アクティベート・オンライン
第36話 〜愛情の乱〜
「はぁ!?何言ってるの!貴方は私のキャラクターでしょうが!命令に従いなさいよ!」
「嫌とおっしゃってるでしょ!お姉様を傷つける事なんて私には出来ませんわ!そもそも!お姉様は悪くありませんわ。悪いのは、お姉様を誑かしているあの男!糞虫で弱虫の下等生物ですわ!」
豊臣秀吉が僕に指を指して言い切ると、朱莉が怒り出した。
「誰が下等生物よ!確かにお兄ちゃんは変態で運動神経はイマイチだし、お人好しの馬鹿だけど……でも!お兄ちゃんは悪くない!悪いのは皆、あの野良犬のような馬鹿そうに見える女の所為よ!」
朱莉さん……僕の事、そんな風に思ってたんだ………
僕は段々、自然と涙が出てくる。
「誰が馬鹿そうな女ですか!確かにお姉様は途方もないトンチンカンで、ちょっとお馬鹿な所がありますし、すぐに怒るぶりっ子なお姉様ですけど……でも!お姉様は悪くありませんわ!」
・・・・・・うん。猿…………貴様、後で殺す。
信長は段々と殺気のオーラを放っていく。
「何ですってー!!」
「何ですのー!!」
2人は急に喧嘩を始める。僕と信長は呆れながら見ていると、突然信長が僕の前に立ち吹き飛ばされ窓のガラスが割れる。
「………え?信長っ!?」
「ぐ……何だ……今の攻撃は!?見えなかった……」
良かった……信長は無事みたいだ。しかし、今の攻撃は一体………
「あれー?何で死んでないのー?」
「流石はお姉様。やはりタフな所は変わっておりませんわね。」
さっきまで喧嘩をしていた2人が微笑みながら僕達を見つめる。
「何で!?さっきまで喧嘩していた筈なのに!」
「やはり糞虫は頭の中まで糞虫で一杯なのですね!これが作戦だと気づかないとは。」
「作戦……だと?貴様等!今の攻撃、完全に悠斗を殺そうとしていただろ!それも作戦だと言うのか!」
「うん。そうだよ。お兄ちゃんの右足、左足、右腕、左腕、それから頭も斬って私だけの物にするの。だから……邪魔しないでよ!」
また正気じゃない朱莉に戻った。いや、そもそも元から正気じゃなかったって事なのか。
「そしてお姉様!私はお姉様だけの物!だからお姉様は私だけのお姉様になって下さいませー!」
豊臣秀吉は笑いながらそう言うと、刀を取り出し凄い速さで信長に斬りかかる。
「誰が貴様の物になるものか!断固断る!!」
信長は刀を出して豊臣秀吉と剣を交わる。
「お姉様!お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様ぁぁぁぁ」
豊臣秀吉は、お姉様と連呼しながら目には見えない程の速さで信長に何度も斬りかかる。
ぐっ……こいつ、昔より速くなっていないか?だが、この軽さなら攻撃の出来る隙が…………
ドンッ!!
「ガハッ…………!?」
信長は豊臣秀吉が疲れる隙を伺いながら、防御に徹していると背後から大きな音が鳴り、気づいた時にはもう、信長はライフル銃に撃たれて倒れ込んでいた。
「信長っ!?」
「ハァァァァン!何て残酷なのかしら。私の大・大・大好きなお姉様を私がこの手で殺す事になるなんて!まさに、『愛情の乱』ですわー」
「ふざ……けるな!何が……愛情の乱………だ。『応仁の乱』みたいな言い方をしおって!私がこの程度の攻撃でやられると思ったか!悠斗は私が守る!」
僕は信長の右腕を僕の右肩に乗せて立ち上がらせる。それを見た朱莉と豊臣秀吉が急にブツブツと呟き始める。
「ふざけるな……お兄ちゃんは私の、私だけの物……今まで私を騙していた雌犬には……絶対に渡さない。気安くお兄ちゃんに触れるな……この馬鹿犬娘!」
「お姉様に気安く触れるなんて……絶対に許しませんわ。お姉様に触れていいのは私だけ……お前みたいな男臭い匂いがする下等生物がお姉様に近づくだけで、お姉様が汚れてしまいますわ!早く……死んで下さい!」
そして、豊臣秀吉は僕に向かって攻撃してきた。それを見て、信長は僕を突き放し再び刀を交える。
「邪魔をしないで下さいませお姉様!この下等生物は此処で消しておかないといけませんのよ!」
「ぐっ……このままでは自由に動けないか……悠斗!」
「はっ!?分かった!行くよ!」
『アクティベート・オン!!』
僕は誰もいないフィールドに移動すると同時に信長は豊臣秀吉の腕を掴み外に投げ飛ばした。
「さて、此処なら自由に動ける。悪いが倒させてもらうぞ!猿!」
「………お姉様が私を倒すですって?ウフフ……アハハハハ!良いですわ!その気迫……身体中がゾクゾクして……ハァァァァン。もう駄目ですわー!殺し合いましょう!お姉様ぁぁぁぁん!」
「本当に変態猿は昔から変わらないな!む!?まさか……昔に私の草履を温めてたのって………」
「ええ!只、お姉様の温もりを感じたいが為に頬を擦り擦りしながら温めておりましたわ!」
・・・・・・流石の私でもそれは引くって。
「いい加減に………しろぉぉぉぉ!!」
「お断り致しますわーーー!!」
信長と豊臣秀吉は再び戦い始め、僕達には見えない速さで刀の打ち合いをし音と火花だけが分かる。
豊臣秀吉の事は信長がきっと何とかしてくれる。なら僕がする事は1つだけ!
