三人の精霊と俺の契約事情
パジャマを着なさい
カーテンから射し込む朝陽で目が覚めた朝。
昨日のことは、夢だったんじゃないかなと寝ぼけていると、何やら胸の辺りでもぞもぞと動くものがある。
「うわぁぁぁぁ!!!」
アーサーは悲鳴ような叫び声をあげた。
「んん・・・どうしたの。アーサー様」
「大きなこえ。ねむいの」
「ふわぁ。おはよございます。
朝から元気ですね」
アーサーの叫び声で目を覚ました精霊たちはまだ眠そうに目を擦っている。
「どうしたも、こうしたもあるか。何なんだよ、 お前たちの格好は」
「へぇ?」
「なの?」
「私の・・・格好・・・」
精霊三人とも不思議そうに自分たちの格好を見たがなんともないような素振りだ。
「ほぼ、裸じゃないか。恥ずかしいと思わないのか」
精霊たちは、下着姿でアーサーの胸の上で三人仲良く寝ていた。あのおっとりしたエルザでさえ、キャミソール1枚だけだった。
今まで、女子と触れ合う機会のなかったアーサーにとっては衝撃的で尚且つ刺激的な姿だった。
「あら、ふふふ。アーサー様は意外にシャイなのね。いいのよ、もっとじっくり見てもふふふ」
「わたしは、別に見られても平気なの」
「いつも寝る時はこんなもんよ。とてもシャイって感じの顔じゃないけどねえ」
「・・・とにかく服を着てくれ」
アーサーは顔を真っ赤に染め視線を逸らしながら言った。
三人は、顔を見合わせながら薄っすらと笑みを浮かべて服を着ることにした。
★
昨日は、偶然たまたま兄貴が退いてくれたから良かったが、実際あのまま魔法で攻撃されていたらどうだったのだろうか。
魔法が使えるようになっているらしいが、 実際にまだ試していないどのように使って何種類位の魔法が使えるのだろうか。知っておく必要がある。何と言っても精霊だ。
炎・大地・風のある程度の魔法は全て扱えると考えて良さそうだ。
着替え終わりいつものメイド服っぽい制服になった三人は、アーサーの目の前に並ばされていた。
「俺はどんな魔法が使えてるようになっているか、お前たちに聞いておこうと思う」
三人とも明らかに隠しようもない動揺が見えた。汗が・・・滝のようです。
ーー 誰も、契約してくれない筈だーー
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