世界最強の暗殺者はまだ中学生だそうです。

キラ・キルリア

世界一の暗殺者は部下の質も世界一だそうです。10

「起きろ」 パシンッ!


2人の顔をビンタする。我ながらいい音がなったと思う。その証拠に2人は痛みで目を覚まし、頰を押さえている。


「変な笑い方のお前、お前はスナイパーは向いていない。狙撃の腕は少しはいいみたいだが、頭が悪い。あんなのじゃすぐに見つかって終わりだ。お前には近距離での暗殺を学ばせる。もう1人は今まで通りでいい。後、罰ゲームだが、『斬』に任せることにしたから、さっさと行ってこい。異論は認めない」
「「・・・・・は、はい」」


少し不満気に2人は去って行った。
さて、あいつらがいくら反抗したって、俺らに敵うはずがない。取り敢えず放置しておくとして、沙美にはあいつをつけるか。


「まだ海外にいるかもしれないが・・・。まぁ呼べば来るだろう」


俺はスマホを手に取り、電話をかける。


『し、『死神』さん!?何かご用でしょうか!?』
「もう連絡はいっていると思うが、新しい部下ができた。お前のそのうちの1人の訓練を任せたい。だからすぐに戻ってこい」
『わ、わかりました!すぐに戻ってきます!!!』


ふぅ、これで、『ホーク』はすぐに飛んで来るだろう。『鷹』は、狙撃のスペシャリストだ。初めは『鷹の目』と呼ばれていたが、一年前、ヘリからの狙撃の時、場所がバレており、ターゲットのSPや護衛に撃たれ、ヘリが墜落しかけていた。このままでは任務が失敗すると思った『鷹』は、ヘリから飛び降り空中からの狙撃でターゲットを射殺した。もちろん顔はバレていないが、それから『鷹』と呼ばれるようになった。さて、男2人の様子を見にいくか。






「・・・偉そうにしやがって」
「ん?何か言ったか?」
「なんであんな中学生に指図されなきゃいけねぇんだよ。『悪魔』さんや『斬』さんもあいつに従っている。おかしいと思わないか?」
「いや、普通にそれだけの実力があったってことじゃないのか?俺だって一撃で腕を撃ち落とされたし」
「それはお前が弱かっただけだろ。それに、俺たちが勝てないとしても『斬』さんなら勝てるだろ、あれくらい」
「勝てないんじゃないのか?」
「お前、あのガキの味方すんのかよ!」
「落ち着け。もうすぐ『斬』さんも戻ってくる。その時に好きなだけ聞けばいいさ」
「当たり前だ!」


俺は絶対許せない!俺を馬鹿扱いした挙句にスナイパーをやめろ?俺はスナイパーになって人を殺すためにここに来たのに!いつか、絶対に殺してやる!


「・・・おや、もう来たのか。思いのほか早いな。『死神』さんには何も言われなかったのか?」
「罰ゲームなら『斬』さんに任せると言っていました」
「ふむ、なるほど・・・」
「・・・ちょっといいですか?」


俺は『斬』さんに声をかける。俺が上手く煽って2人を衝突させれば、殺すチャンスが生まれるだろう。まぁ、そんな間も無くあのガキが死ぬだろうがな。


「ガ・・・『死神』さんは、そんなに強いんですか?」
「あぁ、強い。あの人と殺し合いをしたいと思ってる馬鹿はここにはいない」
「『斬』さんの方が強いように見えます。それに、『死神』さんはまだ中学生、あなたが負けるはずないと、思いますよ」
「・・・・・何が言いたい」
「一緒にあの人を殺しませんか?」 キンッ


そう言った瞬間に、俺の前で2つの刃物がぶつかった。1つは、さっき話していた『斬』さんの刀。もう1つは、『死神』さんのナイフだった。


「何やってんだ、『斬』」
「ッ!申し訳ありません!」
「お前もだ、俺を殺すつもりか?それなら1人でやれ。ここの人間は、誰も死に急ぎたくはない」
「・・・偉そうにしやがって。なんで俺がお前なんかの言うことを聞かなくちゃいけないんだよ!」
「ならここを出て別の組織に入れば良い。が、それはあいつも許さないだろう。なら、少し早いが最終試験だ。『斬』、あの女を呼んでこい。先に言っておく、この試験に落ちた奴は、俺が殺す」
「分かりました」


さて、あとはあいつの部下を呼んでおくか。俺を殺そうとした馬鹿は、『死神界』には必要ない。だが、俺にも慈悲はある。この試験をクリアできたなら、特別に育ててやろう。まぁ、クリアできないとは思うがな。






「あ、あの、『死神』さん?最終試験と聞いて来たんですが」
「あぁ、まずは内容を説明する。簡単だ。俺の質問に答えるだけ。この『死神界』にふさわしい人間かを査定するだけだ」
「ククッ!たったそれだけかよ!グヘッ!」
「黙れ。『死神』さんの命令があるから殺さないが、身動きの取れないお前など、簡単に首を落とせる。試すか?」
「や、やめてください」


こいつは今、手足を縛られ身動きの取れないようにしている。ついでに口も塞いでおくか。いや、それだと質問に答えられないか。仕方ない。


「そ、それで、どんな質問なんですか?」
沙美が聞いてくる。
「簡単なことだ。いいか、今から聞くことには正直に答えろ。俺相手に嘘が通じると思うな」


そうして俺は、暗殺者に最も重要なことを聞く。






「お前らは、人を殺したことがあるか?」






読んでくださりありがとうございます!
最近ツイッターを始めたのでフォローしてくれると嬉しいです!
名前は@Re_light_rightです!
・・・ツイッターのことはよく分かってないので「こうしたほうがいい!」っていうのがあったら教えてください!

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