色彩を宿す者たち〜銀を宿した少女(元青年)は異世界を生き抜く〜
第六話 "色"もちの発見と邂逅
「春斗の服に緋金の糸を織り込む作業も終わったよ。」
「おう、お疲れあとありがとな。」
冷夜の巫女服が完成した後、冷夜は防御力アップのため春斗の服に緋金を織り込んでいた。あと当然の如く織り込んだ緋金の糸は見えない。ついでに服も前より動きやすくなった。
「春斗の為ならお安い御用だよ。」
「これで準備は整ったし、いくか?」
「確かオレが来たのがこっち側だった筈だから進んでた方向に進んでみるか。」
8時間後
「なあ、流石にもう話題がないんだけど」
「だよなー、もっと早く移動出来ればいいんだけど、オレに余裕がないスピードには余裕があるんだけど体力がな〜」
この会話ももう既に3度目くらいになる。それほどまでに何も無かった。8時間ずっと走っているがただ灰色の大地が続いてるだけ何も見えてこない
「でも、こっちに何かあるのは、分かるんだよな」
「なあ、今更だけど春斗がオレをおぶれば、もっと早く移動できるんじゃ」
「そういえば、そうだな。今の俺からしたら冷夜くらいなら重さに感じねーし。体力もスピードにも余裕があるし、1.3倍くらいには、なるんじゃないか」
「よし、じゃあよろしく」
この時の春斗は少し暴走していたのだろう。冷夜はこのお願いのせいでしばらくの間、身悶えることになる。
なぜならば
「あ、でもその代わりこうやって持たせてもらうぜ」
「え、あ、ちょ、周りに人が居なくても流石にこれは恥ずかし過ぎるわ!」
「諦めろ、お前だけ楽するんだから変わりに羞恥に悶えとれ、ついでに俺の目の保養にでもなってろ。」
ーーこの時、冷夜は横抱き、俗に言うお姫様抱っこをされたのだから。
更に6時間後
「な、なあ、春斗そろそろ降ろしてくれない、明らかに誰か見えるだけど」
「ん、………わかった」
春斗は渋々、本当に残念そうに冷夜を離した
「あーやばい、すげー恥ずかしかった」
「俺は凄く役得だった。しかも恥ずかしそうにしてる冷夜は可愛いかった。偶にしていい?」
「本当にやめてくれ。」
この時の春斗は、冷夜の真顔とは、対象的で凄くいい笑顔だった。嫌な予感しかしない
「コホンッ、とりあえずあの人どうする?」
「普通、話せば?間違いなく"色"持ちだろ。」
「いや、でもアレ間違えなくアレだよな。」
「ああ、間違えなくアレだな。」
見えてくる相手は筋骨隆々の男性で動き方こそ普通だか服装が完全に
「「オカマだよ(な)(ね)」」
まあ、雰囲気が罰ゲーム的なそれなので言う程問題はないが
「お前ら、もしかして新しい"色"もちか?」
「はい、そうです」
「俺本当に運がないこっちから人が来るなんて100年以上なかったのに、とりあえず来ちまった事には、仕方ないリーダーにお前達を紹介するがいいか?」
「春斗、いいよな?」
「ああ、どちらにせよ"色"もち同士じゃ危害なんて加えれないしな。」
「わかった、じゃあ案内するからついてこい。」
ガチャ
「おーい、乃亜、新しい"色"もちが来たぞ。」
「一応把握しているよ。 というか健治まだそれ着てたのか、もう着てなくていいんだが。」
「マジ、俺着替えてくるわ」
「すまない、見苦しい物を見せた。」
「いえ、大丈夫です。ボソッ(笑いをこらえるのが大変だったけど)」
「それならいいのだか、とりあえず自己紹介をしておこう。私の名前は紫波 乃亜で、でさっき着替えに行ったのが夫の赤月 健治だ。そちらは?」
二人の容姿は、
紫波 乃亜 腰まで伸びた紫髪に真紅の瞳の真面目そうな長身(183cm)の美人でキリッとした印象がある。モデル体型
赤月 健治 短髪の赤髪に黒目でかなり大柄な男性(225cm)で筋骨隆々という言葉が凄く似合う。顔立ちは意外に整っている
「オレは銀姫 冷夜で隣の金髪が白金 春斗です。というか夫婦なんですか。」
「そうだぞ。脳筋なとこもあるが意外と頼り甲斐のいい夫だぞ。
と、こちらの話はいい。それよりも二人はどんな関係なんだ?普通お姫様様抱っこなんて接触。余程の信頼関係がないと無理だぞ」
危害を加えれないってもしかして、信頼関係で接触できる範囲すら決まっているのか?。というかっ!
