色彩を宿す者たち〜銀を宿した少女(元青年)は異世界を生き抜く〜

スーノ

第十三話 《固有武装》と作戦開始

(天銀化………………………)

「ふぅー、やっと終わった」

冷夜の目の前には天銀化を施し終わった白衣などが置いてあったそれらの物は魔銀だった時に比べてて神聖な雰囲気が増していた。

「冷夜、終わったか?俺は終わったぞ、あとこれ冷夜のやつな」

春斗に渡された緋袴は前よりも橙色に近くなり白衣とは別種の神聖な雰囲気を出していた。まあ、《銀天姫装》を普段使いしてるから水色に変わって基本的に分からないのだけれども。

「サンキュ、あとこっちも終わったよ、ところでなんで春斗はそっち向いてるの?」

「冷夜が下着だけで目のやり場に困るからだろうが!!」

「別に春斗なら見られてもいいんだけど。まあ、すぐに着るよ。」




そして、冷夜が着終わった後

「よし、そういえば春斗は渡された資料読み終わったの?」

「ああ、そもそもあんまり沢山ある訳じゃないしな。」

「それもそうか。とりあえずオレ達であの人達に付いて行けると思う?」

「まあ、最低限は付いてけるんじゃないか。それに【最初の色彩】でも能力の上限値はあるだろうしな。」

「それもそうだよね。付いて行けないんだったらわざわざ同じ部隊になんて入れないよね。」

後は、『特異能力』も結構変わったからその辺りの技量の向上を目指したりすれば良いかな

「どちらにせよ『特異能力』はある程度使いこなせるようにしようぜ」

どうやら春斗も同じ考えみたいだね。





……そのあと『特異能力』を鍛錬したり、リーダー達の《能力》を見せて貰ったりと日々が過ぎ対【原初の怪物】戦の日が近付いてきた

それと見せて貰った能力値はこうだった


紫波 乃亜 22歳
体力:100.0★ 魔力:500.0★
筋力:50.0★ 器用:300.0 ★
瞬発:150.0★ 精神:400.0★
『特異能力』
《紫導魔眼》《紫天導装》《紫天魔導》
《固有武装:賢者の紫槍杖》
『技能』
〈言語〉〈計算〉〈家事〉〈直感〉
〈回避〉〈体技〉〈槍技〉〈投擲〉
〈身体強化〉〈指揮〉〈気配〉〈空間庫〉
『称号』
 不老長寿 超越者の卵 【最初の色彩】
【原初の怪物】の討伐者



《紫導魔眼》
強魔眼:起動時対象の魔力値、精神値を2.0倍にする
1日五時間起動可能 複数選択可能 
効果時間は分散する

強体眼:起動時対象の体力値、筋力値を2.0倍にする
1日五時間起動可能 複数選択可能 
効果時間は分散する

時空眼:周囲一帯の空間と時間を把握する
常時発動 範囲1m〜無制限

《紫天導装》
紫天導装:
紫天の力を纏う、形状は使用者の意思で変わる
毎秒魔力消費0.0〜無制限 
器用値、精神値1.5倍〜無制限
魔眼、魔導強化1.5倍〜無制限

《紫天魔導》
紫炎魔導:紫色の炎を自由自在に操る

紫氷魔導:紫色の氷を自由自在に操る

紫雷魔導:紫色の雷を自由自在に操る

紫魔合成:紫と付くものを合成する

《固有武装:賢者の紫槍》
装備時:魔力値、精神値1.5倍、魔力消費半減



 赤月 健治 26歳
体力:500.0★ 魔力:50.0★
筋力:500.0★ 器用:100.0★
瞬発:250.0★ 精神:100.0★
『特異能力』
《赤龍覇装》《限界突破リミットブレイクフィジカル
(《覇赤龍の壊撃レッドドラゴンブレイクブロー》《限界突破リミットブレイクフィジカル》《赤龍覇装》使用時のみ解放)《固有武装:龍の赤玉》
『技能』
〈剣技〉〈槍技〉〈斧技〉〈鎌技〉〈槌技〉
〈盾技〉〈体技〉〈杖技〉〈棍技〉〈鎖技〉
〈爪技〉〈弓技〉〈銃技〉〈鞭技〉〈糸技〉
〈扇技〉〈投擲〉〈気配〉〈直感〉〈回避〉
〈言語〉〈身体強化〉〈空間庫〉
『称号』
不老長寿 超越者の卵 【最初の色彩】
【原初の怪物】の討伐者



《赤龍覇装》
赤龍覇装:赤天龍の力を纏う、形状は使用者の意思で変わる
毎秒体力消費0.0〜無制限 物理能力2.0倍〜無制限

限界突破リミットブレイクフィジカル
筋力値、体力値、瞬発値を3倍にする。
使用可能時間30分
限界突破解除後
24時間筋力値、体力値、瞬発値が50固定化
特異能力使用不可
限界突破・体 使用後1ヵ月使用不可

覇赤龍の壊撃レッドドラゴンブレイクブロー
限界突破リミットブレイクフィジカルの残り時間を全て消費し、極めて強力な一撃を叩き込む

《固有武装:龍の赤玉》
装備時:体力値、筋力値1.5倍 武器形状が意思によって変わる





……これ付いて行けるのかな?
因みに《固有武装》は【原初の怪物】討伐者と超越者の卵の『称号』を同時に所持していると入手出来るそうです。






そして作戦当日…

「さて、冷夜、春斗、健治私達も行こうか。」

オレ達は攻城戦を行う部隊とは逆側に来ていた。

「ここから、あの工場に向けて一直線に突っ走る。〈気配〉を消すとかは考えなくていい、敵が出て来たら倒す必要はない。」

リーダーは、既に表の方の指揮は信頼できる部下に渡して来たらしい。今頃開戦しているとだろうとの事だ。

「対象は最低限だけして出来るだけ早く工場を目指せ。指揮は必要に応じて行う。では作戦開始だっ!」

「「「「はい(おう)!!」」」

そしてこちら側でも対【原初の怪物】戦が始まった。

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