アクティベート・オンライン
第5話 〜新しい仲間、武盗会〜
僕とルミちゃんは驚いた。ゲームに負けたら死ぬ。なんて、急に言われても実感が湧かないし、何より僕達はそんな恐ろしい戦いをさっきまでしてたというのか。あれ?でも何で、負けたルミちゃんがまだ生きてるんだ?いや、そんな事より
「戦わずに済む方法は無いの?」
僕は少し動揺しながら信長に聞く。
「無い。少なくとも殺らなければ、殺られるだけだ!」
信長は真剣な顔で僕を見る。でも……僕は
「それでも……それでも僕は!人を殺したくない!絶対に!」
覚悟を決めて信長に僕の気持ちを伝える。すると信長は
「ふ、ふははは!我が主は変わった男だ!全く、その頑固な所は私にそっくりだな。だが!それでこそ悠斗だ!」
信長は涙が出るほど笑っていた。僕は、そんなに可笑しな事でも喋ったのだろうか?でも分かってくれたみたいだ。そんな事を思っていたら、ルミちゃんが突然
「だったら!私と仲間になろうよ!」
と僕達に提案してきた。僕はびっくりして
「え!?それは……嬉しいけど、どうして?」
ルミちゃんから仲間のお誘いを受けたけど、僕でいいのか?そもそも、ルパンは死んだはずだから信長が言っていた通りならゲームに負けて、死んでしまうんじゃ……あれ?でも生きている……どういう事なんだ?
そんな事を考えながら混乱しているとルミちゃんが
「だって、これからもっと危なくなるんだったら信用できる仲間が必要じゃない?」
確かに、これから今日のような強いマスター達と戦うって事になるんだったら、仲間は必須だ。だけど……
「本当にいいの?ルミちゃんまで巻き込まれるんだよ!」
心配しながらルミちゃんを見ると、ルミちゃんは笑顔で
「うん!でもさっき、戦いに負けたけどまだ本当の負けというわけじゃないから!私もいつ、襲われるか分からないし。そんな時に君に頼りたいかなーって……駄目?かな?」
そんな可愛い声に可愛い顔でお願いされたら断れる訳ないじゃないですか!
あれ?でも、本当の負けじゃないってどういう意味なんだ?と思った時、急に彼女の横から
「先程の非礼を詫びる。我がマスター共々よろしく頼みます。」
そう言って、さっき死んだはずのルパンが突然現れた。
え!?ルパン?でもさっき信長に殺された筈じゃ……
「吾輩達は、マスターが死ぬか吾輩達が死なぬ限り生き続ける事が出来るのですよ。」
「ふんっ!どうやら死んだフリは得意らしいな!」
「ふははは!幻惑は吾輩の得意分野でね。騙しで吾輩の右に出る者はいませんよ。」
なるほど!それで、ルミちゃんは生きていたって訳か!ようやく、気になっていた事が分かってスッキリし僕はルミちゃんが言っていた提案に乗る事にした。
「分かった!それなら仕方ないよね!」
僕は、少し照れながら申しを受けると信長が、急に僕の服を引っ張って
「いいか!悠斗は私の主だ!私の物であって、貴様の物ではない!」
信長は何故か怒った口調でルミちゃんを睨む。するとルミちゃんは
「それは悪魔でも主従関係であって、悠斗君は誰の物でも無い筈でしょ!」
まさかの反発をし、さらに僕に近寄って左腕をギュッとしがみついてきた。彼女の胸が僕の腕に当たる。
「当たってます……ルミさん」
僕は顔を真っ赤にしながら心の中で叫ぶ。すると信長が
「この!それを武器にするとは、なんと卑怯な!わ、私だって!」
そう言って負けんとばかりに僕の右腕にギューッとしがみついてきた。
「だ、だから!2人とも……当たってるって!」
直接言えなかったので我慢しながら心の中で叫んだ。
「これからよろしくね悠斗君!私の事は瑠美って呼び捨てにしてね!」
彼女は可愛い笑顔で、さらに上目遣いで言った。僕は右を見ると、信長がまた怒りそうな顔をしていたのでこのままだとまずいと思い、話を変える。
「あ、そうだ!折角だしチーム名とか決めない?」