「なんでっ、どうしてそのことを知ってるんですか ︎。」
「ああ、私の『特異能力』に広範囲を感知できるものがあるんだよ。最初はそこまで正確じゃなかったんだけど、大体の形を把握できるくらいには、訓練したんだ。」
「あと、別に恋人とかじゃありませんから」
「へぇー、でも隣の子は少し悲しそうにしてるぞ?」
この時春斗は顔を伏せていて、体を少し震わせていたため、確かに悲しんでいるようにも見えただろう
でも冷夜にはそう見えなかった。
だって、口の角が微妙に釣り上がり笑いを堪える様にヒクついていたのが見えたのだから
「おう、お疲れあとありがとな。」
冷夜の巫女服が完成した後、冷夜は防御力アップのため春斗の服に緋金を織り込んでいた。あと当然の如く織り込んだ緋金の糸は見えない。ついでに服も前より動きやすくなった。
「春斗の為ならお安い御用だよ。」
「これで準備は整ったし、いくか?」
「確かオレが来たのがこっち側だった筈だから進んでた方向に進んでみるか。」
8時間後
「なあ、流石にもう話題がないんだけど」
「だよなー、もっと早く移動出来ればいいんだけど、オレに余裕がないスピードには余裕があるんだけど体力がな〜」
この会話ももう既に3度目くらいになる。それほどまでに何も無かった。8時間ずっと走っているがただ灰色の大地が続いてるだけ何も見えてこない
「でも、こっちに何かあるのは、分かるんだよな」
「なあ、今更だけど春斗がオレをおぶれば、もっと早く移動できるんじゃ」
「そういえば、そうだな。今の俺からしたら冷夜くらいなら重さに感じねーし。体力もスピードにも余裕があるし、1.3倍くらいには、なるんじゃないか」
「よし、じゃあよろしく」
この時の春斗は少し暴走していたのだろう。冷夜はこのお願いのせいでしばらくの間、身悶えることになる。
なぜならば
「あ、でもその代わりこうやって持たせてもらうぜ」
「え、あ、ちょ、周りに人が居なくても流石にこれは恥ずかし過ぎるわ!」
「諦めろ、お前だけ楽するんだから変わりに羞恥に悶えとれ、ついでに俺の目の保養にでもなってろ。」
ーーこの時、冷夜は横抱き、俗に言うお姫様抱っこをされたのだから。
更に6時間後
「な、なあ、春斗そろそろ降ろしてくれない、明らかに誰か見えるだけど」
「ん、………わかった」
春斗は渋々、本当に残念そうに冷夜を離した
「あーやばい、すげー恥ずかしかった」
「俺は凄く役得だった。しかも恥ずかしそうにしてる冷夜は可愛いかった。偶にしていい?」
「本当にやめてくれ。」
この時の春斗は、冷夜の真顔とは、対象的で凄くいい笑顔だった。嫌な予感しかしない
「コホンッ、とりあえずあの人どうする?」
「普通、話せば?間違いなく"色"持ちだろ。」
「いや、でもアレ間違えなくアレだよな。」
「ああ、間違えなくアレだな。」
見えてくる相手は筋骨隆々の男性で動き方こそ普通だか服装が完全に
「「オカマだよ(な)(ね)」」
まあ、雰囲気が罰ゲーム的なそれなので言う程問題はないが
「お前ら、もしかして新しい"色"もちか?」
「はい、そうです」
「俺本当に運がないこっちから人が来るなんて100年以上なかったのに、とりあえず来ちまった事には、仕方ないリーダーにお前達を紹介するがいいか?」
「春斗、いいよな?」
「ああ、どちらにせよ"色"もち同士じゃ危害なんて加えれないしな。」
「わかった、じゃあ案内するからついてこい。」
ガチャ
「おーい、乃亜、新しい"色"もちが来たぞ。」
「一応把握しているよ。 というか健治まだそれ着てたのか、もう着てなくていいんだが。」
「マジ、俺着替えてくるわ」
「すまない、見苦しい物を見せた。」
「いえ、大丈夫です。ボソッ(笑いをこらえるのが大変だったけど)」
「それならいいのだか、とりあえず自己紹介をしておこう。私の名前は紫波 乃亜で、でさっき着替えに行ったのが夫の赤月 健治だ。そちらは?」
二人の容姿は、
紫波 乃亜 腰まで伸びた紫髪に真紅の瞳の真面目そうな長身(183cm)の美人でキリッとした印象がある。モデル体型
赤月 健治 短髪の赤髪に黒目でかなり大柄な男性(225cm)で筋骨隆々という言葉が凄く似合う。顔立ちは意外に整っている
「オレは銀姫 冷夜で隣の金髪が白金 春斗です。というか夫婦なんですか。」
「そうだぞ。脳筋なとこもあるが意外と頼り甲斐のいい夫だぞ。
と、こちらの話はいい。それよりも二人はどんな関係なんだ?普通お姫様様抱っこなんて接触。余程の信頼関係がないと無理だぞ」
危害を加えれないってもしかして、信頼関係で接触できる範囲すら決まっているのか?。というかっ!
「なんでっ、どうしてそのことを知ってるんですか ︎。」
「ああ、私の『特異能力』に広範囲を感知できるものがあるんだよ。最初はそこまで正確じゃなかったんだけど、大体の形を把握できるくらいには、訓練したんだ。」
「あと、別に恋人とかじゃありませんから」
「へぇー、でも隣の子は少し悲しそうにしてるぞ?」
この時春斗は顔を伏せていて、体を少し震わせていたため、確かに悲しんでいるようにも見えただろう
でも冷夜にはそう見えなかった。
だって、口の角が微妙に釣り上がり笑いを堪える様にヒクついていたのが見えたのだから
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