despair
到着
今は夜中の12時だ。
12時まで起きておくことがこんなにも難しいことだとは思わなかった
俺は3階のベットから重い腰を上げた。
別に心霊スポットに行くのが嫌なわけではないが、眠いのだ。
このままもう寝てしまってもいい。
しかしそれでは友達を裏切ることになる。
霧谷「はぁ行くか」
俺は静かに呟いた。
まずは自分のいる扉をゆっくりと開ける。
そして忍び足で親の寝ている部屋の横を通り過ぎ、階段を降りる。
親の部屋の横を行くのは、嫌だったが3階の窓から降りるわけにもいかない。
玄関の前に立つ。
ゆっくりと玄関の鍵を回した。
特に大きな音を立てることなく外に出られた。
外に出ると、外は暗く寒い、街を照らしているのは、街灯と月明かりしかない。少し不気味だ。
だか、今さら怖気付いて家に戻るわけにもいかないので、待ち合わせ場所の心霊スポットの近くのコンビニに行くことにした。
今から行く心霊スポットは、歩いていけるほどの距離だ。
何分か歩いていると待ち合わせ場所とその待ち合わせ場所の駐車場にいる二人の人間が見えた。
その二人がこちらに手を振る。
浅田「おーい!」
友達の二人のうちの一人浅田が深夜にもかかわらず大声を出す。
それを松井が止める
松井「おい、今何時だと思ってるんだ」
浅田は悪びれる様子もなく、
浅田「まぁまぁいいじゃねぇか!」
と、言い返す。
そして浅田はこっちを向いた。
浅田「おい、ちゃんと家を抜け出せたか?」
俺は、ここにいるんだから当たり前だろとは言わずに、うんと頷いた。
松井「じゃあそろそろ行くか?」
松井が心霊スポットの方を指す。
俺と浅田は頷いて心霊スポットに行くことにした。
心霊スポットに行くまでの道は短いものの、道を照らすものが、少なく、暗い。(俺は何度も転びかけた)
そんな夜道の中、浅田が怖い話を始めた。
俺はそこまで怖い話が苦手ではない。
松井も同じで逆に怖い話は好きな方だ。
浅田「実はその奥さんが、怪物だったんだ!」
案の定浅田の話はそこまで怖くなかった、だか、退屈はしなかった。
そんな話をしていると心霊スポットが見えてきた。
周りは柵に囲まれているため普通は入れない。というか入ってはいけない。
だか、俺たちはそんなこと気にしなかった。
俺たちは大のオカルト好き、こんなところで諦めるわけにはいかなかった。
たとえ今ここで帰ったとしても、明日から浅田と松井は口を聞いてくれないだろう!
浅田「よし、登るか」
浅田は当然のように言った。
松井も犯罪になるかな?とは心配はしたものの、ためらうことなく柵を登った。(警察官の友達を連れてこなくて良かった!)
俺もここで引き返すわけにはいかないと、柵を登った。
やはりこんなところに来るべきではなかったのではないかと、思ったが、頭をぶんぶんと振り、そんな考えは捨てた。
頭をあげると大きな屋敷が立っていた。
3階建てになっていて、L字型をしている。
建物全体が白く塗られている。
そして問題はここからだ。
この心霊スポットには、そこからは何かに弾かれて入れないというなにかがあるらしい。
俺は本当に弾かれるのかと、ワクワクしながら足を進めた。
浅田と、松井は俺の少し後ろを歩いている。
一歩一歩と足を動かす。
しかし、気がつくと、もうちょっと歩けば玄関扉というところまで来てしまった。
しかし、弾かれるのはここからなのだろうと、ゆっくりと足を上げた
俺は何に弾かれるのかと思い、足元に集中して歩いていた。
足を見ていたら弾かれた時に地面から何かが出て来るのではないかと思ったからだ。
一歩                 二歩                  三歩
歩いていると突然何かにぶつかった。
霧谷「うわっ!」
俺は思わず声を上げてしまった。
何かにぶつかったのだ。
そして弾かれたように後ろによろめいた。
俺はゆっくりと顔を上げる
もしかして見えない何かにぶつかったのか?
いや、そうだそうに違いない。
違う。玄関の扉だ!