「チーム名?いいね!」
瑠美はノリノリで話に乗ってくれた。
「どうしようか?」
僕は名前を、考えていると信長がドヤ顔で
「出来たぞ!『怪盗よりも武士が最強チーム!』」
「却下!」
瑠美が即答で拒否る。
「何だと!ならば、貴様は何かあるのか!」
信長がイライラしながら言うと瑠美は微笑みながら
「決まったわ!これしかないわね!チーム名『ルミと悠斗君と愉快な下僕達』」
「却下!」
今度は信長が即答で拒否る。
「何でよ!中々良い名前じゃない!」
「どこがだ!貴様、喧嘩を売ってるのか!」
2人が言い合いをしてるとルパンが笑いながら
「ふっふっふ!ならば、これならどうですかな?チーム名………」
『却下!!』
信長と瑠美はルパンがチーム名を言う前に、物凄い早さで却下した。すると、ルパンが泣きながら
「吾輩……まだチーム名を言っていないのですが……」
そう言ってがっかりして倒れ込む。
僕は、どうすればいいか考えていた。言い出したのは僕だし、とにかく僕も何か言わなきゃ。でも何があるんだろう?そう思ってた時、ふと思いついた事を言った。
「ぶとうかい……」
そう言った時、信長と瑠美とルパンは僕の方を向いた。え?とした顔をしていたので僕は名前を言ってみる。
「いや、武士の『武』に怪盗の『盗』、後はその『会』という事で『武盗会』と言うチーム名とかどうかなって。」
すると皆んなはシーンと黙り込む。やっぱりこの名前は変だったかな?すると
「うむ!気に入った!」
「うん!悠斗君のが一番良い!」
「ふむ。武盗会……素晴らしい名前ですね!」
3人はそれで賛成してくれたみたいだ。良かった。
「それじゃあ。とりあえず名前も決まったし、もう遅いから帰ろう!」
かなり、名前で時間を費やしてしまったみたいだ。周りを見れば、かなり暗くなっていた。
「あ!きっとマネージャーも心配してるかも!ごめんね!これ、私のLEINEのアドレス!登録してね。それじゃあまたね!」
そう言って、瑠美は走って帰った。さっきまで、只の一般高校生だった僕が、まさか瑠美と友達になれるなんて思ってもみなかった。
「さて!僕達も帰ろうか!」
「戦わずに済む方法は無いの?」
僕は少し動揺しながら信長に聞く。
「無い。少なくとも殺らなければ、殺られるだけだ!」
信長は真剣な顔で僕を見る。でも……僕は
「それでも……それでも僕は!人を殺したくない!絶対に!」
覚悟を決めて信長に僕の気持ちを伝える。すると信長は
「ふ、ふははは!我が主は変わった男だ!全く、その頑固な所は私にそっくりだな。だが!それでこそ悠斗だ!」
信長は涙が出るほど笑っていた。僕は、そんなに可笑しな事でも喋ったのだろうか?でも分かってくれたみたいだ。そんな事を思っていたら、ルミちゃんが突然
「だったら!私と仲間になろうよ!」
と僕達に提案してきた。僕はびっくりして
「え!?それは……嬉しいけど、どうして?」
ルミちゃんから仲間のお誘いを受けたけど、僕でいいのか?そもそも、ルパンは死んだはずだから信長が言っていた通りならゲームに負けて、死んでしまうんじゃ……あれ?でも生きている……どういう事なんだ?
そんな事を考えながら混乱しているとルミちゃんが
「だって、これからもっと危なくなるんだったら信用できる仲間が必要じゃない?」
確かに、これから今日のような強いマスター達と戦うって事になるんだったら、仲間は必須だ。だけど……
「本当にいいの?ルミちゃんまで巻き込まれるんだよ!」
心配しながらルミちゃんを見ると、ルミちゃんは笑顔で
「うん!でもさっき、戦いに負けたけどまだ本当の負けというわけじゃないから!私もいつ、襲われるか分からないし。そんな時に君に頼りたいかなーって……駄目?かな?」
そんな可愛い声に可愛い顔でお願いされたら断れる訳ないじゃないですか!
