色彩を宿す者たち〜銀を宿した少女(元青年)は異世界を生き抜く〜
第十五話 第二層攻略とその後の【原初の怪物】
ー《銀天姫装》"銀氷天装"
《固有武装:銀天姫の双剣》
冷夜は銀氷天装を纏い、白銀の美しい刀身を持つ打刀を左右の手に召喚する
ー《金天帝装》"金天帝装"
《固有武装:金剣帝の大太刀》
春斗は金天帝装を纏い、白金の鋭利な刀身に金色の柄を持つ大太刀を召喚する
ー《橙装天装》"橙装天装"
《固有武装:橙操の短剣》
〈空間庫〉《橙装操作》
創華は橙装天装を纏い、橙色の短剣を召喚し、〈空間庫〉から乗って居る二本以外の八本の長剣を取り出し浮かせる
ー《黄天魔装》"黄天魔装"
《固有武装:鍛治王の黄鎚》
奏は黄天魔装を纏い、身の丈程ある黄色の戦鎚を召喚する
ー創華が宙に浮かせた長剣を操り宙に居る灰色の怪物を狩り始める
宙を駆ける二本の長剣が鷹形の怪物の翼を突き刺し怯んだ隙に後ろから迫ったもう一つの長剣が心臓を貫き結晶に変える、別の場所では三方向から長剣を向け蝙蝠型の怪物を刺し貫き結晶に変える、更に残りの二本で抑えていた鷲型の怪物を鷹形の怪物を結晶に変えた長剣が再び鷲型の怪物の心臓を貫き結晶に変える
ー奏が怪物の山を登ってきた虎型の怪物の頭を叩き、叩き落とす
落とされた虎型の怪物は他の怪物に埋もれ見えなくなる
ー《金天剣帝技》"剣帝金斬"
金色の斬撃が鴉型の怪物の首を刈り取り結晶に変える
その様な事が五分間続き
ー《銀魔導剣技》"銀姫氷波斬"
青みを帯びた銀氷の波が怪物達を斬り裂く
そんな光景が何度か続き
「かなり減ったね、あんなに居たのがもう数えるほどしかいないよ」
創華がそう言った。実際にその言葉は本当でもう三十体程した残って居ない。残った奴はこの状態で残っただけあって他の灰色の怪物達より強く感じる、だけどそれだけで既にそいつらは体中に凍傷があったり、打撲痕があったりどこかが切れていたりと満身創痍だ、それに彼奴らが万全の状態で在ろうと然程苦労せずに倒せる存在なのには変わりがない
そうして数分後、あれだけ居た灰色の怪物達は全て四人の"色"もちによって狩り尽くされた
「この大量の結晶どうするの?」
「〈空間庫〉に入れておけば上限値が上昇した時に使用されるよ」
「そうなんだ、ありがとう」
山になる程の力の結晶なんて今の所使い道ない
「ふぅー、回収完了っとね、みんなも終わってる?」
「終わってるよ、みんな創華程沢山無いからね」
力の結晶の数は創華>冷夜>>春斗>奏の順番だった。何度も高威力広範囲技を使ったオレや何体も同時に討伐出来る創華が春斗や奏より討伐数が多いの当然であった、春斗と奏の討伐数の差はメインにしていた行動の違いだろう。因みにこの空間に居た灰色の怪物の数は1578体、地面の一辺が800m位の大きさがあるとは言え、一体一体が25m程の大きさがある巨体系統の灰色の怪物、幾ら何でも詰め過ぎである、それと敵が多過ぎて寧ろ倒し易かったのは余談である
ガタ…ガタガタ…ガタガタ
「今回は最初から結構揺れるね」
「あれだけ倒したんだから結構小さくなるじゃないかな、それに第二層攻略は【原初の怪物】を大幅に弱体化させるみたいだから」
「それもそっか」
ガタ…ガタ…ガタガタガタ
「おわっと、もう喋ってる余裕も無さそうだね、脱出しよう」
…因みに脱出したあと【原初の怪物】にあった出入り口が閉じてしまった
「少しずつ小さくなってるけど、小さくなり続けてる?」
「ん、もう300mは小さくなった」
30分経過
「【原初の怪物】の大きさが200mを切ったみたいだよ」
「なあ、これさ小さくなるのが終わったら即戦闘とかないよな」
「ん〜、あり得なくもないかも?、まあ、もしそうなったらそのまま戦おう、拠点に侵攻されちゃうと流石にやばいからね」
消耗も殆ど無いから問題無いけど、もしかして拠点に居る通常の"色"もちじゃあ【原初の怪物】に太刀打ち出来ないって事なのかな?