12時まで起きておくことがこんなにも難しいことだとは思わなかった
俺は3階のベットから重い腰を上げた。
別に心霊スポットに行くのが嫌なわけではないが、眠いのだ。
このままもう寝てしまってもいい。
しかしそれでは友達を裏切ることになる。
霧谷「はぁ行くか」
俺は静かに呟いた。
まずは自分のいる扉をゆっくりと開ける。
そして忍び足で親の寝ている部屋の横を通り過ぎ、階段を降りる。
親の部屋の横を行くのは、嫌だったが3階の窓から降りるわけにもいかない。
玄関の前に立つ。
ゆっくりと玄関の鍵を回した。
特に大きな音を立てることなく外に出られた。
外に出ると、外は暗く寒い、街を照らしているのは、街灯と月明かりしかない。少し不気味だ。
だか、今さら怖気付いて家に戻るわけにもいかないので、待ち合わせ場所の心霊スポットの近くのコンビニに行くことにした。
今から行く心霊スポットは、歩いていけるほどの距離だ。
何分か歩いていると待ち合わせ場所とその待ち合わせ場所の駐車場にいる二人の人間が見えた。
その二人がこちらに手を振る。
浅田「おーい!」
友達の二人のうちの一人浅田が深夜にもかかわらず大声を出す。
それを松井が止める
松井「おい、今何時だと思ってるんだ」
浅田は悪びれる様子もなく、
浅田「まぁまぁいいじゃねぇか!」
と、言い返す。
そして浅田はこっちを向いた。
浅田「おい、ちゃんと家を抜け出せたか?」
俺は、ここにいるんだから当たり前だろとは言わずに、うんと頷いた。
松井「じゃあそろそろ行くか?」
松井が心霊スポットの方を指す。
俺と浅田は頷いて心霊スポットに行くことにした。
心霊スポットに行くまでの道は短いものの、道を照らすものが、少なく、暗い。(俺は何度も転びかけた)
そんな夜道の中、浅田が怖い話を始めた。
俺はそこまで怖い話が苦手ではない。
松井も同じで逆に怖い話は好きな方だ。
浅田「実はその奥さんが、怪物だったんだ!」
案の定浅田の話はそこまで怖くなかった、だか、退屈はしなかった。
そんな話をしていると心霊スポットが見えてきた。
周りは柵に囲まれているため普通は入れない。というか入ってはいけない。
だか、俺たちはそんなこと気にしなかった。
俺たちは大のオカルト好き、こんなところで諦めるわけにはいかなかった。
たとえ今ここで帰ったとしても、明日から浅田と松井は口を聞いてくれないだろう!
浅田「よし、登るか」
浅田は当然のように言った。
松井も犯罪になるかな?とは心配はしたものの、ためらうことなく柵を登った。(警察官の友達を連れてこなくて良かった!)
俺もここで引き返すわけにはいかないと、柵を登った。
やはりこんなところに来るべきではなかったのではないかと、思ったが、頭をぶんぶんと振り、そんな考えは捨てた。
頭をあげると大きな屋敷が立っていた。
3階建てになっていて、L字型をしている。
建物全体が白く塗られている。
そして問題はここからだ。
この心霊スポットには、そこからは何かに弾かれて入れないというなにかがあるらしい。
俺は本当に弾かれるのかと、ワクワクしながら足を進めた。
浅田と、松井は俺の少し後ろを歩いている。
一歩一歩と足を動かす。
しかし、気がつくと、もうちょっと歩けば玄関扉というところまで来てしまった。
しかし、弾かれるのはここからなのだろうと、ゆっくりと足を上げた
俺は何に弾かれるのかと思い、足元に集中して歩いていた。
足を見ていたら弾かれた時に地面から何かが出て来るのではないかと思ったからだ。
一歩                 二歩                  三歩
歩いていると突然何かにぶつかった。
霧谷「うわっ!」
俺は思わず声を上げてしまった。
何かにぶつかったのだ。
そして弾かれたように後ろによろめいた。
俺はゆっくりと顔を上げる
もしかして見えない何かにぶつかったのか?
いや、そうだそうに違いない。
違う。玄関の扉だ!
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