あれ?でも、本当の負けじゃないってどういう意味なんだ?と思った時、急に彼女の横から
「先程の非礼を詫びる。我がマスター共々よろしく頼みます。」
そう言って、さっき死んだはずのルパンが突然現れた。
え!?ルパン?でもさっき信長に殺された筈じゃ……
「吾輩達は、マスターが死ぬか吾輩達が死なぬ限り生き続ける事が出来るのですよ。」
「ふんっ!どうやら死んだフリは得意らしいな!」
「ふははは!幻惑は吾輩の得意分野でね。騙しで吾輩の右に出る者はいませんよ。」
なるほど!それで、ルミちゃんは生きていたって訳か!ようやく、気になっていた事が分かってスッキリし僕はルミちゃんが言っていた提案に乗る事にした。
「分かった!それなら仕方ないよね!」
僕は、少し照れながら申しを受けると信長が、急に僕の服を引っ張って
「いいか!悠斗は私の主だ!私の物であって、貴様の物ではない!」
信長は何故か怒った口調でルミちゃんを睨む。するとルミちゃんは
「それは悪魔でも主従関係であって、悠斗君は誰の物でも無い筈でしょ!」
まさかの反発をし、さらに僕に近寄って左腕をギュッとしがみついてきた。彼女の胸が僕の腕に当たる。
「当たってます……ルミさん」
僕は顔を真っ赤にしながら心の中で叫ぶ。すると信長が
「この!それを武器にするとは、なんと卑怯な!わ、私だって!」
そう言って負けんとばかりに僕の右腕にギューッとしがみついてきた。
「だ、だから!2人とも……当たってるって!」
直接言えなかったので我慢しながら心の中で叫んだ。
「これからよろしくね悠斗君!私の事は瑠美って呼び捨てにしてね!」
彼女は可愛い笑顔で、さらに上目遣いで言った。僕は右を見ると、信長がまた怒りそうな顔をしていたのでこのままだとまずいと思い、話を変える。
「あ、そうだ!折角だしチーム名とか決めない?」
「チーム名?いいね!」
瑠美はノリノリで話に乗ってくれた。
「どうしようか?」
僕は名前を、考えていると信長がドヤ顔で
「出来たぞ!『怪盗よりも武士が最強チーム!』」
「却下!」
瑠美が即答で拒否る。
「何だと!ならば、貴様は何かあるのか!」
信長がイライラしながら言うと瑠美は微笑みながら
「決まったわ!これしかないわね!チーム名『ルミと悠斗君と愉快な下僕達』」
「却下!」
今度は信長が即答で拒否る。
「何でよ!中々良い名前じゃない!」
「どこがだ!貴様、喧嘩を売ってるのか!」
2人が言い合いをしてるとルパンが笑いながら
「ふっふっふ!ならば、これならどうですかな?チーム名………」
『却下!!』
信長と瑠美はルパンがチーム名を言う前に、物凄い早さで却下した。すると、ルパンが泣きながら
「吾輩……まだチーム名を言っていないのですが……」
そう言ってがっかりして倒れ込む。
僕は、どうすればいいか考えていた。言い出したのは僕だし、とにかく僕も何か言わなきゃ。でも何があるんだろう?そう思ってた時、ふと思いついた事を言った。
「ぶとうかい……」
そう言った時、信長と瑠美とルパンは僕の方を向いた。え?とした顔をしていたので僕は名前を言ってみる。
「いや、武士の『武』に怪盗の『盗』、後はその『会』という事で『武盗会』と言うチーム名とかどうかなって。」
すると皆んなはシーンと黙り込む。やっぱりこの名前は変だったかな?すると
「うむ!気に入った!」
「うん!悠斗君のが一番良い!」
「ふむ。武盗会……素晴らしい名前ですね!」
3人はそれで賛成してくれたみたいだ。良かった。
「それじゃあ。とりあえず名前も決まったし、もう遅いから帰ろう!」
かなり、名前で時間を費やしてしまったみたいだ。周りを見れば、かなり暗くなっていた。
「あ!きっとマネージャーも心配してるかも!ごめんね!これ、私のLEINEのアドレス!登録してね。それじゃあまたね!」
そう言って、瑠美は走って帰った。さっきまで、只の一般高校生だった僕が、まさか瑠美と友達になれるなんて思ってもみなかった。
「さて!僕達も帰ろうか!」
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コメント
時塚オイモ
コメントありがとうございます。かなり王道ですが、期待に応えられるように頑張りたいと思います。
鬼怒川 ますず
大味な展開ですが、ここからどういう風に自身のストーリーになるのか気になります。
今後のご活躍ご期待しております!