異世界転移?⁉️ いいえ転生です

mmkiyo

第1章 ⑫女神と生きる希望

 ん…
何でこの子は俺なんかにそんな声で話しかけてんの?
「ちょっと〜お兄ちゃん?まさか妹の名前を忘れたの?」
落ち着け俺
生後2歳がこんな風に話せる訳が無い
幻聴だ。
「本当に忘れてんの?」
何だ。心の奥から何かがこいつを求めている。
思い出せ思い出せ
「あぁあぁぁぁぁ!!!!!!思い出した!」
「美羽ーーーーー!!久し振りだなぁ。
妹ホルモンもらったぞ!」
「気持ち悪い!」フッ           ゴン
「何するんだよ。5年ぶりの再会なのに。
エンジェル ミウ」
「たった一ヶ月で妹の名前を忘れるなんて!
お兄ちゃんなんて大っ嫌い‼️」
        グハッ     キューピットの矢が刺さったぜ
                                        チーン
「ていうかさ。お兄ちゃん。もとから死んでるような感じだったけど。目がめっちゃ死んでたわよ。」
「ダジャレ?」
「違う‼️まぁ取り敢えず元気だしなよ
こんなに優しい妹様が来てやったんだよ?」
「元気100倍アンパンマンです‼️
女神 美羽様の元に駆けつけました!」
「うぅミウ〜お兄ちゃんいなくて寂しくなかったか?」ホッペ プニプニandツンツン
「気持ち悪いから止めて」
「いいゃ美羽が何と言おうと離さない。」
ズドッ
「グハッ」バタン
「キューピットの矢が強すぎると思うぞ。
飴だけちょうだい。鞭は入らない」
「鞭だけ挙げるよ。」
「愛の鞭?」
「違うよ。」
アギャー        イギー        ウグー
「反省した?」
「はい。じまじた。どうかお許し下さい。」
「そうだ!この国の街見に行くか?」
「それも良いけど、私達が居なくなったら騒ぎになっちゃいそうだし。ここ貴族の家でしょ。」
「ここは王族の家だぞ。」
「つまりお兄ちゃんは王子で、私は王女ってこと⁉️」
「そういう事」
「お兄ちゃんが王子。もっと言えば王なんて
出来るの?」
「出来ない!」
「はっきり言っちゃダメでしょ。」
「それと街なら行けるぞ。」
俺がミウのダミーを作るだけだしな。
ヘレナもちろん作れるっしょ。
[お任せ下さい。作成しました。]
thank you!
「ほらこれお前のダミー。これ置いてけば問題ないだろ。
それとお前ステータス見たか?」
と言いながら鑑定で見る
ふむふむ。基本ステは普通だな。レベル1だし当たり前だけど。
スキルと称号に天才と書いてある。よくわかってるじゃないか。それで天才って何?
[チートが確約される人に来る称号です。さらに、スキルに付いていると、それが早く。更に複数出てくる可能性があります。]
チーターの妹はチーターなんだな。
「うん見たよ。何か天才って書いてある。」
「そりゃあ天才だからな。当たり前だ。教えてくれてありがとな。」
「お兄ちゃんのも教えてよ。」
「マジでチートだから驚くなよ。」
         ホレッ




「何これ…チートじゃん。」
「安心しろ。お前の天才って言うスキルと称号は、このチートが確定で手に入るやつだからお前もゲット出来るぞ。」
何歳ぐらいでなの?
[個人差ありますが基本的に9〜10歳です。]
「9〜10歳くらいでゲット出来るからな。」
後は変装だけど…
[スキル譲渡というスキルを作って隠密行動のスキルをあげれば妹様も変身できますよ。]
了解。スキル作成 <スキル譲渡>。
久し振りだな〜。一瞬魔力持ってかれて直ぐ回復する感覚。よし。やるか。まぁ元中二病の
知識活かして欲しいスキル全部先に創ったしな
<隠密行動>を譲渡
「適当に姿をイメージすれば変身できるぞ。」
「え?」
「まぁまぁやってみ。」
          ボン
「自分の姿イメージしたのか。じゃ俺もやるか。」
          ボン
「ってお兄ちゃんもじゃん。」
「バレた?んじゃ行くか。」
「妹との初デート楽しみだなぁ。」
「デートじゃないから。」
「違うの?」
「違うに決まってんでしょ!さっさと行くよ」
俺も初めてだからわかんないんだけどね。
まぁ困ったらよろしくなヘレナ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「アイテル様彼の記憶を蘇らせるのサボりましたね。」
「ゴメンゴメン。思い出したんだし良いじゃん見ただけで神の魔法を破る彼のシスコン度に感謝しとこう。」
「全く頼みますよ。それと、タナトスの力も彼のシスコンパワーで消えかけています。」
「シスコンって何なのかしら…魔神がその妹を拐えば直ぐに倒してくれそうな勢いね。」

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