モンスターが溢れる世界に!この世界を生き抜く!

ノベルバユーザー47751

ヒロインに加えたいんだがいいのだろうか

 「ソフィーは世界一可愛い女の子だよ。」
 優しくて大きな手が私の頭に置かれる。
 あぁ、これは夢だ。お父さんは4年前に死んじゃってるから、、、

 「パパ私つらい。なんで私を1人にしたの?」

 夢でもいいずっと側にいてほしい。

 「ソフィーは1人じゃないよ。パパもママもいるじゃないか」

 「パパいなくなったし、ママはパパがいなくなってから変わった!お金のことしか考えてない!!」

「ごめんねソフィー、謝るからそんな顔をしないでくれ。」

 「言葉なんていらない!!帰ってきてよ………」

 「それはできないんだよソフィー。でもパパが見守っているから」

 「行かないでパパ!私どうしたらいいか分からないよ!
 パパ!パパ!」



 「パパ!」
  ソフィリア目を覚ました。

 「、、、夢。」

 「真っ暗、、、ここどこ。ベッドで寝てる?」

 「手を握ってる?」

 ソフィリアは体を起こすと周りを見渡した。

 「瓦礫の山、、、バケモノは消えたの?」

 大きな手。パパと同じようなゴツゴツした手だ。
 この人は誰?

 椅子に座りながら眠ってる男性を見る。

 全然知らない人だ。
 眠ってるのかな?
 この人の手、安心する。起こしても大丈夫だよね。

 「すみません起きてください」
 大きな身体を揺すってみる。

 「、、だいじょうぶ俺tueeeeでスローライフするから、、、」

 この人は何を言っているんだろう。

 「すみません!起きてください!」

 「オッケーオッケー、、、もう大丈夫。。。起きるから」

 その人はゆっくりと目を覚ました。


「うわっ!!!!」

 「キャっ!」

 俺が目を覚ますと目の前に女神がいた。
 そうだ!昨日美少女拾ったんだった。

 「あーいきなり大声出してごめん!混乱してるだろうし説明するよ」

 「真っ暗だな、今何時だ。朝の4:00か、結構寝たな。」

 「起こしてしまってごめんなさい。バケモノはいなくなったんですか?」

ーーーグゥゥ

 「すみません!!2日食べてなくて、、、」
 顔を赤くしながらソフィリアはお腹を押さえる。


 可愛い!!
 可愛すぎる。目を見れない。

 「気にしないでいいよ。せっかくだしご飯食べて自己紹介でもしようか。」

 「ライト、クリーン、無限倉庫菓子パン、座布団上着、お茶、グラス」

 「すごい、、、」

 「とりあえずそこに座って!ご飯にしよう。」

 繋いでた手を離す。

 「あっ、、、」

 「どうかした?座布団は苦手?」

 「い、いえ!なんでもないです!ありがとうございます!」

 ソフィリアはベッドから座布団に移るとテーブルに置いてある、食べ物と飲み物を見つめる。

 「たくさんあるし食べていいよ。お代わりが欲しかったら言って」

 「ありがとうございます。
 いただきます。」
 ソフィリアはお茶を一気に飲むとパンを黙々と食べ始めた。


 大人びて見えてもまだ14歳だもんな。
 この子ほど容姿が優れてたら大変だっただろう。
 性欲ばっかり感じていた自分が恥ずかしくなってくる。

 「ゆっくり食べなさい。誰もとらないよ」

 「ふぁい、ごめんなさい!」

 パンを口に入れたまま慌てたように謝る。

 「ハッハッハ。謝る必要ないよ。」
 なんかあれだな。娘ができたみたいだな。



 ご飯を食べて、お茶を飲みひと段落つくと自己紹介を始めた。

 「まずは俺から自己紹介する。俺の名前はセツヤ」

 そこから今までのことダンジョンのこと神様と会ったこと、これからしたいこと、色んなことを話した。

 誰かに聞いてほしくて次々と話す。
 会社のこと、怪我をしたこと、働いてなかったこと、人と話すのが苦手だったこと、自分だけ生き残れるように強くなったこと、物を盗んだこと、嫌われるかもしれない。
 そんなことを思いながらも自分がしたことを物を盗んでないで都市に向かい魔物を倒せば誰かを助けられたかもしれない。
 自分の罪を自分より一回り年の離れた女の子に話していった。
 気づいたら涙がこぼれ落ちていた。

 「あぁーごめん。なんか色々話したね。
 誰かに聞いてほしかったのかもしれない。
  ずっと1人だった。この世界が変わる前も。周りにたくさん人はいるけど自分とは違う気がして。
 世界が変わってから俺も変わろうと思った。

人が怖かった

人のいない場所で1人で生きようとも誰とも関わらずに生きようとも思った。

力を手に入れた。1人でも生きていけるだろう能力も手に入れた。

 物資を手に入れよう。日用品を手に入れよう、魔物のほうに向かってみよう。
 そんなことを考えながらも俺は人間を探していた。
 スキルのマイホームを使えば魔物がいようと関係ないのに。

 君と話してると分かったんだ。

1人が怖かった。

 自分自身弱い人間だなとは思う。
人から忘れられて1人違う空間で生き続けるのが怖かったんだ。

 初めて会った人に、こんな話しするとは思わなかったよ。
 初めて会ったから話せたのかな?

 まぁおれはこんな感じということで自己紹介を終わりにします。」


 おれが顔を上げるとソフィリアは涙を流していた。
 素直に綺麗だと思った。
 顔とか関係なく、こんなおっさんの懺悔を聞いて涙を流してくれる。
 長い話しを最後まで聞いてくれる。
 
 「こんなおっさんの話しを聞いてくれてありがとう。」

 「おっさんじゃないです!
 私にも分かるんです。その気持ちが。」

 「次は私の番ですね。
 私も懺悔になってしまいそうです。
 正直に話して嫌われてしまうかもしれません。
 それでも聞いてほしいので話します。」


 そしてソフィリアの話しが始まった。

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