ナビで異世界冒険譚
異世界への扉
オレは小山そら、普通の大学生で現在21才。
今日はとても楽しみにしていた日だ。なぜなら、超高音域のスピーカーが届く日だからだ。
この日のために、どれだけバイトに励んだことか…。やっとの思いで買えたスピーカーが届く!嬉し過ぎる!と興奮しながら、いつものバイト先から帰宅した。
「ただいま母さん、荷物届いてる?」
玄関先で家の中の母親に声を掛ける。
「来てるよ!大きくてジャマだから早く持って行って」
母親からは冷たい声で返事があったが、そんなの気にせず荷物を受け取って自分の部屋に飛び込むように入った。
「うぉ!すげぇ…」
箱の中からは自分の身長ほどもあるスピーカーが2つ出てきた。
「一番良いポジションに設置しないと」
2つのスピーカーをいつも座る椅子の位置に交差するようにセッティングして好きな女性アーティストの曲を掛けてみる。
「うーん…」
なんだか思ったより良くないような感じだなと思ったオレは、気にしてた音量の出力を上げてみることにした。
スピーカーの出力つまみを上げて、椅子に座り曲を再生しようとした。
「ピカッ!ゴロゴローーードン!!」
その時、突然落雷が鳴り響いた音がした。同時に家の電気が消えた。
「近い!ってゆーか落ちた?!」
家に落ちたような振動を感じたオレは、暗い部屋の周りを見てみた。
すると明らかにスピーカーが光っている光景が目に入った。
「な、なんだ?」
驚いて見ていると光がスピーカーの中心に集まっていくのがわかった。
「ドン!!」という音とともに光がオレに向かって飛んできた!
「うぁー!!」
光に包まれた身体を見るとドット絵のように細胞レベルで崩れていくのがわかった。
気を失いかけたその時、確かに頭の中に直接話し掛けられた声を聞いた。
「グリモワールの世界へようこそ!」
今日はとても楽しみにしていた日だ。なぜなら、超高音域のスピーカーが届く日だからだ。
この日のために、どれだけバイトに励んだことか…。やっとの思いで買えたスピーカーが届く!嬉し過ぎる!と興奮しながら、いつものバイト先から帰宅した。
「ただいま母さん、荷物届いてる?」
玄関先で家の中の母親に声を掛ける。
「来てるよ!大きくてジャマだから早く持って行って」
母親からは冷たい声で返事があったが、そんなの気にせず荷物を受け取って自分の部屋に飛び込むように入った。
「うぉ!すげぇ…」
箱の中からは自分の身長ほどもあるスピーカーが2つ出てきた。
「一番良いポジションに設置しないと」
2つのスピーカーをいつも座る椅子の位置に交差するようにセッティングして好きな女性アーティストの曲を掛けてみる。
「うーん…」
なんだか思ったより良くないような感じだなと思ったオレは、気にしてた音量の出力を上げてみることにした。
スピーカーの出力つまみを上げて、椅子に座り曲を再生しようとした。
「ピカッ!ゴロゴローーードン!!」
その時、突然落雷が鳴り響いた音がした。同時に家の電気が消えた。
「近い!ってゆーか落ちた?!」
家に落ちたような振動を感じたオレは、暗い部屋の周りを見てみた。
すると明らかにスピーカーが光っている光景が目に入った。
「な、なんだ?」
驚いて見ていると光がスピーカーの中心に集まっていくのがわかった。
「ドン!!」という音とともに光がオレに向かって飛んできた!
「うぁー!!」
光に包まれた身体を見るとドット絵のように細胞レベルで崩れていくのがわかった。
気を失いかけたその時、確かに頭の中に直接話し掛けられた声を聞いた。
「グリモワールの世界へようこそ!」
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