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片思い

日向葵

24話 モヤモヤ

5人にお礼を言った私、沼田智奈美は教室へと戻った。
「お!俺の智奈美ちゃんが帰ってかましたー」
私はは相変わらず田辺からからかいを受けていた。
ケラケラ笑う男子たち、そして女子から受ける釘のような鋭い視線も出迎え(?)てくれる。
頬が勝手に赤く染まる。すっごく恥ずかしい。
席につくなりなんなり、ずっと私の方を向いてはニヤニヤしている。
私は視線だけ突き上げるようにし、「何?」と聞いた。
「別に。相変わらずツンデレだなーって。」
「別にツンデレじゃないし。」
「そう?顔赤いぞ、お前。まさか、俺に惚れちゃったとか?」
「そっ、そんなわけないでしょ!!」
ついムキになって田辺の方を体ごと向けてしまった。両手をグーにしてバタバタさせて「バカバカバカバカ!」と言ってみせた。
きゅん。
「あ、やべ。今のきゅんっときた。」
「はあ?どこが?」
「ねえ、もう一回やって!」
「な、何を?」
手を合わせて「もう一度!」とやるが無視!
なんなのさーあれ。
ふてくされた私を見て田部はべつのことに関心があって他の男子どもと楽しそうに話しをしていた。
女子の視線は更に鋭さを増し居づらくなった私は廊下に出ることにした。
ぼーっと廊下を歩いているとバタバタと音を立てて走って来る人がこっちに向かってくるではないか!
バタバタバタバタ!
え?なにごと?と思ったがもう遅かった。
ドン!
痛!
両者痛みを感じたが一方はそんな痛みなんともないかのように更に走って教室の中へと入っていった。
泣いてたな、あの人。
クラスの表示をみてなんとなく察した私は視線を感じる方向へと目を向けた。
すると、ギャル4人に2年の先輩がいてその中には翔太先輩の姿が。
ただごとではないことを私は更に察しつつ、もやもやした気持ちが残った。

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