、杖を持っている緑色の髪の、こちらもイケメソ。
「大賢者カルナ・マジェス様と剣聖ウィル・アルスター様がお帰りになりました」
「「我ら剣聖と大賢者、ただいま戻りました」」
「よくぞ戻ってきてくれた。して、魔王の城は見つかったのかね?」
「ここより遥か西の地、カロメス地方西端の暗闇の湿原の中心にて魔王城を発見いたしました」
「おお!よくやってくれた二人とも!しばらくは各自休養をとるといいだろう!そうだ、祭りだ!祭りを開こう!」
「「ありがたき幸せ」」
用件を済ませた二人はそうそうに退室していく。退室する時、剣聖の方が俺のことを見てきた。俺はとりあえず笑顔を返しておいた。
「さて、まさか魔王の城が明らかになるとは。にしてもカロメス地方か.......あちらの獣王にも連絡を取っておかなければ」
「ロイ国王、魔王っていうのまさか?」
「そう、君が戦った幹部の親玉、この世界の魔物の根源と言われている。まぁ魔王を倒したからって恐らく魔物は出てくるだろうがね」
ちなみにさっきの獣王というのは種族序列9位獣人族である。また行ってみたいな〜ケモ耳おんにゃの子大量だろ!?楽園じゃないか!
「それで、祭りって何するんですか?」
「それはいくらショウタ君でも教えられないな〜。まぁ、楽しみにしてて欲しい」
俺は少し疑問に思いながらエレナと一緒にギルドの酒場に来ていた。街は愚かギルドさえも大賑わい。あの二人が帰ってきた、最強の凱旋だ、など。
「なぁ、マスター。そんなにあの二人って人気なのか?」
「ショウタさん、流石にそれはないですよ。あの二人は先代の二人に圧勝したって話ですからね」
「へぇ、でもなんでそれで剣聖と大賢者に.......」
俺がそんな疑問を投げかけようととした瞬間、ギルドの扉が開く。全員の視線がそこに向いていた。そう、そこにはあの二人がたっていたのだから。
「ショウタ!、トドロキ ショウタというものはいるか!」
「んん〜やはり母家は落ち着くねぇ〜」
「え、えっと俺ですけど.......」
「君がトドロキ ショウタというのだね?」
「え、あ、はい」
瞬間俺の前に剣が現れる。
剣が、見えなかった!?
「なぜ君はあの時、大臣の横にいたんだ?」
「え?」
「後で聞いてみたら君は普通の冒険者なんだそうだね?どんな権利があって国王の元に待機される権利が許されるんだね?」
おいおい、そんなに罪なの?俺。今まで普通に『移動』ですぐにロイ国王の横に出たりしたんだけど.......
そんな時、後から声がかかる。
「ちょっとウィル!その言い方はないんじゃないの!?」
「き、君は!エレナ!?」
「へ?あ、え?」
もちろん俺は状況を掴めていない。そんな時、大賢者の方の人が俺の方をガシッと後から掴んでくる。
「いい体つきだね。相当鍛えてると見た。そしてかなりの場数を踏んできてるね」
「え?そ、それはどうも。てか、あれ何?」
「君、エレナから聞いてないのかい?僕達は幼馴染なんだ」
その発言はギルド内に聞こえたらしい。ギルドのヤツらと俺も含めて全員で
「「えぇーーーーー!?」」
と、なったわけだ。だからあんなに親しいんだね、無理もないね。
「そして、ウィルは彼女の建前上は婚約者なんだ」
「はっ?え、マジで?」
「うん♪マジで」
おおう.....次から次へと.......もう俺の脳内キャパオーバーしそう。と、とりあえず剣聖さんと、エレナが婚約者で、この人達は幼馴染で、よしおっけ!案外なかった!
