学園のアイドルに告白されました。

燦坐志ユウ

3話


どうも燦坐志ユウです。
僕のこのペンネーム、なんて読むの?って方も多いと思いますが、僕もわかりません。ただただ、自分の好きな漢字を並べただけなので。

気づいたら、日間ランキングが3位なっていてすごく驚いています。テキトーに書いてた感じだったため、ツイッターに久しぶりにログインしてノベルバ公式のこの作品のツイートを見てあれ?ってなりました。

本当に評価してくださった方にはすごく感謝をしております。

さてさて、3話目です。今回もよろしくお願いします。




                                       
正直にいうと、俺は綺子川さんの告白は断るつもりでいる。特に好きな人がいるわけではない。では、なぜかというと、これから受験ということを考えると、少々だが、気乗りしないからだ。そもそも、目立ちたくない俺にとって彼女と付き合うことは、相当辛いことだろう。 
なにより、母親が寝ている間に、自分だけが幸せになるわけにはいかない。

ただ、彼女のことは嫌いじゃない。むしろ、好きな方だ。だからこそ、彼女が勇気を出して告白してきてくれているのに、自分の都合でその告白を断るのが申し訳ない。

まあ断るけどね。

そんなことを考えていると、もう夜の11時を回っていた。
 
「はあ、寝るか」

ということで寝ます。







綺子川side  


私にはずっと前から好きな人がいる。 
名前は、北泉博久きたいずみひろひさという、私のクラスメイトである。

私は昔からやろうと思ったことがすぐにできた。例えば、スポーツ。少し練習をすれば、大体はできるようになる。さらに自分で言うのもなんだが、容姿も整っている。高校生になって二年目に入ったが、これまでの高校生活のなかで、告白された回数はおそらく、100回は優に超えるだろう。それほどまでなんでもできた私だが、一回だけ、自分ではどうしようもなかったことがある。

それは、私が中二の時であり、彼を初めて見た時であった。

当時私はクラスでもあまり目立つ方ではなかった。もちろん学級委員とかは全くしたことがなく、友達と呼べる友達もクラス内に数人いる程度であった。

その数人の中に私ととりわけ仲が良かった子がいた。
彼女の名前は、佐藤野亜さとうのあ。彼女はみんなから愛されているような存在で、愛くるしい笑顔が特徴の、とても可愛い女の子だった。クラスでも仲が良い人が多く、彼女は男女問わず人気があった。

ある日、学校の帰り道、急にみんなで四葉のクローバーを見つけようということになり、普段あまり通らない河川敷に行った。私と野亜を含めて6人いた。

しかし、四葉のクローバーは全然見つからず、私たちは途方に暮れていた。そんな時、6人の中の1人がトイレに行きたいと言い始めたので、近くのコンビニへ行くことになった。

だが、野亜はもう少し探してみると言っていたため、私たちは野亜を残して5人でコンビニへ行った。

コンビニまでは意外と遠く、少し遅くなってしまったため、コンビニを出たら、もう帰ろうということになり、彼女たちをコンビニの前で待たせて、私は野亜を呼びに河川敷へ向かった。

河川敷についた私は、そこで、野亜が男子高校生に絡まれているのを目撃した。今の私なら、見つけた瞬間彼女の元へ行ったであろうが、中学生の私は、恐怖で、足がすくんで固まってしまった。

そんな時である。金髪の私と同じくらいの歳の少年が彼女を助けに入ったのである。私は驚嘆した。なぜなら、1人で男子高校生4人を圧倒していたのである。そんな姿に私は心を奪われた。

あっという間に喧嘩は終わり、高校生が帰った後、彼は野亜と何か話していた。当時の私は人見知りな性格であったため、なかなか彼女たちのところへ行けなかった。

結局、足を動かせないまま、彼はどっかへ行ってしまった。しかし、走っていった通り道に私が立っていたため、彼の顔を見ることができた。彼はすごくキラキラした笑顔を浮かべていた。

やっと野亜のところへたどり着いた私は早速、さっきの彼について聞いてみた。

「さっきの男の子って、知り合い?」

それを聞いた野亜は少し、頬を赤く染めた。

「ううん。違うよ。私を助けてくれたんだ。」

野亜の様子は、まさに恋する乙女だった。
しかし、どうやら、知り合いではないらしい。
ならば見ず知らずの女の子を助けたということね。
すごくカッコいいな。

その後、私は野亜にたくさん謝った。彼女はすぐに許してくれたが、私に

「私恋に落ちちゃったよ。すごくドキドキする。だからみーちゃん、私と彼が付き合えるように、仲を取り持ってくれないかな?」

と、お願いをされた。
私は彼女を傷つけたという自覚があったために、了承した。けれども、本当は私も彼のことが好きになっていたために、すごく苦しかった。

それから、野亜から彼について話を聞き、彼を探した。
だが、簡単には彼は見つからなかった。

けれども、努力の成果が実り、彼は隣の中学校にいることがわかった。

そこからは早かった。彼の名前から志望校まで調べた。

私も野亜も中学時代はとても頭良かったと思う。某大手塾のTクラスでトップだった。けれども、私と野亜は親を説得し、一緒に彼の志望校と同じ高校を志望した。彼の志望校は今の高校で、あまり偏差値的に見れば、高くはない。

