お願いだから別れて下さい!

真田ゆあか

4話 私じゃダメかな?

  今日は、本当に最悪だったな…

  そんな事を考えている遥がいた。遥は、自分の家に帰りスマホを触りながら自分のベッドに寝転がっている。
 
  するとドアが開き遥に似た中学生くらいポニテの女の子がいた。



  「お姉ちゃん。ご飯だよ」



  遥の妹だった。妹の名前は 保田 理恵 (ほだ りえ)
  遥と理恵は似ているが どことなくテンションが低いというか 声がかっこいい感じで話し掛けにくいオーラを出している。
  遥は、スマホをベッドに置き、ゆっくり体をおこしそのまま一階のリビングに向かった。
  遥はご飯を食べ終わるとソファに座りテレビを観ていた。
  その横に理恵が来て遥に話し掛けてきた。



  「お姉ちゃん、なんかあった?私〈あたし〉話聞くよ?」



  理恵は、遥のことを心配していた。
  遥は「大丈夫だよ。ちょっと疲れてるだけだから」と言い自分の部屋に戻って行った。



























  「おはよう遥!今日は遅いんだな?1時間目終わりに来るなんてお前らしくないぞ?
  後、ボスが心配してたから学職にでも顔を出しに行ったらどうだ?」



  「おはよう…ちょっと調子悪くて、ボスの所に行って来るね。」



  遥は自分の机にリュックを置き、教室から出ようとしたが大雅に呼び止められた。



  「大丈夫か?体調悪いなら俺が言ってくるから休んどけよ。」



  「ありがと、でも迷惑だし良いよ。」



  遥はそういうと教室を出た。
  学職に着いた遥は、ボスを見つけ理由などを説明してボスの命令で1時間だけ保健室で休むことになった。
  1時間休んだ後、遥は決心をつけ教室に戻り大雅のもとに行った。



  「大雅くん。放課後、話があるから1人でこの教室にいてくれないかな?明日でもイイから…」


  遥は、大雅の目をしっかり見た。


  「ごめん…今日は伊織が風邪引いてて家まで行かなきゃいけないんだ。明日でもいいなら明日でいいかな?」



  大雅は動揺しつつも冷静に言った。遥は やっぱり という顔で数秒だけ上を見て息を吸い、大雅を見直した。



  「分かった。ありがとう^ ^
  じゃあ、明日よろしくね。私 今日は体調が悪いからもう帰ることにするね。ボスにはもう言ったから安心してね♬
バイバイ。」



  「悪いな…、家で休めよじゃあな。」
























  家に帰った遥はベッドにダイブをしてそのまま寝た。
  起きた時にはもう、1時を回っていた。遥は自分のスマホを開き、大雅からのLI〇〇を返し もう1度寝直した。



  遥は、起きるとすぐに時間がギリギリだと言うことに気づき走って学校に行った。



  



















  「遥、ごめん待たせたか?伊織はもう帰らせたから俺1人だぞ。」



  「ごめんね。ありがとう。」



  教室の中は2人だけで変な空気が流れる。静かで緊張感があり、少しピリピリするような感じだ。
  少しでも間違えたら無くなってしまうようなそんな感じだった。



  「大雅くん、私…ずっと大雅くんのことが………私じゃ駄目かな?」



  遥は、上を向いて泣いていた。

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