世界最強の暗殺者はまだ中学生だそうです。

キラ・キルリア

新人戦(前)

お久しぶりです。実は誤ってアプリを消去してしまい、パスワードを思い出せず右往左往しておりました。申し訳ない限りです
最近になってパスワードをメモった紙を見つけることができ、こうして書き始めることが出来ました。
嘘を言うのは嫌いなので言いますが、新しくでてきたゲームなどに熱中してしまったのも理由の一つです。完全に僕の不手際です。

以上、長文失礼しました。良ければ読んでいってください。




ー大輔sideー

新人戦の舞台は『死神』さんとやったゲームと同じような街だ。ビルや時計塔などの高い建物もある。
円形の街の真ん中には大きな広場があり、そこ以外は建物に囲まれた集団戦には向かない街だ。


「暗殺者だけじゃないけど、戦闘が出来ない人は恐らくいないだろ。大きな銃撃戦が起こるとすれば、この広場だな」


戦闘が出来ない人はいないだろうが、殺しを本職にしているのは俺たち暗殺者や殺し屋だけだ。それなら銃や剣を持って集団戦を行うグループがほとんどだろう。


「さっきの作戦通りいくなら、広場周りの、高い建物に行くべきね」
「そうだな。さっさと向かうか」




ー悠斗sideー


「ククッ!とりあえずここまで着いたか・・・」


俺の仕事はここからの狙撃。麻薬売買や銃等の密売の組織の馬鹿どもが派手に銃撃戦をすることは予想済みだ!全員の頭をぶち抜いてやる!!!


「・・・ククッ、まだ作戦までの時間はある。先にあいつらを始末してやるか・・・」


ガキがリーダーのあの組織より、こっちの方が自由でいい!あいつらは何をビビっているのか・・・まぁ、ここで終わるけどな!
俺はニヤリと笑い、スコープを覗く。1人は狙撃手になったはずだ。ここなら全体を見れるぜ!


「ククッ!さっさと地獄に送ってやるよ!」
「そうだな、脇役はさっさと退場するべきだ」


瞬間、俺は崩れ落ちた。


「お、お前ら・・・」
「じゃあな」


そして、俺の意識はなくなった。




ー『常闇』sideー


「予想通り、この広場で銃撃戦が行われそうだ」
「俺たち暗殺組織より人数は多いだろうな」
「あぁ、だが、相手を殺す技術はこっちの方が上だ。下手くそな銃を撃つことしか出来ない奴らに、負けるわけにはいかない」


そう言って、トランシーバーを取り出す。


「悠斗、そっちはどうだ?・・・悠斗?」
『ク、ククッ!もちろん大丈夫だ・・・』
「本当に大丈夫だろうな」
『あ、あぁ。もちろんだ』


(少し違和感を感じるが・・・元々あいつは馬鹿なヤツだ。だが、腕は良い。作戦を成功させてくれるならなんでもいい)


「おい!始まりそうだ!」
「よし!作戦通りいくぞ!」


全く、ここ終焉のリーダーはどうかしてる。圧倒的に暗殺者有利な新人戦なんて見ても、つまらないだろうに。




ー死神sideー


「聞いてはいたが、こんなゲーム成立するのか?銃撃戦を殺し屋や暗殺者が狩るだけの簡単なゲームが」
「まー基本は殺し専門の方が有利ですねー。暗殺者に勝てるほどの逸材がいるかもしれないですし、そのためじゃないですか?」


なるほど、『悪魔』の言うことも一理あるかもしれない。だが、それにしても、殺し以外のことをしてる奴らはもう少し作戦を考えたりしないのか。これじゃあ殺されに行っているだけじゃないか。


「楽しめているかなぁ?仁くん?」
「そうだな、この後お前を殺すのが楽しみだ。」
「ハハッ。・・・別に今すぐ殺っても良いんだよ?」
「ハッ!お前が俺に勝てるとでも?冗談は辞めてくれよ?」


このクソゲーを作った本人、『王』が、わざわざ俺に殺し合いけんかを売りに来る。相変わらず、大人ぶった、上から目線の態度が腹立たしい。


「まぁそれは後だよ仁くん。そんなことより、君はこのゲームは成立しないとか思ってるんだろう?そもそもこのゲーム、奇襲すれば馬鹿でも勝てる。だってそうだろ?人を殺すなんて、とっても簡単なことだ。」
「お前と同意見なのは腹立たしいが、確かにそうだ。じゃあ殺し屋以外の奴らはなんであんな集団戦をしてんだよ。」
「僕がそうするように仕組んでいるのさ。」
「・・・は?」


こいつ、何言ってんだ?そんなものに、なんの意味があるんだよ。
というかーー


「おいおい、あいつらはお前に無駄死にさせられてんのか?」
「そうだよ?そもそも新人戦を見ているのは僕達『終焉』の人間だけじゃない。『常闇』の人達の仕事相手の方々も見ているのさ。」


・・・なるほどな、大体分かった。


「このゲームは、新しい殺し屋の力がどんなものかをその仕事相手共に見せるための、ただのお遊びか。」
「お遊びなんて言わないでくれよ。考えてみなよ、仲間同士での殺し合いなんてなんの意味があるんだ?」
「あぁ、全く持って無意味だ。でもなぁ『王』。お前らと俺らは仲間なんかじゃない。新入り共が生きてられると思うなよ。」


この俺が育てた新人だ。生半可な育て方はしていない。最早誰も勝てるわけが無い。


「そうだね。君たちがいるから、今回はあの方々は呼んでいないんだ。どうせみんな死んでしまうからね。」
「なんだ、呼んでいたならそいつらも殺してやったのに。」


暗殺者っていうのは、ほとんど仕事はない。1度の依頼を高い報酬で受け、それで生活している。仕事を依頼する相手がいないと、一瞬で壊滅してしまう。


「でも、大丈夫なのかい?彼ら、人を殺したことがないんだろう?いくら君たちでも、たった1週間で精神を鍛えることはできないと思うけど。」
「ちゃんと言ってあるさ。慣れるまで見なかったことにしろってな。」
「・・・そんなので大丈夫だとは思わないけどね。」


見なかったことにする。本当は死んでないと思い込む。そうすることで、自分の心を守る。もちろん、これだけじゃ耐えられない人だっている。だが、大抵暗殺者なんてものは人を殺した程度で欝になるほど、弱いメンタルはしていない。


「さっさと勝負を決めろよ。こっちが暇してきた。」


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コメント

  • 春咲友花

    面白い! こういう話、好きです! 
    更新、楽しみに待ってます!

    0
  • 白堊

    面白い!
    早く次読みたいです!
    お願いします!

    0
  • ノベルバユーザー308869

    面白いかったです(*≧∀≦*)
    キノコです

    0
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