不幸な男は異世界で最強になったようです

大島 こうのすけ

10#クエスト前夜

パーティメンバーの登録を済ませた翔太達は自己紹介兼ねてギルド内の酒場に来ていた。


「よし、んじゃ自己紹介から行くか?」

「まぁ、そうよね、私たちあまり知らないし。翔太だけは別だけど」


エレナは手のポーションを飲み干しそう言う。


「んじゃ俺から。改めて俺は轟 翔太、職業は魔法剣王、レベルは99だ」

「「れ、レベル99!?」」


エレナ以外の二人は当たり前だが驚いた顔をしていた。


「ショウタさんレベル99なんですか!?」


とルビー。


「ショウタあなたカンストだったの!?お父さんそんなこと言ってくれなかったのに..」


とエミリ。


「エレナさん知ってたんですか?」

「当然よ、パーティ組んでるんだからそのくらい知ってるわ」


当たり前のように言い返すエレナに、なるほど、と頷くルビー。


「まぁ私も最初は驚いたわ、そりゃぁもうすごく。でも今じゃ慣れっこも慣れっこよ。こいつの戦闘見ればすぐに分かるし」

「おい、エレナあまりハードル上げないでくれ。てかこの話は後でだ」


早く次の自己紹介に移れといわんばかりにエレナを睨む


「わかったわよ、次は私ね、私はエレナ・シルフォード、職業は魔法使いよよろしくね」


と自己紹介する。エミリがそれに続き


「私はエミリ・ネルソン、職業は狙撃手よろしく」


微笑みながら自己紹介を済ませる。


「最後は私ですね、私はルビー・ハースストーンです。職業は精霊使いエレメンツです!よろしくお願いします」


とルビーが自己紹介を終える。


「精霊使い?なんだそれ」


聞いたことない職業に翔太が頭に、?を浮かべる。


「あなたねぇ、精霊使いの方がよっぽどあなたの職業より知られてるわよ」


「私もショウタの職業の方が珍しいんだけど」


「私もです」


全員からの呆れた目に翔太は黙る他なかった。


「それじゃあクエストの内容ね。今回受けるクエストは王様の娘さんの王都に着くまでの護衛よ」

「え?そんな事私たちがやっていいんですか?」

「私たちにどうしてもって言われて仕方なく4人集めたの。これっきりの4人じゃないから勘違いしないでね?」

「私たちで本当に大丈夫なの?というか、何日くらいなの?」

「野営しても4日らしいわよ」

「仕方ないわね.....。お風呂は入れないのはきついけど」

「あら?私たちが野営するなんて言ってないわよ?」

「どういうこと?」

「ショウタは何故か無属性魔法が全部使えるらしいのよ何故か」


その事を聞いた二人はまたも驚愕していたのは言うまでもないだろう。


「おうこら、何故か強調すんな」


これまで黙っていた翔太が口を挟む。


「別にいいじゃない減るもんでもないし」

「お前なぁ......」

「とりあえずよ、ショウタの無属性魔法『移動ムーブゲート』でギルドに帰ってお風呂には入れるわよ」

「それなら私の家のお風呂にしてくれたら嬉しいんだけど.......」

「まぁ、人が入ったあとも嫌よね。んじゃそういうことで」

「いや、そういうことでじゃないからな?それは俺の記憶にある所しか行けないからな?」

「なら今から行けばいいじゃない」


そう言うエミリに連れられネルソン邸へと来ていた。


「で、でけぇ」


そう、ネルソン邸を見て最初に思ったこと、それはとにかくでかいということだ。まさに豪邸と言っても過言ではない屋敷であった。


「さ、入りましょ」


エミリは何事もなく扉を開ける。すると


「「おかえりなさいませお嬢様」」


と、たくさんの男性と女性の入り交じった声が聞こえてきた。もちろん後ろに続く翔太たちは驚きを隠せないでいただろう。


「おかえりなさいませエミリお嬢様」


たくさん出迎えている中で二人は片方は執事もう片方はメイドが出てきた。執事は王城の執事と同世代くらいの人でメイドはすごく若い。何なら十代くらいにも見える。


「ただいま、ジョン、リーナ。要件は伝えてるわよ」


「分かっております。リーナ、御三方を案内しなさい」


「かしこまりました、メイド長を務めておりますリーナ・エメリッヒと申します。御三方を今晩のお部屋へ案内いたします。こちらへ」


その女性は家に入ったショウタ達に近づき丁寧に一礼し身分と名前を述べる。そして階段へと歩いて行く。 翔太たちはリーナの後に続いた。


「ショウタ、もうすぐディナーだから手早く荷物置いてね。食べる部屋は案内させるから」


「わかった」


翔太は話しかけてきたエミリに向かってそれだけ言ってまたリーナに続く。そして二階への階段を上がった時また二人のメイドが待っていた。 


「エレナ様は右の者が、ルビー様は左の者が、ショウタ様は私がご案内いたします」