「この人は、私のパーティーメンバーのリーダー!『魔法剣王』!そして私は『正魔導師』!」
「き、君!2年前は王城にいたのに今は冒険者を!?どういう風の吹き回しなんだい!」
あ、これはまずい。ウィルさん、失言っすよ。なぜなら
「おいショウタ!どういうことだぁ?その言いぶりだとエレナさんがあの国王の第一皇女、エレナ・シルフォードってことになるぞー?」
「お前ら言ってなかったな!ここにおはすのはこの国の第一皇女、エレナ・シルフォードその人だぜ!?」
「「えぇーーーーー!?」」
まぁ、またこうなるわけだ。何故かって、俺言ってなかったからな。エレナが皇女様って。
「それよりも!」
剣聖さんのその言葉によってギルド内が凍りつく。そしてまた喋る。
「まさか君がこの人のパーティーメンバーだったなんて.....しかも君は上級職ときた.....いつもそうだけど君は僕の頭をどれだけ痛ませてくれるんだ.....」
「とりあえずよ!謝って!今ここにいる、ショウタに謝って!」
「.....先程の無礼、許して欲しい。見知らぬ男が、それもこの国で一度も見たことがない男がいたものだからついカッとなってしまった。本当に済まない」
「僕からも重ねて謝罪するよ。ごめんねうちの剣聖が」
「気にしないでいいですよ。それより気になったのはあなたの腕さばきですよ。あなたの剣は油断していたとしても俺に見えなかった。とてもすごい腕の持ち主のようですね」
「それはそれはありがとう。ここまで腕を上げるには相当な時間がかかったからね。さて、今日はここで食事をすまそうと思う。頼めるかな?」
言った途端に席に案内され食事をしているようだった。俺は他の知り合いの冒険者達から質問攻めにあっていた。こうなるのを避けるために俺は言わなかったのに.....逆効果だったかな?
俺は一段落してからエレナと一緒に屋敷へ帰った。
「おかえり、ショウタ。聞いたわよ、剣聖に剣を向けられたんだって?」
「何とか体真っ二つの大事には至らなかったからよかったよかった。そういやミリアは?」
「現在お風呂中よ、ハクアとね。変な妄想してないでしょうね?」
「あ、風呂か。ってんなもんするか!お前らに手出してないんだからそんなことするかっつの」
「まぁ、ヘタレなんだからそれもそうね。野暮だったわ」
こ、こいつ......!そんな時ハクアとミリアが廊下を歩いてロビーへ向かって来る。
「ショウタ、おかえり。剣聖に剣を向けられたそうだな」
「マスターおかえりなさいませ。剣を向けられたそうですね?」
「なんでお前らが知ってるんだよ.......てかなんでこんな昼間に風呂入ってんの?」
「朝シャン、というやつだ」
「というやつです」
「お、おう......そういやルビーは?」
「ルビーは料理手伝ってるらしいぞ。じゃあ私たちは着替えてくるからな......見るなよ?」
「見るか!さっきもそんなこといわれたわバカ!」
「バっ、バカとはなんだバカとは!私は頭は悪くないぞ!」
「うるせーそのほかが色々と馬鹿なんだよ!色々と!そんなこと言うならもうちょっと自分の肉を落とせ!」
「おっ、お前!やはりあの時のは!」
「だぁぁぁぁ!違うっつーの!だいたいだな.......」
俺たちの言い合いが始まったが自分の部屋から戻ってきたエレナによって止められまた二人して怒られました。その日は特に何事もなくすぎていくのでありました。
ちなみにエレナの設定としては5歳の頃におふざけで言った婚約のことが本当になって今も続いているという感じです。
ウィル、カルナがその時9歳ですね。
俺はいつも通り屋敷で訓練をしていた。屋敷内は暖房がどこにでも完備しているが、その場合、電力消費量が多すぎる。(まぁ、あっちの世界みたいに金じゃなくて魔力で動くのだが)だから俺は使わないところは常時切っておけと屋敷内の全員に言ってある。
訓練場で暖房をつけられたら真夏のように暑くなって冬なのに熱中症という矛盾を起こしかねない、だからだ。
俺は訓練を終え屋敷の外へと出る。だが何やら騒がしいのだ。
エレナがこちらに走ってくる。
「ショウタ〜!」
「どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたも大変よ!」
「何が?」
