片思い
45話 謝罪
「ほんとに、ほんとに、ごめんなさい!」
あれから翔太先輩のいる教室に行き、進藤さんは頭を下げて謝りに行った。
「いや、いいんだ。もう、頭上げてよ。そうか、誤解されちゃってたんだね。僕の方こそ、ごめんね。軽率だったね。」
「そんなこと!先輩は悪くないです!勘違いして逆上してた私がいけないんです!ほんとにごめんなさい!」
進藤さんは、他の先輩達が横を通り過ぎても構わず翔太先輩に謝り倒しだった。
「もういいよ。君の気持ちは分かったから。ごめん、名前聞いてもいいかな?」
「進藤です!」
「進藤さんね。わかった。覚えておくよ。わざわざ、謝りに来てくれてありがとう。」
「と、とんでもないです!」
進藤さんは興奮気味で顔を紅潮させていた。
「沼田さんもありがとう。じゃ、2人ともまたね!」
「失礼しました!」と、私と進藤さんは翔太先輩の教室を後にした。
まだ興奮気味の進藤さんだったが、クラスに戻るとガクンと椅子にもたれた。
「はあー。緊張したー!もっと怒られるって思った!優しい人だなー、翔太先輩って!惚れ直しちゃう!」と目がハートマークだった。
「良かったね、先輩許してくれて!私も緊張しちゃった!」
進藤さんは私を見るなりこう言った。
「沼田さん、今日はほんとにごめんね!翔太先輩にも謝りについてきてくれてありがとう!心強かったよ!」
チクリと心は痛みがしたが、進藤さんに悟られないように笑顔を見せてた。
チャイムの音と共に、担任の教師が教室に入り朝のHRが始まった。
「えー、そろそろ中間テストがあります。中間テストに向けてしっかり勉強する様に。以上!」
教師の言葉に、ブーイングの声が聞こえるが、そんなことはお構いなしの担任の態度に更なる炎上が起きた。
「中間とか、だりー」
「範囲どこからだっけ?」
「英語わかんねー!」
口々に生徒たちの愚痴がひっきりなしに飛び交う。
もう7月かー。半年は過ぎてしまったと途方に暮れていた時、携帯のブザーが作動した。携帯の持ち込みは可能だが、学校にいるときはマナーモードが厳守。
まあ、校則の話はさておき、送り主は翔太先輩からだった。件名にも何も書いてない。なんだろう。
キーンコーンカーンコーン。
チャイムが鳴って、授業が始まってしまい、携帯を見れなかった。
なんだろうという疑問を悶々と考え込み、落ち着かない中、授業は開始した。
「Ok,everyone!Next class!Good bay!」
英語の授業が終わり、やっと携帯が見れる!
携帯の画面を見るなり、メールを開く。
送り主の翔太先輩からは、また話があるがいつなら大丈夫かということだった。
私はいつでも大丈夫ですと言うことを返信すると、翔太先輩から今日の放課後はどうかと言うことで、話は終わった。
あれから翔太先輩のいる教室に行き、進藤さんは頭を下げて謝りに行った。
「いや、いいんだ。もう、頭上げてよ。そうか、誤解されちゃってたんだね。僕の方こそ、ごめんね。軽率だったね。」
「そんなこと!先輩は悪くないです!勘違いして逆上してた私がいけないんです!ほんとにごめんなさい!」
進藤さんは、他の先輩達が横を通り過ぎても構わず翔太先輩に謝り倒しだった。
「もういいよ。君の気持ちは分かったから。ごめん、名前聞いてもいいかな?」
「進藤です!」
「進藤さんね。わかった。覚えておくよ。わざわざ、謝りに来てくれてありがとう。」
「と、とんでもないです!」
進藤さんは興奮気味で顔を紅潮させていた。
「沼田さんもありがとう。じゃ、2人ともまたね!」
「失礼しました!」と、私と進藤さんは翔太先輩の教室を後にした。
まだ興奮気味の進藤さんだったが、クラスに戻るとガクンと椅子にもたれた。
「はあー。緊張したー!もっと怒られるって思った!優しい人だなー、翔太先輩って!惚れ直しちゃう!」と目がハートマークだった。
「良かったね、先輩許してくれて!私も緊張しちゃった!」
進藤さんは私を見るなりこう言った。
「沼田さん、今日はほんとにごめんね!翔太先輩にも謝りについてきてくれてありがとう!心強かったよ!」
チクリと心は痛みがしたが、進藤さんに悟られないように笑顔を見せてた。
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「えー、そろそろ中間テストがあります。中間テストに向けてしっかり勉強する様に。以上!」
教師の言葉に、ブーイングの声が聞こえるが、そんなことはお構いなしの担任の態度に更なる炎上が起きた。
「中間とか、だりー」
「範囲どこからだっけ?」
「英語わかんねー!」
口々に生徒たちの愚痴がひっきりなしに飛び交う。
もう7月かー。半年は過ぎてしまったと途方に暮れていた時、携帯のブザーが作動した。携帯の持ち込みは可能だが、学校にいるときはマナーモードが厳守。
まあ、校則の話はさておき、送り主は翔太先輩からだった。件名にも何も書いてない。なんだろう。
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