そうしてショウタ達は各々メイドに案内されるため一旦解散した。そしてリーナの、あとに続いていたショウタはとある一室に案内された。


「ここは来客用のお部屋です、明日まで好きにお使いくださいませ。そして明日まで私がショウタ様のお世話をさせていただきます」


リーナが振り返り右の扉を指してそう言う。その時リーナの顔がよく見えた。よく見るとその人は女性と呼ぶには幼く、まだ少女というイメージが合う。近いからわかったがまたわ十代だろう。ヒラヒラのついたカチューシャ、青色の服に青色のスカート、胸からスカートにかけてエプロンが敷かれておりこれぞメイドという翔太のイメージに完全にあっていた。
へぇ.....本当にメイドなんているんだな.....
そう思いながら翔太はリーナを見る。良く見ると整った顔にカチューシャをしていても目立つような短髪銀色の髪、こめかみで編まれた三つ編みと、ものすごく可愛いかった。


「あの、リーナさん歳は.....」


翔太は脳に浮かんだ質問を意識しないで発していた。


「....?私は18ですが」

「え!?俺も18だよ!へぇ~同年代だったのか!でも、それでメイド長って....」

「私共の制度は働いたらその分の見返りが帰ってくるというものでございますので」

「へぇ、そうなんだ~あと、別に様なんか付けなくていいし敬語もいらないよ」

「お客様を呼び捨てにするわけには行きません。これは絶対ですから」

「いいからいいから!」

「でも......」


リーナは少し困ったような顔をする。だが翔太は引き下がらない。


「じゃあさ、俺といる時だけでいいから!俺の世話係かなんかなんでしょ?ならこの後食
事の案内とか帰りとかも一緒だし」

「わ、わかりましたショウタ......」


リーナは少し恥ずかしそうに顔を赤らめて翔太の名を呼ぶ。


「敬語敬語!」

「わ、わかったショウタ.....」


リーナは俯きながら返事をする。


「よし、これでOKだな!よろしく、リーナ!」

「よ、よろしくショウタ.....」


リーナは変わらず俯きながら返事をした。


「じゃ、じゃあショウタ、中に入って荷物置いて出てきてね、ディナーの部屋に案内するから.....」


リーナはぎこちないながらもそう言う。
ショウタは部屋に入り目に飛び込んできた光景に驚く。とても豪華そうなベットにこの部屋の光のもとである、こちらも豪華そうなシャンデリア。なによりも王城のものと同じくらい豪華なのに驚いていた。さすがは豪邸と言うべきだろう。ショウタはすぐに荷物を置き、扉を開く。そこにはやはりリーナが待っていた。


「それではご案内いたします」


何故か仕事顔に戻っていたが。よく観ると前方からメイドが来るのが伺えた。まぁそういうことだろう。
しばらくしてリーナに案内された部屋へと入る。そこには2mほどある机が2脚縦に繋げて並べられていた。椅子には既にルビー、エレナ、エミリが向かい合って既に座っておりテーブルの一番端の席とエレナの横の席が空いていた。ルビーとエレナの後ろにメイドが、エミリの後ろに先程のジョンという老執事が立っていた。翔太が席につくとジョンが自己紹介を始める。


「先程は名も述べず失礼いたしました。私はジョン・レオナルド、執事長を務めております。兄は王城で執事長をしております。どうぞお見知りおきを」


あ、エルスさんか。確かに似てるな....特にヒゲとか。
翔太はあまり気づかれないように見ていた。
そうしていると扉が開かれ見覚えのある人物が入ってくる。そう、ネルソンさんだ。


「やぁやぁ、皆待たせたね。仕事が立て込んでたからさ、さぁ食事にしよう」
ネルソンが手を叩く。次の瞬間扉が開き食べ物が運ばれてくる。運ばれてきたものはどれも豪華で前菜からデザートまですべて高級料理店で食べるようなレベルの食べ物ばかりだった。


「へぇ、すごいなこれは」


翔太は多少驚きながらも平然を装っていた。


「さぁショウタくん好きなだけ食べてくれたまえ、今宵は料理人に腕によりをかけて作らせたからね!」


「ネルソンさん、ありがとう。それじゃいただきます」


ショウタは日本にいた時と変わらず手を合わせ一礼する。


「?、何をしているんだい?ショウタ君」

「俺の村では食材になった命のに感謝してそれを頂くって意味でいただきますって言って、食べ終わったらいただきましたという意味でごちそうさまと言うんだ」

「そうなのか!確かに我々は日常で当たり前のように肉や魚を食べているが食材にも元があり命がある。これは我がネルソン邸だけではなく他のものにも広めねばな。こんど言ってみることにしよう。そして我らもそういうようにしよう、ジョン、リーナ、一旦離れてこれを説いて来なさい、大至急だ。そして説き終わったら戻ってきなさい」