「剣聖と大賢者がこの街に帰ってきたのよ!」
話によると、2年前に何代目か分からない剣聖と大賢者に選ばれた18歳の青年達がいたそうだ。その青年達はこの2年間魔王城の捜索に出ていて、エレナの考えによるとその捜索を終えて帰ってきたということは、きっと魔王城の場所がわかったのではないか、ということだった。そういや、魔王幹部見ねぇな〜
「んで?事前に連絡してたから凱旋パレードがあるって理由?」
「そういうこと。昨日私間近で聞いたもの」
「へぇ〜それはそれは」
そんなことを話していたら来た。門が開かれ馬に乗った二人の人物が道の真ん中を通って来る。通った時には歓声があがっていた。
「へぇ〜あれが剣聖と大賢者か」
「んじゃ、『移動』お願いね」
「なんで?」
「あの二人には私の事情話していないもの」
「そういうことか。んじゃ失礼して、『移動』!」
何気に声出して使ったの初めてな気がする。俺達は一瞬でエレナの部屋についた。エレナは急いでドレス室に走っていった。俺は親父さん(国王)に事情を話したところ、「娘のためにもぜひ近くにいてやってくれ」ということなので、大臣さんの横にいさせてもらうことになった。しばらくしてそろそろあのお二人さんが城の門前についたというところでエレナが出てきた。真紅のドレスはそれはもう赤ワインのように紅いとても情熱的なドレスだった。
忘れている人のためにもう一度言うと、エレナ・シルフォード、彼女は家族で2国を管理している国王シルフォード家の弟の方の第一皇女だ。ちなみに奥様の横に座っている。
数分も満たないうちに王座の間の扉が開かれ二人の人物が入ってくる。1人は白いマントを羽織り、胸当てを装備して剣を腰に携えた青髪のイケメソ。もう1人は魔術師によくある帽子とローブ、杖を持っている緑色の髪の、こちらもイケメソ。
「大賢者カルナ・マジェス様と剣聖ウィル・アルスター様がお帰りになりました」
「「我ら剣聖と大賢者、ただいま戻りました」」
「よくぞ戻ってきてくれた。して、魔王の城は見つかったのかね?」
「ここより遥か西の地、カロメス地方西端の暗闇の湿原の中心にて魔王城を発見いたしました」
「おお!よくやってくれた二人とも!しばらくは各自休養をとるといいだろう!そうだ、祭りだ!祭りを開こう!」
「「ありがたき幸せ」」
用件を済ませた二人はそうそうに退室していく。退室する時、剣聖の方が俺のことを見てきた。俺はとりあえず笑顔を返しておいた。
「さて、まさか魔王の城が明らかになるとは。にしてもカロメス地方か.......あちらの獣王にも連絡を取っておかなければ」
「ロイ国王、魔王っていうのまさか?」
「そう、君が戦った幹部の親玉、この世界の魔物の根源と言われている。まぁ魔王を倒したからって恐らく魔物は出てくるだろうがね」
ちなみにさっきの獣王というのは種族序列9位獣人族である。また行ってみたいな〜ケモ耳おんにゃの子大量だろ!?楽園じゃないか!
「それで、祭りって何するんですか?」
「それはいくらショウタ君でも教えられないな〜。まぁ、楽しみにしてて欲しい」
俺は少し疑問に思いながらエレナと一緒にギルドの酒場に来ていた。街は愚かギルドさえも大賑わい。あの二人が帰ってきた、最強の凱旋だ、など。
「なぁ、マスター。そんなにあの二人って人気なのか?」
「ショウタさん、流石にそれはないですよ。あの二人は先代の二人に圧勝したって話ですからね」
「へぇ、でもなんでそれで剣聖と大賢者に.......」
俺がそんな疑問を投げかけようととした瞬間、ギルドの扉が開く。全員の視線がそこに向いていた。そう、そこにはあの二人がたっていたのだから。
「ショウタ!、トドロキ ショウタというものはいるか!」
「んん〜やはり母家は落ち着くねぇ〜」
「え、えっと俺ですけど.......」
「君がトドロキ ショウタというのだね?」
「え、あ、はい」
瞬間俺の前に剣が現れる。
剣が、見えなかった!?
「なぜ君はあの時、大臣の横にいたんだ?」
「え?」
「後で聞いてみたら君は普通の冒険者なんだそうだね?どんな権利があって国王の元に待機される権利が許されるんだね?」
おいおい、そんなに罪なの?俺。今まで普通に『移動』ですぐにロイ国王の横に出たりしたんだけど.......