・・・・・・朱莉を、元に戻す方法を考えるんだ!
「嫌とおっしゃってるでしょ!お姉様を傷つける事なんて私には出来ませんわ!そもそも!お姉様は悪くありませんわ。悪いのは、お姉様を誑かしているあの男!糞虫で弱虫の下等生物ですわ!」
豊臣秀吉が僕に指を指して言い切ると、朱莉が怒り出した。
「誰が下等生物よ!確かにお兄ちゃんは変態で運動神経はイマイチだし、お人好しの馬鹿だけど……でも!お兄ちゃんは悪くない!悪いのは皆、あの野良犬のような馬鹿そうに見える女の所為よ!」
朱莉さん……僕の事、そんな風に思ってたんだ………
僕は段々、自然と涙が出てくる。
「誰が馬鹿そうな女ですか!確かにお姉様は途方もないトンチンカンで、ちょっとお馬鹿な所がありますし、すぐに怒るぶりっ子なお姉様ですけど……でも!お姉様は悪くありませんわ!」
・・・・・・うん。猿…………貴様、後で殺す。
信長は段々と殺気のオーラを放っていく。
「何ですってー!!」
「何ですのー!!」
2人は急に喧嘩を始める。僕と信長は呆れながら見ていると、突然信長が僕の前に立ち吹き飛ばされ窓のガラスが割れる。
「………え?信長っ!?」
「ぐ……何だ……今の攻撃は!?見えなかった……」
良かった……信長は無事みたいだ。しかし、今の攻撃は一体………
「あれー?何で死んでないのー?」
「流石はお姉様。やはりタフな所は変わっておりませんわね。」
さっきまで喧嘩をしていた2人が微笑みながら僕達を見つめる。
「何で!?さっきまで喧嘩していた筈なのに!」
「やはり糞虫は頭の中まで糞虫で一杯なのですね!これが作戦だと気づかないとは。」
「作戦……だと?貴様等!今の攻撃、完全に悠斗を殺そうとしていただろ!それも作戦だと言うのか!」
「うん。そうだよ。お兄ちゃんの右足、左足、右腕、左腕、それから頭も斬って私だけの物にするの。だから……邪魔しないでよ!」
また正気じゃない朱莉に戻った。いや、そもそも元から正気じゃなかったって事なのか。
「そしてお姉様!私はお姉様だけの物!だからお姉様は私だけのお姉様になって下さいませー!」
豊臣秀吉は笑いながらそう言うと、刀を取り出し凄い速さで信長に斬りかかる。
「誰が貴様の物になるものか!断固断る!!」
信長は刀を出して豊臣秀吉と剣を交わる。
「お姉様!お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様ぁぁぁぁ」
豊臣秀吉は、お姉様と連呼しながら目には見えない程の速さで信長に何度も斬りかかる。
ぐっ……こいつ、昔より速くなっていないか?だが、この軽さなら攻撃の出来る隙が…………
ドンッ!!
「ガハッ…………!?」
信長は豊臣秀吉が疲れる隙を伺いながら、防御に徹していると背後から大きな音が鳴り、気づいた時にはもう、信長はライフル銃に撃たれて倒れ込んでいた。
「信長っ!?」
「ハァァァァン!何て残酷なのかしら。私の大・大・大好きなお姉様を私がこの手で殺す事になるなんて!まさに、『愛情の乱』ですわー」
「ふざ……けるな!何が……愛情の乱………だ。『応仁の乱』みたいな言い方をしおって!私がこの程度の攻撃でやられると思ったか!悠斗は私が守る!」
僕は信長の右腕を僕の右肩に乗せて立ち上がらせる。それを見た朱莉と豊臣秀吉が急にブツブツと呟き始める。
「ふざけるな……お兄ちゃんは私の、私だけの物……今まで私を騙していた雌犬には……絶対に渡さない。気安くお兄ちゃんに触れるな……この馬鹿犬娘!」
「お姉様に気安く触れるなんて……絶対に許しませんわ。お姉様に触れていいのは私だけ……お前みたいな男臭い匂いがする下等生物がお姉様に近づくだけで、お姉様が汚れてしまいますわ!早く……死んで下さい!」
そして、豊臣秀吉は僕に向かって攻撃してきた。それを見て、信長は僕を突き放し再び刀を交える。
「邪魔をしないで下さいませお姉様!この下等生物は此処で消しておかないといけませんのよ!」
「ぐっ……このままでは自由に動けないか……悠斗!」
「はっ!?分かった!行くよ!」
『アクティベート・オン!!』
僕は誰もいないフィールドに移動すると同時に信長は豊臣秀吉の腕を掴み外に投げ飛ばした。
「さて、此処なら自由に動ける。悪いが倒させてもらうぞ!猿!」
「………お姉様が私を倒すですって?ウフフ……アハハハハ!良いですわ!その気迫……身体中がゾクゾクして……ハァァァァン。もう駄目ですわー!殺し合いましょう!お姉様ぁぁぁぁん!」
「本当に変態猿は昔から変わらないな!む!?まさか……昔に私の草履を温めてたのって………」
「ええ!只、お姉様の温もりを感じたいが為に頬を擦り擦りしながら温めておりましたわ!」
・・・・・・流石の私でもそれは引くって。
「いい加減に………しろぉぉぉぉ!!」
「お断り致しますわーーー!!」
信長と豊臣秀吉は再び戦い始め、僕達には見えない速さで刀の打ち合いをし音と火花だけが分かる。
豊臣秀吉の事は信長がきっと何とかしてくれる。なら僕がする事は1つだけ!
・・・・・・朱莉を、元に戻す方法を考えるんだ!
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