「「かしこまりました旦那様」」


そう言うとリーナとジョンは部屋から退室した。


「というわけだエミリ、今日からいただきますとごちそうさまをするのだぞ」

「わかった、わかったから、落ち着いてお父さん。こっちが恥ずかしいでしょ」


エレナは鋭い目付きでネルソンを睨んでいた。


「ご、ごめんなさい.....」


さっきまでの態度とはうってかわりしゅんとしてしまった。
女って怖いな~
翔太は食べ物を食べながら人事のように思っていた。


「まさかそんなこと考えもしなかったわ。私もそうしようかしら」


とエレナ。


「私もそうしようと思います」


とルビー。
[この後、いただきますとごちそうさまが王都から帰還した時には国全体に広まっていることを翔太たちはまだ知らない]
翔太は達が食べるのを終えた頃にはリーナとジョンが戻ってきていた。


「翔太くん少し話があるのだ。後で私の部屋に来てくれ」


ネルソンは退室する時に翔太に耳打ちでそんなことを言い、リーナにその旨を伝え退室した。


「ではショウタ様こちらへ」


リーナに案内され部屋へと戻る途中。


「ショウタがあんなこと言うから私たち大変だったんだから。旦那様の性格にも困ったものだけど」

「ごめんごめん、って俺のせいかよ!」

「まぁショウタに言っても仕方ないのは分かってるけどね。では、ショウタ様こちらです。しばらくしたら旦那様の元へ案内しますのでご了承ください。それではごゆっくり」


リーナは一礼し仕事にもどろうとする。


「待って」


リーナは呼び止められ振り向く。


「このあと何すんの?」

「何って、仕事に戻るけど......」

「ついて行ってもいい?」

「いいけど、面白いことなんかないよ?」

「メイド業って少し気になるからさ」


「それでは仕事に支障の出ないよう見学なさいませ」


仕事モードに戻り再び歩き出す。そんなリーナの後について行く。最初に来たのは洗濯室。たくさんの洗濯機が所狭しと並んでいた。リーナは奥にある洗濯機から順に洗濯物をカゴへと入れていく。各洗濯機ごとに分けられたカゴに洗濯物を入れると次の場所へと向かう。


「なぁ、洗濯物は干さないのか?」

「ほかのメイドが干すので問題ありません」


そう言いながらも次の場所へと向かっていた。次についたのは浴場。玄関口の脱衣場は日本でも見られる銭湯のような脱衣場で木でできた棚にカゴが置いてありそれがいくつも続いていた。


「露天風呂やサウナも完備しておりますので自由にお使いくださいね」


そう言いながらカゴに白くふんわりしていそうなタオルを素早くたたみ入れる。


「只今エレナ様、ルビー様、エミリ様が入浴しておられますが覗かないように」

「の、覗かねぇよ!てか、混浴なのか?ここ」

「え?女湯よ?ここ」

「!?なぜそれを先に言わないの!」

「だって見学したいって言ったのショウタだし.......」

「言ったよ!言ったけどね!?ほかのメイドとか執事に俺が女湯から出てくる所見られたらどう思う!?しかもリーナと一緒に!」

「それは、一夜にして見る目が変わるでしょうね」

「「変わるでしょうね」じゃないから!」


翔太は急いで女湯から飛び出した、幸い誰にも見られてなかった。


「次です」


女湯から出てきたリーナは次の場所へと向かう。その後に息を切らしながら続く。次に来たのはとある一室だった。


「ここはエミリ様のお部屋よ。今から少し掃除するの。もちろん入ったらダメよ?女の子の部屋に男が入るなんて論外なんだから。掃除の邪魔にもなるしね」
リーナはそう言いエミリの部屋に入っていく。そしてしばらくしてリーナが出てきた。(しばらくと言っても10分ほどだが)


