【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(96)さ迷い人

(96)さ迷い人



時間が、少し戻って
~ 紅side ~
「見えました、試練の塔オルドルタワー
「流石、速いわね」
試練の塔オルドルタワー側の闘技場へ降りた。
その場で、人化せず飛翔一旦離脱

町から離れ、森の中で人化。そこから走り、試練の塔オルドルタワーへ。

既に、ラビルさんは、試練の塔オルドルタワーへ入塔していた。

 * * * * * *
~ ラビルside ~
試練の塔オルドルタワーか…、私一人じゃクリアは無理でしょうね」
「ようこそ、試練の塔オルドルタワーへダニ。案内人のオルドルダニ」

「オルドルに質問するために態々来たの、お願い答えて」
「王都センターの冒険者ギルドの本部の1階の闘技場管理者のオルドルが、消えたの、理由解る?」

「…、普通は答え出来ない事ダニ。でも、今回はオルドルも驚いたダニ、だいすけさんの事ダニ?」
「!? そう、だいすけさんの事、何か知ってるの?」
「だいすけさんは、さ迷い人****になったダニ」
「え? だいすけさんは、迷い人***だったのは知ってるわ、『さ迷い人****になった』ってどういう事?」

「だいすけさんは、異空間に飛ばされたダニ。 闘技場だった世界の管理者オルドルが消滅し、この世界との繋がりを保てなくたった闘技場ごと、異空間に飛ばされたダニ。異空間をさ迷っているダニ。さ迷い人****になったダニ。」
「よく理解出来ないのだけど、オルドルが消滅って?だいすけさんが、オルドルを消滅させたの?」
「詳しくは解らないダニ、オルドルはオルドル同士意識の共有をしてるダニ、だいすけさんが闘技場へ来たのは事実ダニ」
「意識の共有…、だいすけさんが、本部の闘技場へ来たのね、それから?」
「だいすけさんは、だいすけさんと戦っていたダニ、だいすけさんが四人になってたダニ。」
「よく解らないけど、だいすけさんが四人(残像かしら?)になって、戦っていたのね…。だいすけさんは、どうしたの?」
オルドルは首を横に振る
「解らないダニ」

「だいすけさんは、帰ってこれるの?」
オルドルは首を横に振る
「解らないダニ、初めてダニ。こんなこと。」

「退塔して」
「一度、中へ入るダニ」

門の中に入り直ぐ、退塔した。


退塔すると、紅さんが待っていた。
中でのオルドルの説明を話す

「センターに行きましょう」
「アメイヤも向かってますし」

私は、また紅さんに乗り、センターに向かった。


 * * * * * *
~ アメイヤside ~
ジ・ザパードのギルマスギムさんの忠告通り茶屋で休憩、新たな情報は無い。
ママ達からの念話でも進展は無い。
ボクの『ロケートアイ』もパパを見つけられない。
腕輪や指輪はパパの居場所を示さない。

同日、16時王都センターに到着
ジ・ザパードから8時間で、王都センターに到着、ギルド本部で驚かれた。

◆冒険者ギルド本部◆
〈ギルマス室〉
「アメイヤちゃんも転移使えたりする?」
「リモートさん、使えたら、もっと早く来てます」

「やっぱり、走ってきたの?」
「はい」
「6日の距離を4歳で走破、それも8時間で…私には出来ない…いや、したくないなぁ」

「あっ、それとアメイヤちゃんが見つけた盗賊の隠れ家の件、全員捕らえたよ、報酬は、冒険者カードに後日入金されるから」
「普通は、現金払いなんだけど、アメイヤちゃんは、まだ4歳だからね。カードに入金になる」
「それは、構いません。」
「遺体も回収されたって、行方不明になってた冒険者で、きちんと埋葬さるれよ」
「お願いします」


コンコン
「ラビルさんと、紅さんがおみえです。」
「どうぞ」

ガチャリ
「こんばんは、リモートさん」
「こんばんは、リモートさん、アメイヤちゃん、頑張ったね」
「ママ、ママも来てたの?」


「アメイヤちゃんも、揃ってるなら、私がオルドルから聞いた話をするわね」

ラビルさんは、ギルマスリモートさん、ボクに話してくれたが、理解できなかった。

「オルドルの消滅? だいすけ君が、転移で闘技場へ来たのは解ったけど、その後が…、だいすけ君が四人って?」
「パパは、分身が使えます。四人に分身してたんだと思います。」
「分身? だいすけ君が四人になったら、そんなんで魔力が解放されたんだとしたら、無くなるかもね。闘技場」

「リモートさん、オルドルは使役されてたの?」
「違うよ、オルドルはギルドの本部になった、この建物に初めから付与されてたんだ。」
「付与? 建物に魔物が?」
「魔道具に…剣に炎が付与されてるみたいに、ギルドの本部にあの魔法陣が初めから付いていた、そしてオルドルも、それはギルドの開設された歴史の始まりからずっとだよ」
冒険者ギルドの本部の開設、5000年以前…正確には解らない

「じゃあ、この本部の建物は築5000年以上?」
「知らなかった? そうだよ」
「きれいですね、5000年以上には思えません」
「魔法と、手入れの賜物?かな」

「だいすけ君が、闘技場を使えなくしてしまって困ってる、実際には普通のバトル場と変わらなくなったから、使えない訳じゃ無いけど、魔法は危険だし、観覧席からも黙視でしか、観覧できなくなってね。真剣勝負なら死んでもおかしくない、改めてオルドルの凄さも実感したよ」

「誰がこの建物を造ったかなんて解らないの?」
「神様じゃない? 人為の範囲を遥かに越えてるし、記録ではこの建物のブロックを模して1つ造るのに土属性魔法を使う魔法使い100人、それに壊れないように加工をするのに魔法使い100人、20日以上かかったって記録があるんだよ。この建物にいくつブロックが使われてると思う? 今より、効率よく魔法が使えるような技術が5000年も前にあったとは思えない。神の仕業としか説明できないよ」

「神様? 教会、大聖堂に行ってみない、ママ」
「神様に会えたら、パパの事解るかもしれないよ。」
「あっ、そうね。大聖堂行ってみましょう」
「どういう事なかな?」
「神様に会ったの?」
「え?あ…、うん、パパと一緒に行ったときに、ランドセル貰ったよ」
「初耳だね」
「私は、指輪も…。」
ママが、左手を出す

「神様に指輪とランドセルを貰った?」
「もしかして、みんな?」
「うん、ウナもランコママもビューティーさんも」

「その他に手がかりは無いの?」
「みんなで行ったのは、召喚の館に行きました」
「娼館の館? コホン、そっちは私が行こう、アメイヤちゃんには早いよ」
「勘違いしてませんか? 召喚ですよ、娼館じゃないですよ」


「わ 私も一緒に(大聖堂)行ってもいいかな? 忙しいんだが仕方ないね、だいすけ君の為だ」
「私も一緒にします、本当に大聖堂に行くのか確かめます」
リモートさんと、ラビルさんが、一緒に大聖堂に来ることになりました。





リモートさんは、ラビルさんに腕をとられてました。仲が良いみたいです。

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