ぼっちの俺が恋なんかするわけがない

黒咲

ぼっちの俺が面倒事に巻き込まれるわけがない

俺、雨宮ゆうたは今日、高校に入学する。
さあ、ここで問題だ。
男子にありがちな中学、高校に入学してやることは何でしょうか?ーーーーーーーそう、イメチェンだ。
俺も今日からイメチェンをする。
単刀直入に言おう。俺はぼっちだ。
けど、それが嫌でイメチェンするわけじゃない。
俺は一人でいる時間が好きだ。
人のやりたいことに振り回されず、やりたいことをやろうとできる時間が好きだ。
何が言いたいかというと、高校生活をぼっちで送れるようにイメチェンするのだ。    青春?恋愛?そんなものはいらねえ。   今は入学式。これが終われば、ぼっちマイライフの始まりだ。
ていうか校長の話長すぎんだろ・・・     それは高校でも変わらないのね。カップラーメン5個作れるレベル。
「これで話を終わります。」
やっと終わった・・・まじめに聞いてる奴何人いるんだろうね。
入学式が終わり教室に向かって歩いて行く。
すると、「うわっ!」目の前の女子がバランスを崩し後ろの俺の方に倒れてくる。  「はっ?」
もちろん俺の体にぶつかり、俺もバランスを崩した。
ここは階段。何かを掴もうとして手を伸ばす。
それも虚しく空をきり、俺は朦朧とした意識の中で、
なんだこれは、新手の嫌がらせかよ。と呟くのだった。
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二作目です。一作目は異世界ものなのですが、僕には描くのが難しいようです。   ここまでじゃないですが、一人の時間っていいですよね・・・

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