彼女が理想的な妹である

妹大好きバカ

1話 拝啓 愛する◯◯◯◯へ



俺は3次元には興味ない!!!!!



そう熱く語ったとき、友人らがいる俺の約6畳半の部屋の中でその言葉が反芻した。

尚輝「そうかもしんないけどさ~、現実からは目をそらすなよ……」

いつも俺の部屋に集まるのは故人である尚輝、斎藤の二人である。ちなみに尚輝は名前で斎藤は氏名だ。なぜか呼び方が氏名か名前で変わってしまうことはよくあるが、いつも分かりづらくなってしまう。ここではその理由は言及しないが……

「2次元の彼女は逃げない。なんて素晴らしいことか……」

俺がそう語る謎理論に尚輝は笑いながら打ち消すように

「お前、一度も3次元の女と付き合ったことないだろ?」
「ない」

即座にそう俺が答えると尚輝も呆れた表情で
「もう大学生だろ?就職とか将来のこと考えろよ、
お前は一生独り身で過ごすのかよ?」

と溜め息ながら説得し始めた時再び俺の言葉によって振動した。

「俺には妹がいる!!!!!!!」


そう、主人公である俺は2次元妹嫁マスターであり、現実(3次元)でも妹と結婚することが夢だったのだ。


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