魔法が使えるのはそんなにもおかしいことだろうか。

満月ノ林檎

いつも通りの朝 〜エピローグ〜

いつも通りの日常だった。
朝6:30程に起きていつも通り、顔を洗い、食事をする。着替えてから歯を磨き余った時間はのんびりする。そして、学校へ行くために家を出て鍵を締める。ドアがガチャッと心地の良い音を鳴らして本当にいつも通り学校へ向かう。友達がいないのもいつも通りで、別に寂しいなどというわけでもない。

向かう途中。
特に考えることもない。周りの音を正確に聞き澄ましていることを常にしているぐらいなのでそれほど暇であるということは見て取れるはずだ。

学校へついても特にやることなどはなく、ひたすらボーッと窓から空を眺める。そして時間になれば家に帰る。本当の本当にいつも通りの日常だ。

でも、彼は朝から気がついていた。いつもとは違う何かに、恐怖でも、悲しみでも、寂しさでも、何でもなかったんだ。そんなことを考えていると、意識が朦朧としてくる。
「なんだろう、この感じは……」
そしていつもとは違う何かに遭遇し、意識を落とす。

     
      1話〜いつもとは違う日常〜

???「おーい、あれ?気がついた?ん〜どうしよっかな〜」
???「おいおい…連れ方が強引じゃないか…もっと丁寧に扱いなよ。貴重なんだから…」

目が覚めるとそこにはいつもとは違う風景がうつっていた。
「ここは…」
「あ?気がついた!ごめんね〜いきなり連れてきちゃって〜」
目の前にいる金髪の背が低い女の子がそう呼ぶ。
「あんたが強引につれてくるからじゃない…ほら、混乱してるってば…」

と、その隣にいる背が少し高い女がそう言う。
「どういう状況だ…?ここはどこだ?」

「え〜どう説明したらいいのかしらね〜…」

少々戸惑いつつ【低いの】が、戸惑いもせずに、説明を始める。

「じゃあ、コホン!ここは神の国。あなたのいる世界とは違う異世界なの、私は…まぁ清く美しき女神とでも呼んでくれればいいわ!こっちの【高いの】は腐った汚い悪魔とでも呼びなさい!」

その瞬間、俺が質問を入れる間もなくその清く美しき女神とやらに重い一撃が入る。音からしてなかなか痛そうだ。

「おっとすまない、彼女はアルと呼んであげてくれ、あれでも一応神の使いなんだ。私も同様神の使いことシルカだ。シルとでも呼んでくれ。」

…うまく心の整理がつかない。だが大抵のことは慣れてる。そこで当然の質問を口にする。
「なんで俺はここに呼ばれたんだ…?」

「それには私が答えよう!」

と殴られて飛ばされたアルとやらが説明する。

「いきなりだけどあなたには魔術の才能があるのよ。それも飛び抜けてね、だから、あなたを魔術世界【アヴァロン】というところに飛ばして、その力を活かして魔術世界を救ってもらいたいの。一応わかった?」

おk。把握しますた。と心の中でそう答え頷く。
「じゃあ!まずはこのマニュアルに目を通してくれる?」

と一冊の本を渡される。言われたとおり目を通すとそこには以下のことが書かれていた。

   〜異世界移動の際の契約及び規則〜

  ・移動の際は神クラスの階級の者、またはその使
   いを同伴させること。

  ・移動の際は本人の同意を絶対条件とする。

  ・必ずもとの世界に戻ってこれるようにしっかり
   とゲートを保持しておくこと。
  
  〜注意〜
    移動する際はしっかりと意識を保つこと。
    意識を保っていないと最悪死に至る可能性が
    あるので注意が必要。
    

    以上の規則などを踏まえて行動するようにお
    願いします。
          最高責任者
            最高神アルテミス

と、長くなってしまったがこういうことである。
「俺は別に行っても構わんがこの死に至るってのは?」

その瞬間アルが、
「はいっっっ!!!!本人の許可取れましたァァァァ!!!これより魔術世界へのゲートつなぎまーす!!」

と、叫び出しそれっぽい儀式が始まる。 
「はぁ……全く、まぁあなたも一応いいでしょう?まず記憶は飛ばないわ、安心してね」

と、半強制的に拒否権などなく進行していく。
だが、実際魔術世界というのは楽しみでもある。現実はあまりに残酷で悲惨だ。新しい人生を始めるというならそれもいいだろう。そしてこれから俺の世界が始まっていく。

「よし!ゲート開けたよ〜!さぁ!君!一緒に飛び込もうっ!向こうについたら、ナビだけして私たちは帰るのでしばらくよろしく〜!」

と、そのゲートに入れられる。そして意識をしっかり保って光の世界を巡っていく。そしてここからあの日への道は始まっていく。
                  続く…かも。

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コメント

  • 如月満月

    グッジョブ!

    0
  • カ

    もっと詳細なキャラの紹介があれば
    良いかも知れませんね、表現の仕方は個人的には
    分かりやすいとは思います。
    頑張って下さい

    0
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