魔法が使えるのはそんなにもおかしいことだろうか。
5話 火炎。そして晩餐
またこの地に戻ってきた。
「よし。あの人が言ってたとおりに魔法も習得できたな。じゃあ、早速あのキノコをとばしに行こう!
……アル?」
なぜか黙り込んでいるアルの方を見る。どうやら彼女も魔法を習得しているようだ。
「えーっと回復【ヒール】2ポイント…
物質強化【ブースト】3ポイント……よし!こっちも準備完了だよぉ〜!」
どうやら準備をしていたようだ。さっきやられたときに全身にかぶった液や粉はもう落ちている。臭いはそのままだが……
「よし!じゃあ早速行くぞ!!」
「おー!!!」
ドスン!ドスン!と音を立てて先程のキノコが飛んでくる。
「よし!魔法発動!!火炎武装【エンチャント・ファイア】!!」
俺の剣の周囲に紅くほとばしる美しい炎がほとばしる。その姿は美しき獅子のように燃え上がり俺に戦えと伝えるようにしてその紅さを上げる。
「いっくぞぉぉぉ!!そりゃぁぁ!」
ズバッ!と斬りつける先程のように粉が飛び散ってくるがその炎がすべてを焼き尽くす。
「…いける!!やれるぞ!!アル〜!お前もなんかしろよ〜!」
「いまするわよ!魔法発動!物質強化【ブースト】!!」
ーーー対象を選択してください。ーーー
「えっ!?ちょっま……あの剣で!」
ーーー対象を選択しました。ーーー
その音ともにおれの剣に金色の光が宿る。そしてそれはやがて火炎と交ざりあい、金色の火炎となり剣は当然、俺の周囲を囲む。
「おおお!!見せてやる!必殺!」
と、叫んでみても技名が思いつかない。少々戸惑うが次の瞬間、
ーーーWEAPONSKILLーーー
【金剛火炎斬り】(ファイア・フラッシュ)
を開放しました。
と、表記される。そしてすかさず頭の中でそれを発動する意識をする。すると、その技の詳細が頭の中に流れ込んでくる。その情報を元に次の行動に移る。
大地を蹴り高く飛ぶ。
〜自身に纏うその炎はやがて空駆ける翼となりて、〜
〜その炎は剣となり一閃の閃撃(チカラ)となる。〜
「ファイア………フラッァァァシュ!!!!」
その剣は相手の脳に深く刺さりその炎は内側から焼き尽くすように溢れ爆発する。そして飛んでくる液は炎が溶かす。
「……やった!完全討伐だ!この調子で次も行くぞぉ!!!」
「おお〜!!」
そして次の目標に向かい、討伐する。
「ふ〜!つかれたな、もう一体行くか?」
「いや、やめといたほうがいい。そろそろ火炎武装の時間がきれるし魔力が危ない。街に戻るぞ。」
「え〜…りょーか〜い。」
そして戦利品を確認する。
すると超熟成キノコというアイテムがある。
要するにドロップアイテムだ。
説明
森の中で生き続け熟成され続けた生命が宿ったキノコ。その美味さは世界各地で有名である。
おお〜。と思いつつ、これを今日の晩餐にしようというアイデアが浮かんだ。ギルドの食堂では、材料を渡すとお好みの料理に仕上げてくれるらしい。もう空は橙色だ。そろそろ時間的にもいいだろう。
「アル〜今日の晩御飯はキノコだぞ〜。」
「えっ!ほんと?楽しみにしとくね〜」
そしてギルドの食堂につき食事が出来上がる。
「「いっただっきまーす!!」」
その料理はキノコを焼いてその上に独自のソースをかけたホカホカの料理だった。
「はふ。……!!!!」
自分は舌を伺った。なんせこのきのこが美味すぎたからだ。うまい、美味すぎる。
そして気付くと腹が一杯で皿の上には何ものっていない。
「キノコはまだ余ってるし、明日もこれにしようか。」
「え…?うん。イイよ~」
アルも大変満足しているようだ。
これを食べれただけでもこの魔法世界に来てよかったと思う。これだ。俺が望んでいた理想の世界とはまさにこの世界のことだ。
そして今回の報酬なんと
100000テミス。ちなみに1テミス=1円という単位だ。
驚いた。あのキノコ。1体で50000とはなかなかすごい。これはとてつもない報酬だ。近くにギルドのバイトがあるがそこでは時給1000テミスなのだ。
「よし、今夜は野宿しなさそうですんだな。…アル?」
「zzzZZZZ」
「あ〜寝ちまったか。仕方ないおぶって帰るか。」
そしてアルをおぶって近くの宿に行く。一泊300テミスだそうだ。そしてそこの2階の204号室の二人部屋を借りる。
アルを布団に乗っけたら、自分も布団に入る。
「ふぅ〜1日の疲れが取れる〜」
自然と声に出してしまったが本当にそれくらい疲れてしまっていた。でも、前の暮らしに比べたら今の暮らしのほうが楽しくていい。
「明日は装備を新調するか。」
俺は思った。どうかこれが夢でありませんように。と
そしてそこから記憶はない。寝てしまったのだから。
続く。
「よし。あの人が言ってたとおりに魔法も習得できたな。じゃあ、早速あのキノコをとばしに行こう!