「次はエレナ様のお部屋とルビー様のお部屋ね」


そう言いその部屋に着いては10分ほど中に出てくるのを待った。そしてルビーの部屋からリーナが出てきた時


「あら、もうこんな時間。ショウタ様、時間ですので旦那様のお部屋へとご案内いたします」


腕にしていた時計を見て、仕事口調に戻りネルソンの部屋に向かう。もちろんそのあとをついて行った。


「なぁ、リーナ」

「なんでございますか」

「メイドって大変なんだな。雇用して主人と従者の関係ってのは分かってるけどそれでもなんか申し訳なくなってくる」

「大変ですよ。でも私共は苦にしてません、これが私たちの仕事ですから。さぁ着きました。私は外にて待っておりますのでどうぞ中へ」


翔太は扉を開け中に入る。中には椅子に座りハマキを吸うネルソンがいた。


「....?翔太くん!すまない一服していたものだからね」


ネルソンはすぐにハマキの火を消し座るように促す。


「さて、君を呼んだのは他でもない私の娘についてだ。聴くところによると明日初クエストなんだってね?しかも王族の姫君の護衛だとか」

「そうなんなんだよ、国王がどうしても俺たちを指名するから断らなくて」

「国王直々にかい!?こりゃ驚いた、君はやはり私の見込んだ通りの男だった!そしてさすが命の恩人だ!さて、君に二度目のお願いをすることを許してくれ」

「そんなとんでもないよ。気にしないで続けて」

「ありがとう、感謝するよ。今回娘がクエストに行くにあたって君に守ってもらいたいんだ」

「何を?」

「娘をだよ。狙撃手だから様々な回避スキルとかも持ってるんだがね、少し昔に娘がボロボロになって帰ってきてね。聞いたら巨大なモンスターの討伐に行っていたらしい。その途中でドラゴンが乱入したきてこうなったらしいんだ。幸い近くにいたドラゴンスレイヤーが退治してくれたらしいけど。近頃こういうことがまれに起こるらしいんだけど、ドラゴンは普通、ドラゴンスレイヤーが竜たちの楽園ドラグリアで管理してるからこんなことは無いはずなんだ。そしてね、そんなことは私が嫌な予感がする時に必ず当たるんだ。今回も何かあると思ってるんだ、しかも今回は今までの比にならないくらい背筋に悪寒が走る。商人の勘ってやつが言ってるんだと思う。私は自分でも親バカだって思ってる。根拠も理屈もどこにもないでもね、一応私のの恩人である君に、パーティの仲間である君に伝えておきたかったんだ。私は娘を冒険で失いたくはないからね」

「まさか、奥さんがいないのは.......」

「そうだよ.......と、こんな雰囲気なら言いたいとこだが妻は今他国のパーティに出ていて不在なだけだよ。何が言いたいかと言うとね。姫君を護衛するのにも集中してほしいが娘にも気を張っていてほしいんだ」

「大丈夫だよ、ネルソンさん。俺はエミリに限らず仲間を死なせる気は無いから」

「頼もしいね、さすがショウタ君だ。さて、時間を取らせたね。あまり話し込むと外で待ってるリーナに申し訳ないからね」

「ちょ、ネルソンさんそれはどう言う」

「今日は風呂に入って明日に備えるといい。私は仕事があるからね」
翔太が言い終わる前にネルソンがまとめたためそれ以上聞き出せなかった。ただ、扉を出る時にネルソンがニコニコしていたのは覚えている。

「待った?」

「特に待ってないかな、それじゃこのあとは自由と聞いてるからお好きに」


そう言いリーナは立ち去って行った。
....風呂入るか 
翔太はそのまま風呂場に直行し、脱衣場で服を脱ぎ身体と頭を洗う。そして温泉でよくやるタオルを頭に乗っけて湯船に浸かる。そして今日の出来事が蘇ってきた。翔太は未だにネルソンの言葉の真意を理解できていなかった。全くもって分からなかった。もやもやしながら服を着替え脱衣場をあとにする。翔太は曲がり角を曲がるその時まで気づかなかった。前方から誰か来ているのを。そしてもやもやしたものを考えながら歩いていたため、曲がる時につまづいてしまった。そのまま倒れ込み前から来た人も巻き込み倒れる。


「きゃあ!」


それが女の人だと気づいたのは倒れてからだった。翔太の手には何か柔らかい感触があった。何かわからないため掴んだり動かしたりした。


「....ぅん.....あっ、んん....ふぅ.......」


掴んだり動かしたりするたびに女の人の喘ぐような声が聞こえた。
なんだこれ、なんか柔らかいな.....
そのあとも何故か手が動いていた。そこで意識がはっきりとした。よく見るとリーナのを倒し、その上にまたがった体勢となっており、自分の手を追うとリーナの胸を鷲掴みにする形となっていた。リーナはと言うと、顔を赤らめて少し涙目になりながら必死に喘ぎ声を抑えていた。


「うぉお!り、リーナ!?」


当然驚くはずだろう、倒れて気づいたら女の子の胸を揉みしだいていたのだから。


「お風呂に行こうとして......角を曲がったらショウタが......」

「ごごご、ごめん!ほんとごめん!忘れてくれ!おやすみッ!!」


翔太は逃げるように自分の部屋に飛び込んだ。その後ろ姿をリーナが寂しそうな表情で見てたのはまた別の話。
うぉぉ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ!
翔太はベットに隠れるように潜り込みさっきのことを忘れようとしていた。しかしやはり感触というものは残るものでまだリーナの胸の感触が手に残っていた。
明日、どうなるんだろ俺.....
明日の我が身を心配していた時、翔太の瞼が閉じ始めた。翔太は逆らわず目を閉じ眠りに落ちた。

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