更に10分経過
「やっと終わったみたいだね」
「150mくらいか?どちらにせよまだ結構デカいな」
「でも戦える大きさ、今までよりはマシ」
「それに消耗も大体回復してるんじゃないかな?」
巨体系【原初の怪物】は既に立ち上がりこちらに対して殺意を剥き出しにしている。立ち上がった【原初の怪物】の見た目は前に聞いた通り亀だ、ただ背負って居る甲羅が山だったり、額から10mはある鋭利な角が生えていたり、尻尾が体の中腹に届く程伸びていて三本になっていたり、その尻尾の先端が刀状だったり、足に竜鱗が付いていたり、その全てが逆鱗で触るだけでズタボロになりそうだったり、口から覗く歯が明らかに肉食獣のそれであったり、背負っている山の所々にある灰色の水晶が発光していて今にも光線が飛んで来そうであったり、口の奥から明らかにサイズが違うデカい灰色の水晶があったり、大きさがめちゃくちゃ大きかったりしても一応亀なんだ
「やっぱり殺戮兵器の間違いな気がしてきた」
「「「……………」」」
思わず呟いたその言葉に沈黙が流れた
《固有武装:銀天姫の双剣》
冷夜は銀氷天装を纏い、白銀の美しい刀身を持つ打刀を左右の手に召喚する
ー《金天帝装》"金天帝装"
《固有武装:金剣帝の大太刀》
春斗は金天帝装を纏い、白金の鋭利な刀身に金色の柄を持つ大太刀を召喚する
ー《橙装天装》"橙装天装"
《固有武装:橙操の短剣》
〈空間庫〉《橙装操作》
創華は橙装天装を纏い、橙色の短剣を召喚し、〈空間庫〉から乗って居る二本以外の八本の長剣を取り出し浮かせる
ー《黄天魔装》"黄天魔装"
《固有武装:鍛治王の黄鎚》
奏は黄天魔装を纏い、身の丈程ある黄色の戦鎚を召喚する
ー創華が宙に浮かせた長剣を操り宙に居る灰色の怪物を狩り始める
宙を駆ける二本の長剣が鷹形の怪物の翼を突き刺し怯んだ隙に後ろから迫ったもう一つの長剣が心臓を貫き結晶に変える、別の場所では三方向から長剣を向け蝙蝠型の怪物を刺し貫き結晶に変える、更に残りの二本で抑えていた鷲型の怪物を鷹形の怪物を結晶に変えた長剣が再び鷲型の怪物の心臓を貫き結晶に変える
ー奏が怪物の山を登ってきた虎型の怪物の頭を叩き、叩き落とす
落とされた虎型の怪物は他の怪物に埋もれ見えなくなる
ー《金天剣帝技》"剣帝金斬"
金色の斬撃が鴉型の怪物の首を刈り取り結晶に変える
その様な事が五分間続き
ー《銀魔導剣技》"銀姫氷波斬"
青みを帯びた銀氷の波が怪物達を斬り裂く
そんな光景が何度か続き
「かなり減ったね、あんなに居たのがもう数えるほどしかいないよ」
創華がそう言った。実際にその言葉は本当でもう三十体程した残って居ない。残った奴はこの状態で残っただけあって他の灰色の怪物達より強く感じる、だけどそれだけで既にそいつらは体中に凍傷があったり、打撲痕があったりどこかが切れていたりと満身創痍だ、それに彼奴らが万全の状態で在ろうと然程苦労せずに倒せる存在なのには変わりがない
そうして数分後、あれだけ居た灰色の怪物達は全て四人の"色"もちによって狩り尽くされた
「この大量の結晶どうするの?」
「〈空間庫〉に入れておけば上限値が上昇した時に使用されるよ」
「そうなんだ、ありがとう」
山になる程の力の結晶なんて今の所使い道ない
「ふぅー、回収完了っとね、みんなも終わってる?」
「終わってるよ、みんな創華程沢山無いからね」
力の結晶の数は創華>冷夜>>春斗>奏の順番だった。何度も高威力広範囲技を使ったオレや何体も同時に討伐出来る創華が春斗や奏より討伐数が多いの当然であった、春斗と奏の討伐数の差はメインにしていた行動の違いだろう。因みにこの空間に居た灰色の怪物の数は1578体、地面の一辺が800m位の大きさがあるとは言え、一体一体が25m程の大きさがある巨体系統の灰色の怪物、幾ら何でも詰め過ぎである、それと敵が多過ぎて寧ろ倒し易かったのは余談である
ガタ…ガタガタ…ガタガタ
「今回は最初から結構揺れるね」
「あれだけ倒したんだから結構小さくなるじゃないかな、それに第二層攻略は【原初の怪物】を大幅に弱体化させるみたいだから」
「それもそっか」
ガタ…ガタ…ガタガタガタ
「おわっと、もう喋ってる余裕も無さそうだね、脱出しよう」
…因みに脱出したあと【原初の怪物】にあった出入り口が閉じてしまった
「少しずつ小さくなってるけど、小さくなり続けてる?」
「ん、もう300mは小さくなった」
30分経過
「【原初の怪物】の大きさが200mを切ったみたいだよ」
「なあ、これさ小さくなるのが終わったら即戦闘とかないよな」
「ん〜、あり得なくもないかも?、まあ、もしそうなったらそのまま戦おう、拠点に侵攻されちゃうと流石にやばいからね」
消耗も殆ど無いから問題無いけど、もしかして拠点に居る通常の"色"もちじゃあ【原初の怪物】に太刀打ち出来ないって事なのかな?
更に10分経過
「やっと終わったみたいだね」
「150mくらいか?どちらにせよまだ結構デカいな」
「でも戦える大きさ、今までよりはマシ」
「それに消耗も大体回復してるんじゃないかな?」
巨体系【原初の怪物】は既に立ち上がりこちらに対して殺意を剥き出しにしている。立ち上がった【原初の怪物】の見た目は前に聞いた通り亀だ、ただ背負って居る甲羅が山だったり、額から10mはある鋭利な角が生えていたり、尻尾が体の中腹に届く程伸びていて三本になっていたり、その尻尾の先端が刀状だったり、足に竜鱗が付いていたり、その全てが逆鱗で触るだけでズタボロになりそうだったり、口から覗く歯が明らかに肉食獣のそれであったり、背負っている山の所々にある灰色の水晶が発光していて今にも光線が飛んで来そうであったり、口の奥から明らかにサイズが違うデカい灰色の水晶があったり、大きさがめちゃくちゃ大きかったりしても一応亀なんだ
「やっぱり殺戮兵器の間違いな気がしてきた」
「「「……………」」」
思わず呟いたその言葉に沈黙が流れた
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