モンスターが溢れる世界に!この世界を生き抜く!

ノベルバユーザー47751

ダンジョンに侵入しました。

 拝啓
 天国のお父様、お母様。
 大学の時によく「俺の息子は世界一強い」「私たちでしょ!」「心も身体も強いからな!」
 こんなことを言ってましたね。
 
 ごめんなさい。
 俺はむちゃくちゃ弱いです!
 下等種族です。

 怖いっす!逃げたいっす!なんでこんな所に入ったんでしょう。
 ステータスが上がったからって調子乗ってました

 目の前を通り過ぎていく魔物の群れ。
 全てが狂ったように目が血走り憎悪にかられています。

 しかも、たまに俺に気づくやつがいるんです。
 気づいたとこで後続に押されそのまま去っていきますが、、、


 俺は壁、俺は壁、俺は壁

 うひゃ////

 たまにどことは言いませんが先っぽが触れてるんです。


 今まで俺がやってきたことは、ただのスポーツでした。
 命のやりとりの怖さを知りました。


《恐怖耐性を取得しました》


 うおぁ!
 

 うん?
 さっきより落ち着いた気がする。

 ありがとう神様!!!




 もうどれだけダンジョンを進んだんだろうか。
 あれから2時間?3時間?
 少しづつ少しづつ進んでます。


 途切れない魔物の群れ。

 恐怖耐性と暗視、気配遮断、魔力遮断のレベルが上がりました。



 
もう一日が経過したんじゃないだろか?
 しんどい。
 眠たい。


 明かりが見えてきた!!

 落ち着け!
 少しづつ少しづつ。


 1時間ほどたち明かりの正体が見えてきた。


 魔法陣??


 ここからモンスターが出てきてるのか!
 魔法陣から続々と魔物が生まれてくる。

 魔法陣の奥を見ると青いひし形のクリスタルが発光していた。
 刹夜はクリスタルを確認すると、魔法陣を踏まないように四角形の部屋の壁際を進み始める。


 これがダンジョンコアか?
 とりあえずぶっ壊してもいいんだよな。

 今まで俺が溜めたストレスを全て込めてやる!!!
 喰らえ!
 ストレスパンチ!!!!


ーーーパキーン


《ダンジョンを踏破しました》

《ダンジョン内に存在するダンジョンモンスターはどうしますか?》


 モンスター??

 そんなの決まってるじゃないか

 「全部死んで俺の経験値になりやがれ!!!」


《承認。ダンジョン内にいる魔物を全て破棄。経験値に移動します。》


ーーーピロピロピピロピピピピピピロピピロピ


 あっ?
 これ意識失うやつや、、、

 刹夜はそのまま意識を失った。



ハッ!!!
 知らない天、、、
 天井がない。
 真っ白
 前も後ろも横も真っ白。

 天国?
 あそこまで頑張って死亡エンドって辛すぎ、、、、
 やっぱりあの神もどきはクソだな
 クソ神だな!


 『ヤッホ〜お待たせ〜クソ神がやってきましたよ〜』

 ギャァ!!
 なんか光の玉きた!

『はいはーい、落ち着いて〜
君凄いね!!完全に油断してたよ!!!1週間あるし後からダンジョンいじろうと思ってたのにたった3日で破壊されるとはね。
 しかも、ダンジョン内の五万の魔物を配下にするんじゃなくて全部自分の経験値にするとか面白すぎ!』

 あぁーやっぱり1日近くダンジョンにいたんだな、、、、
 配下とか考えてなかった!
 五万の魔物を配下にしたら魔王を名乗って世界を手に入れたかもしれないのに、、、、


 まぁめんどくさそうだからいいけどね。


『めんどくさいって何さ!!面白いねぇ僕から君にプレゼントを3つあげよう!!何が欲しい??最強の力??まぁすでに君の力は怪物に等しいけどね〜!魔物のレベルもまだ低いし!人間殺したら魔物達もすぐに強くなるけど!笑笑』

