【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(112)対抗戦(前夜)

(112)対抗戦(前夜)



ボク等は、Jグループで試合をする。
今大会は、7道場が辞退、全73道場での大会となる。

Sグループが1道場となり、不戦勝で勝ち上がり、アフター道場、足止めされていた道場だ。1日体力回復が出来る?


〈コロシアムの食堂〉
お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジで、夕食をすることも出来るが、食堂で、夕食を食べることにした。
ランコママが、希望したから。

夕食を食べていると、声を掛けられる。

「昼間は、ありがとう。きちんとお礼を言ってなかったな」
「俺達は、アフター道場の者だ、ありがとう。」
足止めされていたアフター道場の人がお礼に来た。

「気にしないで下さい、ギルドからの依頼ですから。」
「依頼は、橋の瓦礫の撤去、貴族のお迎えと聞いたよ。 俺達の送迎や橋の復旧は独自の判断だろ? お礼は言わせてくれ、ありがとう。」
道場の人全員が頭を下げた。

「君らが送ってくれなかったら、私達も辞退しないといけなかった、辞退道場があって、私達は勝ち上がれましたが、これも君らのお陰ですよ。」
「くじ運が良かったんですわ、私達は私達がされて嬉しいことをしたまでです、出来ることをしたまでです、アメイヤちゃんがしたことです。参加できてよかったですわ」
「アメイヤちゃん…か、竜人には驚かされる。当たったら確実に負けるだろうな」
「私は、見れなかったが、ドラゴンで飛んで来たんだろ?」
ママを見る
「でも、あなた達、女性と子供で参加するのかい?」
「ママ達は、強いですよ。一応、ランク赤の冒険者ですから」
「全員か? 凄いな」
「指導者がいいんです、ドラゴンスレイヤーのラビル先生が師範だからですよ」
「ドラゴンスレイヤーから指導か…、羨ましいな」
「ボクは、ドラコスさんに魔法を、キッドさんに剣を習ってます。」
「なっ! ドラゴンスレイヤー3人が指導をしてるのか?」
ドラコスさんもキッドさんも有名でした。

「アメイヤちゃんが強いのが何となく解る気がする」

「あの、1つお聞きしてもよろしいですか?アフターの町に迷い人***って居ます?迷い人***に関する何か聞いたこと有りますか?」
ランコママが、聞く。
迷い人***? 何故、そんなことを聞く?」
「ちょっと、気になることがあって調べているんです、何か情報お持ちじゃないですか?」
「悪いな、知らない」首を横に振る
嘘をついている様には見えない、他の人も首を振る。知らない様です。

「そうですの、何か情報を聞くような事があったら知らせてもらえるとうれしいですわ。」
ビューティーさんがお願いすると
「あぁ、何か情報が入ったら知らせても良いぞ、連絡先は?」
「私は、スマホを持ってい無いので、アメイヤちゃんのスマホに良いですか?」
ボクのスマホにしてもらう。
「ボクのも借り物です、正式に入手したら、ビューティーさんに直接してもらって構わないですから。 スマホの入手は、年一度と聞いたので、ボク等は、まだスマホを持って無いので」
彼らは、スマホを持っていた。
メール送受信可能にする。

竜人は目立つ、ビューティーさんもきれい

隣の席の参加者が、話に入ってくる。

「迷い人の事を知りたいのか?」
「知ってるの?」
「俺が迷い人だ。」ニヤニヤ
『ロケートアイ』この食堂、迷い人

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
『ロケートアイ』で迷い人は探せない
ボクが迷い人を認識・判断できないから
本人が、迷い人だと申請したのに反応が無いから偽者。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

この食堂内には迷い人は、ランコママだけ。
“嘘です、違うみたいですよ”
念話で伝える。

「そう、何か証拠でもお持ち?」
「部屋に置いてある」ニヤニヤ
「そういうお誘いには乗らないの、ご主人様が機嫌を損なうから」
「ご主人様?」
「どこかの、メイドか?」
「私のご主人様は、だいすけ様です」
左手を出す。 指輪を見せる。
「なっ! 亭主持ちか? チッ」
現金なものです、亭主持ちだと知ると視線が離れる。男も去る。

「迷い人の件は?」
「知るか!」
ビューティーさん達は、やれやれの仕草、肩を上げ、首を傾げる。
アフター道場の人達も苦笑い。

一人が気付く。
「違ったら謝る、同じ指輪をしてないか?」
ママ、ウナ、ランコママ、ビューティーさんの指輪を見て言う。
「同じですよ、同じ方の妻ですから」
ランコママが、答える。

「…「なんですとぉー!」…」同調シンクロした

その声に回りの注目が集まる。

ガヤガヤ ざわざわ

「き 貴族か?」
震えた声で聞いてきた。
「違いますよ、冒険者です」
「…「なっ!」…」
視線が集まって居るのに気づいて声を押さえる。

アフター道場の人達は、パパを羨ましいと言いながら、去っていった。

お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジに戻ろうよ」
ボク等は、お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジに戻る。

温泉に転移、パパの造った温泉に入れる様に転移魔法陣を設置していた。
温泉に入ってから寝る。

「いよいよ始まるね」
「私達に敗けは許されません」
「だいすけ様の名に恥じない勝ち方で、完全優勝を目指しましょう」
「ウナも頑張る」

目立ちすぎず、文句をつけられないように、(1分以内を目標で、)勝利する。

「おやすみなさい」
「おやすみなさい、アメイヤ」
「おやすみなさいです」
「おやすみ」
「おやすみなさい」







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