魔法が使えるのはそんなにもおかしいことだろうか。

満月ノ林檎

10話 仲間。そして迷宮

「えーっと…ここかな」

辿り着いたのは最初の街から2,3キロはなれた遠くのダンジョンであった。

「すまないな…パーティに入ったばかりだというのに……」

「いや…いいんだ。ここに来る予定だったし、こちらとしては人でも足りなかったしな。」

こんなところまで来たのには理由がある。1つ目はクエストだ。報酬も大きいいい仕事だったからだ。

2つ目は新しい剣の性能を見てみたいということもある。

「よーし。じゃあ今からダンジョンに潜るんですけど…基本は雑魚相手でもチェインを欠かせないでくれ。離れての行動は控えることと…アイテムを入手すればそれはそいつのものです。意義はあるか〜?」

「「「ないです。」」」

「よし!じゃあ扉開けるからアル魔法よろしくー」

「ういっーす。身体強化【オールブースト】!」

俺達の体を光がまとう。

「おおー…これはなかなかですね。」

「ああ。悪くない!」

「よし!突入〜!!!」

ダンジョンの中へと足を踏み入れる。早速モンスターが出てきた。

「ゴブリンだ!!俺が先に行くぞっ!」

俺には基本的に魔法スキルしかなかった。だが、あたしく習得したスキルにより、純粋に戦闘ができるようになった。そのスキルの名は【剣技】。

「スキル発動!【フラガ】!!」

2連撃のスキル。左上から右下に切り落とし、そのまま右上から左下に切り落とす。剣技のはじめのスキルである。

「すげぇ…新しい剣。前の数倍の威力はある…チェイン!アリア!」

「任せろっ!!」

はった声が響き瞬間的に新しいパーティメンバーのランサーことアリアは前に出ていた。

「喰らえっ!!槍術スキルっ!【フラッシング】!」

1連撃。その槍はゴブリンを瞬間的に貫く。

「キキィィィギギギギィィィィ!!!」

ゴブリンの断末魔。

「やった!グッジョブだ!アリア!」

「お前こそだ!」

こうして、俺達はダンジョンを攻略し続けた。

ゴブリンやウォーリアー達を次々となぎ払い、ついにボスの部屋までたどり着いた。

2時間後。

「ふぅ…つかれた〜。ここがボスの部屋か…」

「ああそのようだが…みんなはいいのか?」

「全然構わないわよ。そのためにここまで来たんだから。」

「はい。晴夜さんの好きにすればよいかと。」

満場一致。しかし先に作戦を立てる。

「いいか。まず入ったらアルがみんなに強化魔術をかけろ。レフィは、中距離だ。アルの護衛をしつつ、的に遠距離魔法をかけていってくれ。俺とアリアは二人を守りつつ、チェインによる連続攻撃だ。攻撃の際はアルがあらかじめ予測した敵の攻撃範囲から出るんだ。よし。行くぞっ!!!」

ボスの部屋に勢いよく入っていく。

中には体が青白く石のようなもので構成された、どでかいモンスターが待っていた。

「あ、あれは…ゴーレム!ゴーレムです!」

レフィが叫ぶ。ゴーレム。石の怪物である。

「みんな!!持ち場につけ!!行くぞっ!!」

「グウオオオオオオ!!!!!!!」

俺達の2度目の強敵との戦闘が始まった。

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