D使いの刀人

ノベルバユーザー112886

第2話

俺は光助と綾と別れて1人で帰っていると
今日の夢の事を考えながら歩いていた
(あれは誰だったのか、あんな夢が出てくるのに一切あの事の記憶が出てこない、しかもあの夢を見てたその日には毎回不幸な事がその日に起こるのだが、なぜ今日は起こらなかったんだ?)
そんな事を考えなら曲がり角を曲がったその時…

《ドーーーン!!!》

俺の思考は一気に切れ目の前には赤い血が地面に広がっていった自分でも掴めていない状況に嫌な予感がしてならない冷たい汗なのか血が出てくる熱い感覚みたいなものも感じてわけがわからないそして薄れていく視界の中で赤い血が付いた車を見て俺は跳ねられたのかと最後に理解をして意識は完全に消えてしまった



















「ここは……どこだ?」
俺は床に仰向けの状態で倒れていた。
辺り一面真っ白でオーブみたいな泡状の何かが浮いている何故だか知らないが妙に暖かく落ち着く場所だった
「状況が掴めない、なぜ俺はここにいるんだ??」
すると目の前に小さな光が出来それが大きく光出した

「貴方の世界の神よ、神様て呼んで頂戴」
目の前には白い翼が生えて白い布を着ている
それはまるでギリシャ神話に出てくる格好の人達そのものだった
しかもこの世界の神様て女の人だったのか
その姿は言うまでもなく美しい美術館に置いてある石像女よりも遥かに美しいと感じさせるものだった

「えっーと、神様?なんで俺はこんな所にいるんですか?」
『それはね貴方が死んだからよ。まぁ、正確には死なせたからかしら』
「そうだ!俺はあの時車に跳ねられて赤い血がいっぱい…思い出したぞ!!!」
『そう、貴方は夕方1人で帰る所を事故に遭い亡くなってしまった』
ここでまさかの神様に俺の人生が終わってしまった宣言をされた。俺まだ童貞だったんだけど!!!


よく考えると何か引っかかる
「なぁ、神様、さっき神様は死なせたとか言ってなかったか?」
さっき言った言葉に俺は疑問を持ったのだ

『ええ、そうよ私は貴方を死なせた』
「なんでですか?」
『気まぐれよ』
「え?…」
俺は何を言ってるのかはわかったが理解ができなかった

『たまたま気まぐれでコロッとしてしまったわ』
「いやいや、普通ありえないでしょ!?」
『ごめんなさい』
まさかの発言に驚いてしまう

「前の世界に戻りたいんですけど?戻れないんですか?」
『言ったでしょ、あなたは死んだの』
神様から再び言われショックを受けたなら前の世界にいた俺はその後どうなったんだ?
それを考えてると神様は答えてくれた

『前にいた世界のお友達の子達には悪いけど貴方が死んで皆んな泣くように悲しんでたわ、ごめんなさい』
「マジかよ…」 
神様は申し訳無さそうに謝る

(母さん、父さん、綾、幸助、他の奴らにも会えないのかよ)
もうみんなには会えないのかと落ち込んでいると

『それでなんだけど貴方は天国に行くか地獄に行くか異世界に行くか選んで欲しいの』
ぶっちゃけ、神様の気まぐれで死んで天国に行くか地獄に行くか異世界に行くかて言われても全然ピンと来なかった
唯一言えるのは地獄に行きたくないだけだった
そして数分考えたのち
天国に行くのも良いけど男としては異世界に行きたい願望が強かった

「神様、俺、異世界に行きたいです」
『わかった、貴方に異世界に行っもらうわ、貴方に力を与えましょう』
「マジですか!?やった!何くれるんですか?」 
『言語翻訳、魔力、Dの力、全てを』
「なんか地味ですね、Dの力てなんです?」
『それはお楽しみにしてください』
ニッコリと笑ってる神様であった
なんつー神様だよ能力を教えてくれないなんて
しかも魔力?

「俺はどこに行こうしてるんです?」
『貴方が行くのは魔法や魔物がある世界に行ってもらいます』
「おおーカッコイイ!!」
『貴方を死なせてしまったお詫びとして前世の記憶を忘れないようにします』
「あ、はい」
『では、行きましょうゲート解放』
そう神様が唱えると下から魔法陣が現れ眩い光が全身を包み込んでいる
すげぇ魔法ぽい!俺が興奮してると神様から

『貴方に死が訪れない事を…』
「え?それってどおゆう?」
そこで体を覆ってた光が一層全身を埋め尽くし意識が落ちた

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