そんな時、後から声がかかる。
「ちょっとウィル!その言い方はないんじゃないの!?」
「き、君は!エレナ!?」
「へ?あ、え?」
もちろん俺は状況を掴めていない。そんな時、大賢者の方の人が俺の方をガシッと後から掴んでくる。
「いい体つきだね。相当鍛えてると見た。そしてかなりの場数を踏んできてるね」
「え?そ、それはどうも。てか、あれ何?」
「君、エレナから聞いてないのかい?僕達は幼馴染なんだ」
その発言はギルド内に聞こえたらしい。ギルドのヤツらと俺も含めて全員で
「「えぇーーーーー!?」」
と、なったわけだ。だからあんなに親しいんだね、無理もないね。
「そして、ウィルは彼女の建前上は婚約者なんだ」
「はっ?え、マジで?」
「うん♪マジで」
おおう.....次から次へと.......もう俺の脳内キャパオーバーしそう。と、とりあえず剣聖さんと、エレナが婚約者で、この人達は幼馴染で、よしおっけ!案外なかった!
「この人は、私のパーティーメンバーのリーダー!『魔法剣王』!そして私は『正魔導師』!」
「き、君!2年前は王城にいたのに今は冒険者を!?どういう風の吹き回しなんだい!」
あ、これはまずい。ウィルさん、失言っすよ。なぜなら
「おいショウタ!どういうことだぁ?その言いぶりだとエレナさんがあの国王の第一皇女、エレナ・シルフォードってことになるぞー?」
「お前ら言ってなかったな!ここにおはすのはこの国の第一皇女、エレナ・シルフォードその人だぜ!?」
「「えぇーーーーー!?」」
まぁ、またこうなるわけだ。何故かって、俺言ってなかったからな。エレナが皇女様って。
「それよりも!」
剣聖さんのその言葉によってギルド内が凍りつく。そしてまた喋る。
「まさか君がこの人のパーティーメンバーだったなんて.....しかも君は上級職ときた.....いつもそうだけど君は僕の頭をどれだけ痛ませてくれるんだ.....」
「とりあえずよ!謝って!今ここにいる、ショウタに謝って!」
「.....先程の無礼、許して欲しい。見知らぬ男が、それもこの国で一度も見たことがない男がいたものだからついカッとなってしまった。本当に済まない」
「僕からも重ねて謝罪するよ。ごめんねうちの剣聖が」
「気にしないでいいですよ。それより気になったのはあなたの腕さばきですよ。あなたの剣は油断していたとしても俺に見えなかった。とてもすごい腕の持ち主のようですね」
「それはそれはありがとう。ここまで腕を上げるには相当な時間がかかったからね。さて、今日はここで食事をすまそうと思う。頼めるかな?」
言った途端に席に案内され食事をしているようだった。俺は他の知り合いの冒険者達から質問攻めにあっていた。こうなるのを避けるために俺は言わなかったのに.....逆効果だったかな?
俺は一段落してからエレナと一緒に屋敷へ帰った。
「おかえり、ショウタ。聞いたわよ、剣聖に剣を向けられたんだって?」
「何とか体真っ二つの大事には至らなかったからよかったよかった。そういやミリアは?」
「現在お風呂中よ、ハクアとね。変な妄想してないでしょうね?」
「あ、風呂か。ってんなもんするか!お前らに手出してないんだからそんなことするかっつの」
「まぁ、ヘタレなんだからそれもそうね。野暮だったわ」
こ、こいつ......!そんな時ハクアとミリアが廊下を歩いてロビーへ向かって来る。
「ショウタ、おかえり。剣聖に剣を向けられたそうだな」
「マスターおかえりなさいませ。剣を向けられたそうですね?」
「なんでお前らが知ってるんだよ.......てかなんでこんな昼間に風呂入ってんの?」
「朝シャン、というやつだ」
「というやつです」
「お、おう......そういやルビーは?」
「ルビーは料理手伝ってるらしいぞ。じゃあ私たちは着替えてくるからな......見るなよ?」
「見るか!さっきもそんなこといわれたわバカ!」
「バっ、バカとはなんだバカとは!私は頭は悪くないぞ!」
「うるせーそのほかが色々と馬鹿なんだよ!色々と!そんなこと言うならもうちょっと自分の肉を落とせ!」
「おっ、お前!やはりあの時のは!」
「だぁぁぁぁ!違うっつーの!だいたいだな.......」
俺たちの言い合いが始まったが自分の部屋から戻ってきたエレナによって止められまた二人して怒られました。その日は特に何事もなくすぎていくのでありました。
ちなみにエレナの設定としては5歳の頃におふざけで言った婚約のことが本当になって今も続いているという感じです。
ウィル、カルナがその時9歳ですね。
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