世界最強の暗殺者はまだ中学生だそうです。

キラ・キルリア

世界一の暗殺者は部下の質も世界一だそうです。16

今、俺たちは『全会議』の会場に行くため、車に乗っている。運転は『斬』だ。流石に一台では足りないから、もう一台用意してある。そっちには『悪魔』や、『龍』がいる。俺と一緒がよかったと喚いていた。本当に賑やかなやつらだ。


「・・・復讐が終わったら、これからどうしていこうか」
「私は『死神』さんの妹として生きてくつもりだよー」


死のうかと思ったが、『龍』がいる。死ねない。まだ死ねない。なら、俺はこれが終わればどうすれば良いんだ?


「『死神』さん。それは終わってからで良いのでは?奴を殺し、全てを終えて、それから考えれば良いかと」
「・・・そうだな。ありがとう、『斬』。このところ、この事ばかり考えてしまうんだ」
「いえ、それより、もうすぐ着きますよ」


さて、復讐への第一歩。2年をかけて、ようやくきたチャンス。今まで対人での暗殺者の撃退は一度もないはず。つまり、何か策を用意してあるはず。


「それを突破すれば、俺たちの勝ちというわけだ」
「『死神』さん。着きました」
「さぁ、終わらせに行こうか」






『終焉』のナンバーは、死ぬと変わる。もし、『終焉』の人間が上のナンバーの人間を殺すと、自分は殺した人間のナンバーになることになる。つまり、この先に待つ扉を開けると、俺たちは特に俺は、全員から狙われるわけだ。だが、


「ここを開けると、恐らく全員がこちらに銃口を向けているはずだ。そこで、良い案がある。まず、俺と『斬』が先頭に立つ。そして、銃弾を無くなるまで捌ききる。終わりだ」
「それ、ただのゴリ押しじゃないですか」
「そうだ。正直これが1番生存率が高い。ほら、開けるぞ」


扉までたどり着いた俺は、この大きな扉を開ける。そして、それと同時に銃声が聞こえて—————


「・・・つまんねぇことすんなよ。『雑魚』」
「はははっ!雑魚とは心外だ。僕は君の為を思ってやったんだよ?」


来ず、かわりに最悪なやつが大きなステージの上で豪華な椅子に腰掛けていた。あいつはいつも通り仮面をつけ、顔を隠している。さっさと首を落としてやりてぇ。


「おい、あれが噂の『死神』かよ」
「一応『王』様には言われてたけど、マジでガキなのか」
「あれなら、殺せるんじゃないか?」


どうやら、俺の年齢のことまで言われているようだ。つまらん。


「君に人数を減らされても困るしね」
「心配するな。今日減るのは新人とお前だけだ」
「・・・大口を叩けるのは今のうちだぞ?」
「そっちこそ、余裕ぶって大丈夫か?生きて帰れると思うなよ?」


・・・・・・・


「まぁいい。事前に言っておいたと思うが、彼が『終焉』No. 1。『死神』だ。手は出すなよ?あぁ見えてとても強い。君らが聞いた噂は体型以外だいたい合っているはずさ」


そう言って、あいつは仮面を外す。その顔には、その目には、大きな切り傷の痕がついていた。


「この傷も彼にやられたものだ。いやぁ、未だに痛むことがあるよ」


それでも、ヘラヘラ笑い続けているこいつが、俺は許せない。


「だが、今回の全会議の目的は彼への復讐ではない。新人達の試験だ。今から30分後、新人戦を行う!新人達は準備しておいてくれ!それでは、全会議を始める!楽しんでくれたまえ!」


こうして、全会議は始まった。

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