「その前にひとつ聞きたいんだが何で人類を滅ぼそうとするんだ?」

『それは勘違いだよ〜僕たち神々は人類を絶やそうなんて思ってない。生きることを忘れ、ただ死んでないだけ、自らの命を年間で4億人絶っている。それでも増え続けるし、輪廻の輪がむちゃくちゃになるし、こっちだって困ってたわけ!!ただ生きろって言っても無駄でしょ?それなら初めからリセットするしかない。
 生の喜びを知るには死を知らなければならない。
 僕としても頑張って欲しいんだよ!しっかりした人が人を導けばいいんだけどね』


「ふ〜ん。なんか色々あるんだな。」

『まぁそういうことだよ!
さて君は何を望む?欲しいものを言いなさい。』

 
ほしいものか〜
 いきなり言われても困るなぁ

「それじゃまず一つ目は安心して眠れる家が欲しい!!!
 こんな世界だろ?やっぱり衣食住は大事だと思うんだ!!
 庭つきで3階建て!庭にはプールも欲しいなぁ後は広いリビング!ソファにシステムキッチン。もち冷蔵庫つきで倉庫も広いやつでお願い。書斎には本がたくさん置ける本棚と1番大事なのは風呂!!広い風呂で露天風呂つき、お湯は効能の良い温泉で、サウナもお願いね。外部からの侵入は不可にしといて。俺が認めた人のみ入れることにしよう。眷属なら入れるとかでいいかもね。他にもシャンプーやボディーソープとかも最高品が常に新品になるように!あとは」


『ストップ!!!わかったから!!君の理想の家をプレゼントしよう!
 不可侵の領域の家をプレゼントするよ!移動しやすいように亜空間で持ち運べるようにしよう』


 「ありがとうございます神様。今までクソ神とか言ってましたが非礼をお詫びします。」

『ずいぶんな態度の変わりようだね〜。あと2つは何にする?』

「もう一つ聞きたいのですがスキル表に強奪系のスキルがなかったのですがスキル表に存在しないスキルもあるのでしょうか?」

『存在するよ〜神の試練を乗り越えたものや君みたいに他の神に気に入られて欲しいスキルを渡したりするかもね〜』

「なるほど。でしたら二つ目は魔法を無効にできるスキルをください。強奪や魅了、鑑定などを無効化できるようにお願いします。」


『オッケー!回復魔法などが無効化したらあれだから任意で解除できるようにしてあげよう』

「ありがとうございます!!
 3つ目は、この世界を長くのんびりと過ごしたいです。病気などにならないような健康な身体がほしいです。」


 『なるほどね〜!長くの部分ならそこまで気にすることないよ!膨大な魔力を持つ人は若い期間が長くなり今の君なら300年近く生きれるだろうし〜
 健康な身体をプレゼントするよ〜
後は1人じゃ寂しいだろうから眷属強化も更に強力にしてプレゼントしてあげよう』

「ありがとうございます!!
あとこれはお願いなんですけど、スキルが多すぎて把握できないんですがまとめれないですかね?」


『あー!!もうわかったよ、スキルを統合して更に強力にしてプレゼントしてあげる!!
 特別サービスだからね!!!
 一つ忠告しておくけどあまり暴れまわって目立ちすぎることがないようにね!
 他の神々に目をつけられると、君の嫌いな使命やら勇者やら魔王とか不自由なことになると思うからさ〜』


 「ご忠告ありがとうございます。
 そんなの絶対に嫌です!!のんびり生きて可愛い女の子達に囲まれ最強のスローライフを楽しみます!」


 『君は大丈夫そうだね。そろそろ時間のようだ。では君の幸福を祈ってるよ〜』

「はい!
 改めてありがとうございました」





「うーん、、、どこだここ??
 洞窟の中か。
 やっぱり現実なんだよなぁ
 身体がむちゃくちゃ軽い。

、、、さてと。
そろそろ確認するとしますかね。
 俺の努力の成果を。」




「ステーーーーーターース!!」


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