ラッシュ列伝

ユーサン

LL! LIKEとLOVE

こんにちは作者のユーサンです。
※本編の前に零章について少し語ります。本編に飛びたい方はしたにスクロールしてください。ある程度の空白からが本編です。

前書きというかとりあえず零章が前回の回で終わりを告げました。これからの未来の進化や周りの実力の凄さが滲み出てくるのが一章からです!いわば長々書いてあったトリセツとでも考えておくとわかりやすいです。
寒川と未来の関係を出来るだけ不自然にしないように書いたつもりですが、まだまだ不自然だらけですよね笑
とりあえず、使天王の登場・寒川と未来の過去・R2の存在・オーディンの企みを書くのが鍵でしたが、思う以上にうまくいかなかったんですね…これが。例えば、ある程度のお金持ちが主人公 未来と同じ学校に行く設定も多少強引ですよね…そこら辺はこれからの展開で設定を表には出さないように読者たちに伝えられたらなと思います!。そして、使天王の存在の説明も後々穴に気づいたんですよ笑。普通の人たちは「してんのう」と聞くと使天王ではなく四天王が来ますよね…。やべぇどうしようとなり、後々ユウが説明する展開へとなりました。
これからもどうぞラッシュ列伝をよろしくお願いします
では、本編の方へどうぞ!!!



第一章:  公式戦:アラキVSミライ:秋葉戦

夕方の中俺と寒川の二人きりで保健室にいた。
シチュエーション的にはもってこいだが、別にそんな関係でもなければそんな気持ちはない。むしろ、気まづいぐらいだ。先程までの話(香川との戦闘)を終えると特に話題もなく、沈黙が俺たちの教室を毒ガスかのように這いまわっている。保険のせんせぇい、どこにいったんですか…?。そう、何故か保健の先生がここにいない。何故だ?!何故なんだ…。そして、不意に辺りを見渡すのをやめて前を向くとこちらをじんまりとみる寒川の様子があった。不意に目が合い、即座に目を逸らした。
「こんな調子で俺はいいのか?この先も毎日…」
「明日は水曜日。ルシファーから聞くところによるとラグビー部の団体が来るようね。今日とは違う何かが見えるかもしれないわ」何故か寒川は少し楽しげに話を進めている。今後がそんなに楽しいのか…俺は苦痛でしかない。それに、俺は酷い事をしたのにそんなに親しく接してくれているのだろう。不意に思ってしまった
「俺のこと、嫌いじゃないのか…?実際、忘れていたんだし。」少しの沈黙と自分の喉の乾き具合がくっきりと分かる。
「別にそんな分けないでしょ。忘れるものは忘れるし、思い出したのだから覚えてはいたじゃない。記憶に…」
何この子、少し気まづい雰囲気だったのか下を向きながら焦らすように言っていると女の子だなって思ってしまう…。LIKEだよな?…ユウの野郎余計なことを…。
LOVEではないLIKE or LOVE?と聞かれたら…LOVEなのか?…。頭の中が混乱してきた。どうしよう…。
「そっそうか…。でも、俺なんかでいいのか?仲間は多ければいいだろうが、何故俺なんだ…」正直、疑問であった。何故、生徒会をおいて俺なのだろう。かえって邪魔にしかなっていない気がする。
「冗談言わないで。身体能力だけみれば相当なものよ。それに、多分あなたにしかできない…ヒー…なんでもないわ。とにかく、あなたは強いわミライくん」
「おうよ!ヒーローにでもなって見せますよ!」
あくまで自分の予想に過ぎないが、彼女は小学生の夢物語みたいなのを続けているらしい。身体能力は確かに自分でも驚く程あったが、そこまででもない。きっと、あの時の彼女にとってはとても逞しい・強いイメージがあったのだろう。ヒーローか…響きは悪くないが低燃費の俺にはハイリスクローリターンは希望ではないな。少し考え、意識を視界に戻すと寒川が少し赤くなって下を向いていた。案外、可愛いな!この子…。そういえば昔、アニメで好きな子を守るヒーロー伝説LLがあったな。もしかしてLOVE and LIKEとかクソみたいな泥設定だったのかもな…。主人公も安藤って名前だったし!!。そうなると片思いって事なのか?なんかそう考えるとすごいくらいアニメだな…おい。俺は夕日が差し込む窓に目をやり、時間的に帰るかと告げると彼女は下を向いたまま頷き保健室をあとにした。

現在不思議な事に2人で帰り道を歩いている。別に俺は自転車だから先を行くのもいいが、流石に悪いだろ。だって、起きるまで見ていてくれていたと考えると罪悪感でいっぱいだ。寒川は疲れているのか下を向いたままだ。
「疲れてるのか?後に乗ってもいいぞ別に」
「自転車は慣れてないの。いいわ、少し考え事していただけだから」寒川は言うと前を向きこちらをチラつかせながらそういった。考え事か…これからどうするんだろうという点では多分俺と被っているに違いない。明日は部活の団体…一体どうなるのやら。そうして時間が過ぎ、彼女との別れの場になった。俺はじゃあなというと彼女は軽く手を挙げ振りながらじゃあねと言い別れを告げた。

現在、家のベットで寝転んで俺の唯一の祝福の時間だ。
気持ちいい、こうも教室の椅子と机もふかふかだといいのにと思いながら就寝の時間へ瞼を閉じ、明日に向かう

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