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私はJKになれない

ふろっぐ

媚を売らないでいたら氷の女王になりました

 前回さんざんJKになることの難しさを説いた私だが、私自身は中の上あたりの女子高生である。そしてその現状に満足していた。

 身長160cm、体重47キロという平均的なスタイル、化粧をすればそこそこ美人になりそうな顔(女子は多分、みんなそうだ)に、成績は中の上、趣味は読書と睡眠という平凡なプロフィール。

平均から外れるのは、ずばり性格だ。

...いや、別に極悪ではないし、天使でもない。
ただ、冷めているのである。平熱でいうと20度くらい。低すぎか。
まあ、自分のクラスメートをJKとか女子高生とか定義づけ、JKとはなんぞやとか語っている時点でうすうす分かっていたとは思うが。

 友達100人でっきるっかなーという歌があったが、あれを初めて聞いた小学生時代、これを作った人間はよほどおめでたい人生を歩んできたのだなと思ったものだ。

 だが、冷めているということは必ずしも孤高の一匹狼と同義ではない。
友達がいなければ授業でペアを組む時に困る。修学旅行の班決めで困る。昼休みの居場所に困る。
 だから、友達は一定数いる。カースト上位組、つまりJKたちとも対立しているわけではない。
可もなく不可もなく、女子高生として生きていく上で必要な環境は整えているのである。

ただ、媚を売るというスキルは持っていなかった。

なぜ、たいしておかしくもない教師の冗談に大声をあげて笑い、たいして思ってもいないのに可愛いーと高音を発し、常にニコニコしていなければならないのか。

 JKでない身としては理解できなかったし、必要だとも思わなかったから、しなかった。
授業中に教師と目が合っても微笑み返したりしないし、かわいいと思わなければ言わないし、おもしろくなければ笑わない。

そうして、ついたあだ名が「氷の女王」である。付けたのは担任だ。それでウケを狙ったつもりかくそじじいめ。

...しかし、不覚であった。
あのJKたちの行動に意味が無いわけがなかった。媚を売ることは必ずしもモテるためにだけに必要なわけではなかった。つまり、明るくかわいく元気よく、大人からの評価までもモノにしようというのだ。

言っておくが、私は冷めてはいるが感情や表情が死んでるわけではない。氷の女王とか言われる筋合いはないのだ。
そしてなにより、私はチキン。女王なんていう裏番的なポジションはとんでもねえのである。

こうして私のそつなく生きる平和な女子高生生活ライフは序盤から崩されたのであった。



亀更新ですがお許しください。いいねもらえて嬉しかったです。
ちなみにわりと実話です笑

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コメント

  • ノナカ

    面白いです!!
    なんか読んでいてクスッとなれるので
    読んでいて楽しいです。
    今年16なんですか?なら自分の1個上ですかねぇ?
    自分はあらすじの「現役じぇーけー」という何処か気の抜けた文章が目を引きました。
    女子高生≠JKですか、、、、、
    考えたこともありませんでした。
    やはり当事者の言う言葉には説得力がありますねwww
    次のもたのしみにしてますね!!

    1
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