だが、問題が起きた。

野亜が試験当日にインフルエンザにかかったのだ。
彼女は試験を受けることができず、落ちてしまったのだ。

私は悲しかったが、心の中で喜んでいる自分もいた。
私は野亜と同じ高校に行きたかったが、野亜と違って私はこの高校に落ちるわけがないということで、他の高校を受けなかった。だから、彼と同じ高校であるのが確定していたのだ。もちろん彼が受かっているのは知っていた。

同じ高校に入学したのはいいものの、私は彼と同じクラスにはならなかった。

私は彼に自分のことを知って欲しかったから、容姿に気を使うようになり、性格も明るくなっていった。

けれども、私の認知度が上がるごとに、休み時間や放課後に私は色々な人に囲まれていたために彼に会うことはできなくなってきた。

そうこうしているうちに彼とは一度も話すことなく高校1年が終わった。

神様が微笑んでくれたのか、私と彼は2年で同じクラスになった。だが、彼と話すのは難しかった。私は予想以上にモテていた。そのため彼と話すと、他の男が嫉妬して、彼を傷つけるかもしれない。だから、告白なんてもってのほかだ。

そんな感じで過ごしてきたが、今日チャンスが訪れた。

朝、いつなら誰かしらに会い一緒に学校に行くのだが、今日は誰とも会わず、一人で学校に行った。さらに、まだ教室には誰も居なかった。チャンスだと思った。彼に自分の気持ちを伝えることができると。わたしは早速手紙で放課後に屋上に来て欲しいと書き、彼の机の中に入れた。

けれども、放課後彼は来なかった。

すごく悲しかった。けれども、私はなんとなく教室に向かった。

教室に入ろうとした私は中で、私の想い人である、彼が勉強していることに気づいた。彼は私の手紙に気付かなかったのだと勝手に決めつける。私は入るのに躊躇したが、意を決してドアを開けた。

私は、彼の前に立った時、頭が真っ白になり、告白はしたが、その説明ができず、気がついたらもう教室を出た後で、すごく後悔した。

けれども、告白することができたことで、一歩前進したと、自分に言い聞かせる。さらに返事は明日なので、明日また話すことができる。正直、返事はどうでもいい。私は布団の中で、明日、彼と話すことができることに胸を膨らませていた。



「はぁ、今日は寝れないかな」







遅くなってすみません。

今回は美玲ちゃんの回想が中心でした。

これからもこのくらいのペースになると思いますが、是非読んでください。 

では。


<設定>

北泉博久きたいずみひろひさ
 宝東高校ほうとうこうこう2年G組
 身長179cm体重68kg
 顔は中の上程度。
 喧嘩が強い。
 クラスではあまり目立たないが、頭がいいことで一目置かれている。
  最初は医者になるため、理系志望であったが、数Iの因数分解で躓き、文系へと進む。

綺子川美玲きしかわみれい
 宝東高校2年G組
 身長163cm体重49.9kg
 Cカップ
 学力、運動神経、外見全てにおいて学年トップ。
 陸上部に所属しており、その実力は全国レベル。
 なんとなく理系。全国10位以内。

吉田景よしだけい
 宝東高校2年G組
 身長173cm体重58kg
 とにかく運動神経抜群。学力は平均レベルだが、顔はかなり整っており、とにかくモテる。
 声もかなりのイケボ。
 
佐藤野亜さとうのあ
 桜女子高校2年
 身長148cm体重42.5kg
 Aカップ
 水道橋にある全国トップレベルの高校の中でも、順位は一桁をキープしているほどの天才。
 高校2年になった今でも博久のことが好きであり。美玲を通じて彼の情報を得ている。
 また、美玲が彼のことが好きであることに気づいており、負けられないと燃えている。
 茶髪でストレートで、自分はクールになりたいらしいが、身長と彼女の人柄が周りから愛くるしいと思われている。
 顔はかなり整っているが、童顔。
                                                                             


設定はこれくらいで。


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コメント

  • そこら辺の中二病

    博久に助言した人絶対美玲やろ〜と思ってたら違った。いい意味で期待を裏切られましたねw

    3
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