色彩を宿す者たち〜銀を宿した少女(元青年)は異世界を生き抜く〜

スーノ

第一話 性転換と武器作成

そこは、見渡す限り灰色の世界だった鈍色の太陽が輝き、灰色に包まれた世界、まるでもう終わった世界のようそれがオレのこの世界での第1印象だった

「どこだここは」

パサッ

「白い紙か、何か書いてあるのか?」


ようこそ終わった世界に、銀姫 冷夜君いや、ここでは"銀色"を宿す者と言ったほうがいいかな?まあ、いいや

ここは、世界を存続させる為のエネルギーを失った灰色の世界ロスト・カラーという場所さ、私はこの世界の管理者、まあ君達の言う神様みたいな存在だと思ってくれればいいよ。まあ、今は封じられちゃってるからこうやってちょーっと力を飛ばしてこの世界に稀に迷い込む君達のような"色"持ちの存在にちょっとした物を送るくらいの事しか出来ないんだけどね。

さぁーて、ここからが本題だ。
君に頼みたい事がある。まあ、無視しても構わないけど、君にも関わる事だから心して読んでくれたまえ

君に頼みたいのは簡単に言えばこの世界の"灰色の怪物"と言う存在を掃討して私を解放して欲しい。あの存在達は元々、この世界を存続させる為の存在だったんだ。だけど、この世界が終わった影響かは不明だけれども暴走してただエネルギーを集める存在になってしまった。その影響でエネルギーは持っていてもこの世界の存在に力を行使出来ない私は"灰色の怪物"に封じられエネルギーを取られ続けている。

これが尽きるとこの世界は崩壊して、君達はこことは違う世界に飛ばされ散り散りになった"灰色の怪物"を討伐し終えるまで元の世界に帰ることは出来なくなる、だが私を解放してくれれば私が出来る限りの願いを叶えて元の世界に帰すので助けて下さい。

それと君のように"色"を宿している者は"灰色の怪物"を倒す事でかなりの速さで強くなれたり、この世界内なら"灰色の怪物"以外に危害を加えられる事も無かったり、"灰色の怪物"が君達のエネルギーを狙って襲ってくる事をここに記しておきます

P.S君は何故か容姿が変わっていたので鏡を送ったので確認してみて下さい



ゴトッ

「容姿が、変わってるてどう言う事だ?」

取り敢えず本当に鏡も送られて来たし確認してみるか

「えっ……マジか」

鏡に写っていたのは、身長は160㎝少し上くらいで銀髪に綺麗な水色の瞳で健康的な肌色の少しツリ目な美少女でした。体は、全体的に引き締まっていてスポーツ少女という印象を受ける子で、髪は腰辺りまで伸びていた。

「これ、どうしよう。取り敢えず服をどうにかしたいな」

冷夜は元々170㎝有った為現在の体格に服が合わずかなりに目に毒な状況になっていた

「能力になんとかなるのないかな?」

《能力確認》


銀姫 冷夜 16歳
体力:50.0 魔力:75.0
筋力:35.0 器用:80.0 瞬発:110.0 精神:50.0 
『特異能力』
《銀極》《銀氷魔法》《銀氷姫装》
(《銀氷魔剣技》《銀氷姫装》使用時のみ解放)
『技能』
〈記憶〉〈剣技〉〈縮地〉〈気配〉〈計算〉〈言語〉〈家事〉〈裁縫〉〈料理〉〈直感〉〈回避〉〈体技〉
『称号』
スーパー(元)高校生 TS娘 不老長寿



《銀極》
銀生成:銀を生成する 魔力消費1.0=(精神÷5g)

銀圧縮:銀を物理限界を超え圧縮する 

銀器錬成:銀を錬成する 魔力消費1.0=(精神÷5g)

魔銀化:銀を魔銀ミスリルに変化させる 1g=魔力消費5.0

《銀氷魔法》
銀氷魔法:銀色の氷を扱う

《銀氷姫装》
銀氷姫装:特殊な銀氷をドレスアーマー状に纏う
毎秒体力+魔力=消費0.2
全能力1.5倍化

《銀氷魔剣技》
銀氷魔剣技:銀氷魔法と剣技の合わせ技


「《銀極》で裁縫道具でも作って今の服を縫い直すか。」

元々の自分の服は白の無地のシャツに青のジャージか確か日課のランニングに行こうと家を出たら此処にいたんだったな取り敢えず今の体のサイズに縫い直すか

(銀生成…から強度を上げるために銀圧縮…そして銀器錬成:針…よし完成)

そういえば、銀って糸状に出来るのか?出来たら服の中に入れてみるか

(銀生成…銀圧縮…銀器錬成:糸…完成)

「一応できるみたいだな折角だし魔銀化もしてみるか」

(魔銀化………完了)

「時間がそれなりかかるみたいなだな」

取り敢えず今と同じ手順で他の裁縫道具一式も作り、魔銀糸も織り込みつつも作ってみるか











「よーし、完成!   くしゅん!」

流石にシャツ一枚で長時間作業してたら体も冷えるか、というより夜になったのか。どうやら世界が終わったといっても世界が消滅するまで時間が経過するらしいな。
思考の通りに今の空には鈍色の太陽はなく灰色の月が存在していた。それに心なしか周りがやや、暗くなっているようにも感じる

「灰色とはいってもある程度の変化はあるみたいなだな」

そんな事を言いながら完成したものを確認して行く。
完成した服は元の服をそのまま今の体に合わせたもので変化と行った変化ほとんどなかったが実際は魔銀糸を織り込んであり強度がかなりあがっている服である

「あとは、紐でも作って髪をポニーテールにでもするか。」

(銀生成…銀圧縮….銀器錬成:紐…魔銀化………)

これでいいかな?取り敢えず縛るか



「こんな感じか。何故か結構いい感じ縛れたな」

あと武器を作って

(銀生成………銀圧縮……銀器錬成:片手剣………魔銀化………………………)

「かなり時間が掛かったけど完成だな」

出来上がった片手剣は蒼銀色で西洋剣の叩き斬る剣というよりは刀のような切り裂く為の剣という感じで刃の部分は鋭くなっている刃渡り約70㎝両刃の剣だった。

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