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片思い

日向葵

5話 ギャル系女子5人組

(私って単純だなー。)
古井先輩から助けられて舞い上がっていた自分が恥ずかしい。あんな風に誰かを安心させられる人ってなかなかいないと思う。
でも、それって私だけじゃないってことだよね…
進藤さんだって助けてもらったみたいだし。
誰にでも優しい人なんだね…古井先輩は。
簡単に落ちてしまった恋に私は自分の恋愛経験の無さを思い知った。




午前の授業が終わり昼食の時間になってしまった。進藤さんとの会話で古井先輩の約束を変更してほしいなんて言えなくなってしまったのだ。
(どうしよう…ドタキャンする?いやいや…)
はぁーとため息をついた時私の肩にぶつかった。
「あ、ごめんなさい。」
「いや、大丈夫です…ってあ!」
私は背筋が凍りそうになった。私にぶつかってきたのはあの5人組だったからだ。
(わぁーどうしよう…また何か言われるんじゃ…)
私が躊躇していると、5人組のリーダー的存在のギャル系女子、園崎華恋(そのざき かれん)が舌打ちをして「行こう」と他の4人と購買へ向かった。
(はぁー、良かった。舌打ちはされたけど。)
園崎華恋はほとんど授業は出てないくらい不真面目で、いつもファッションやメイクに夢中だ。女性らしさランクNo. 1というくらい学校の中でも華やかで周りからの憧れの的マドンナ的存在。男子たちからの告白だって何度もあるそうで…でも、彼氏はいないという。
不思議だけどだからと言って『なんで彼氏いないんですか?』なんて口が裂けても絶対言えない。




教室でお弁当食べようと思った時、校内放送が流れた。
「えー…1年A組沼田智奈美さん、職員室まで来てください。」
(私?!お腹空いたんだけど…)
先生の呼び出しに仕方なく私は空腹のまま職員室へと向かった。

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