……アル?」
なぜか黙り込んでいるアルの方を見る。どうやら彼女も魔法を習得しているようだ。
「えーっと回復【ヒール】2ポイント…
物質強化【ブースト】3ポイント……よし!こっちも準備完了だよぉ〜!」
どうやら準備をしていたようだ。さっきやられたときに全身にかぶった液や粉はもう落ちている。臭いはそのままだが……
「よし!じゃあ早速行くぞ!!」
「おー!!!」
ドスン!ドスン!と音を立てて先程のキノコが飛んでくる。
「よし!魔法発動!!火炎武装【エンチャント・ファイア】!!」
俺の剣の周囲に紅くほとばしる美しい炎がほとばしる。その姿は美しき獅子のように燃え上がり俺に戦えと伝えるようにしてその紅さを上げる。
「いっくぞぉぉぉ!!そりゃぁぁ!」
ズバッ!と斬りつける先程のように粉が飛び散ってくるがその炎がすべてを焼き尽くす。
「…いける!!やれるぞ!!アル〜!お前もなんかしろよ〜!」
「いまするわよ!魔法発動!物質強化【ブースト】!!」
ーーー対象を選択してください。ーーー
「えっ!?ちょっま……あの剣で!」
ーーー対象を選択しました。ーーー
その音ともにおれの剣に金色の光が宿る。そしてそれはやがて火炎と交ざりあい、金色の火炎となり剣は当然、俺の周囲を囲む。
「おおお!!見せてやる!必殺!」
と、叫んでみても技名が思いつかない。少々戸惑うが次の瞬間、
ーーーWEAPONSKILLーーー
【金剛火炎斬り】(ファイア・フラッシュ)
を開放しました。
と、表記される。そしてすかさず頭の中でそれを発動する意識をする。すると、その技の詳細が頭の中に流れ込んでくる。その情報を元に次の行動に移る。
大地を蹴り高く飛ぶ。
〜自身に纏うその炎はやがて空駆ける翼となりて、〜
〜その炎は剣となり一閃の閃撃(チカラ)となる。〜
「ファイア………フラッァァァシュ!!!!」
その剣は相手の脳に深く刺さりその炎は内側から焼き尽くすように溢れ爆発する。そして飛んでくる液は炎が溶かす。
「……やった!完全討伐だ!この調子で次も行くぞぉ!!!」
「おお〜!!」
そして次の目標に向かい、討伐する。
「ふ〜!つかれたな、もう一体行くか?」
「いや、やめといたほうがいい。そろそろ火炎武装の時間がきれるし魔力が危ない。街に戻るぞ。」
「え〜…りょーか〜い。」
そして戦利品を確認する。
すると超熟成キノコというアイテムがある。
要するにドロップアイテムだ。
説明
森の中で生き続け熟成され続けた生命が宿ったキノコ。その美味さは世界各地で有名である。
おお〜。と思いつつ、これを今日の晩餐にしようというアイデアが浮かんだ。ギルドの食堂では、材料を渡すとお好みの料理に仕上げてくれるらしい。もう空は橙色だ。そろそろ時間的にもいいだろう。
「アル〜今日の晩御飯はキノコだぞ〜。」
「えっ!ほんと?楽しみにしとくね〜」
そしてギルドの食堂につき食事が出来上がる。
「「いっただっきまーす!!」」
その料理はキノコを焼いてその上に独自のソースをかけたホカホカの料理だった。
「はふ。……!!!!」
自分は舌を伺った。なんせこのきのこが美味すぎたからだ。うまい、美味すぎる。
そして気付くと腹が一杯で皿の上には何ものっていない。
「キノコはまだ余ってるし、明日もこれにしようか。」
「え…?うん。イイよ~」
アルも大変満足しているようだ。
これを食べれただけでもこの魔法世界に来てよかったと思う。これだ。俺が望んでいた理想の世界とはまさにこの世界のことだ。
そして今回の報酬なんと
100000テミス。ちなみに1テミス=1円という単位だ。
驚いた。あのキノコ。1体で50000とはなかなかすごい。これはとてつもない報酬だ。近くにギルドのバイトがあるがそこでは時給1000テミスなのだ。
「よし、今夜は野宿しなさそうですんだな。…アル?」
「zzzZZZZ」
「あ〜寝ちまったか。仕方ないおぶって帰るか。」
そしてアルをおぶって近くの宿に行く。一泊300テミスだそうだ。そしてそこの2階の204号室の二人部屋を借りる。
アルを布団に乗っけたら、自分も布団に入る。
「ふぅ〜1日の疲れが取れる〜」
自然と声に出してしまったが本当にそれくらい疲れてしまっていた。でも、前の暮らしに比べたら今の暮らしのほうが楽しくていい。
「明日は装備を新調するか。」
俺は思った。どうかこれが夢でありませんように。と
そしてそこから記憶はない。寝てしまったのだから。
続く。
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