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片思い

日向葵

30話 切ない心の叫び

どこまで走ったんだろう。
ここはどこ?
華恋は泣きながら走りに走った。いや、逃げてしまった。しかも最愛の人の前から。
あれじゃあ完璧告白したもの同然だ。
今更あの場には帰れないし泣いていると変に目立ってしまう。隠れよう。
授業もサボって何してんだろう。
ボーッと空を見る。なんて綺麗な青空。雲ひとつない。
私と逆じゃん。私は白い液体にいろんな色を入れて灰色になったり変色して赤くなったり。
翔太に会いたい。翔太さえ私を追ってきてくれたらそれだけでいいのに。
なんで来ないの?
沼田さんの時は来たのに…
沼田さんに嫉妬する自分、言いたいことを言えない自分。こんな自分が嫌なんだ。
本当はね!翔太に会いたくて会いたくてたまらない。
ぎゅっと抱きしめて欲しいのに。
翔太!心の中で私は叫ぶ。
「お前何してんの?」
華恋が願った人とは別の彼がやってきたのである。

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