PROMINENCE
第14話 國信田 隼人は実行する。
  此処は数ある基地の一つであり、海と山が両方ある場所。
震災後、様々な場所に流された建物だったモノが転がっていたり。崩れている。
町から少し離れた山の道の途中に、何らかの建物であった廃墟がある。
山の廃墟の地下にその基地は存在する。
「まさか〜烏丸くん以外にも裏切り者が居たなんてねぇ♡」
大きな部屋に幾つものモニターが設置され、その目の前に國信田隼人は立ち尽くしていた。
長い事モニターを見ていた彼は、そのモニター内に表示されている人物をよく観察していた。
「東條真人くん♡
彼は中々優秀な人材だったんだけどねぇ〜…おしいなぁ」
  國信田が後ろを振り向くと、そこには大きな筒状の装置が置かれていた。
その中には液体と、一人の男が仕舞われている。
「試しに使って見ようかなぁ〜あ♡」
  カタカタと装置の目の前に設置されているキーボードを使い何かを打ち上げると、装置の周りから機械音がし、中の液体が流されていく。
「名前はまだ決めて無かったねぇ〜え?♡」
  男の前に立ち、ケースの中から男を出してやる。
「決めた『音響兵器』くん♡」
  男は立ち上がると、真っ直ぐとモニターを見詰める。
そこには烏丸と真人が映し出されていた。
男はそれを見るや、ニヤリと不気味な笑みを浮かべる。
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